文芸広報:2000年08月分


目次



文芸広報:2000年08月分


文芸広報:2000年08月01日号

> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
> ☆ キャラ化によるエピソード作成 ☆ あなた自身をモデルにした人物を
> つかって、もうひとつの日常を遊んでみませんか? 
> どんな話になるかはつぎのURLで!     http://kataribe.com/HA/06/P/
> 実際の進行は 語り部メーリングリスト <URL:http://kataribe.com/ML/> 
> にて開催中です。                            ** 毎日何話も進行中!! **
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 情報の山の中に埋もれた創作文芸物を発掘し、読むことを楽しみたい人々へ
の指針となることを目的とする、オンライン創作文芸の宣伝告知サービスです。
 創作小説、イラストストーリー、小説を書くうえでの論考、ネットワーク利
用の共同創作、詩などを取り扱っていきます。


ちょっと一言

 猫は冷房に弱い。パソコンは冷房がないと落ちる。人間はあってもなくても
平気なので、困ったものです。


いー・あーるの短詩劇場:無題

 己の罪を全て背負い
 いつもふりかえってながめねばならないなら
 いったい誰が前を向いて歩けるだろう

 己が全て悪いのだと
 判断全て間違っているのだと
 その足元は己が歩くところ皆底無し沼だといわれて
 いったい誰が歩けるだろう

 ずぶずぶともぐるにまかせて
 ふみ出す足は泥にとられ


 ここは地獄の一丁目
 鬼なら通れる
 人にはなるな



新規登録・更新の宣伝告知

 あなたの創作文芸関連ページの告知が、
	http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/crenovel/CRE_N_CM.html
 に書き込むか、 sf@cre.ne.jp へとメールで紹介するページのURLとタイト
ル、紹介文を送付することで行なえます。

 今回掲載されたかたでも、個別の作品についてや更新情報などを再度登録し
た場合にも、ちゃんと告知させていただきます。最初はページ全体の告知で良
いわけですが、新着小説ができるたびに告知していっていただけますと読み手
にも書き手にも便利だと思われまから。
 ページ全体に関する宣伝を継続的に掲載したい場合には、順繰り載せる予定
の五行広告という手もありますので、 sf@cre.ne.jp までお問い合わせくださ
いませ。


	http://www.nsknet.or.jp/~bzw01202/
	リレー小説とテーマ館のMIG /  しのす
 テーマで小説を書く第34回テーマ館のテーマは「機械仕掛けの……/人造人
間(アンドロイド)」で8/30まで募集中です。
 リレー小説は人気の榎本警部補ミステリリレー第5弾が進行中です。今回は
薔薇でいっぱいの雪の山荘テーマです。是非参加してください。



文章研鑚メーリングリストのご案内

 読みたくなる文章を書くための修行の場、読みたくなる文章を書くための方
法論の検討の場をもうけ、インターネット上における文章技術、とくに創作小
説の技術向上を図るために設立しました。

	http://www.cre.jp/ML/bun/
 に案内文や規約・ログがおいてあります。
 bun-ctl@cre.ne.jp にたいして
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 と書いてメールを出せば、参加できます。メールに題名は不要です。



語り部総本部作品告知

 ** 一行からできる創作、試してみませんか? **
	http://kataribe.com/
	語り部総本部
 TRPGをコアにした創作コミュニティ"語り部"では、各種のおはなしを量産し
ております。そのうちのおもだった新規登録作品の告知を、
	http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/kataribe/KATA_NEW.html
	語り部関連ページ新着情報
 より、こちらにも掲載します。

	http://kataribe.com/IC/01/P/IC01P002.HTM
	無限都市02エピソード002『教室放浪記』
 ある朝、いつもの入り口を開けると。これまでの教室の姿は、そこにはなかっ
た。
 ……扉のむこうがいつも同じだとは、思ってはいけません。――無限都市で
は。



TRPG.NET IRCサーバ #もの書き のご案内

 文章を書くことについて、いろいろと語りあう場所として、
	http://www.trpg.net/talk/IRC/
 に解説があります、 irc.trpg.net の独立IRCサーバ上に #もの書き という
チャンネルを常設しております。
	http://www.cre.jp/writing/IRC/write/
 よりログが自動公開されております。
 お気軽にご参加ください。

 連作短編の作り方の話題などで盛りあがりました。



いー・あーるの短詩劇場:月夜


 血管だけの花が

 珠玉を孕んでいる



文芸創作な一言:書けないから書けない

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 忙しいからといって書かないでいると。忙しくなくなっても書けなくなって
しまうんですよね。
 やはりこう、忙しいからこそ、こつこつ書いたりするのが、根気や気力や書
く習慣を維持するコツなのかも知れませんね。

> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
>                   ☆エリネ16歳、ただ今家出中!☆
>
> サイバラ電劇ネットでのリレー小説(ファンタジー)のログ公開中。
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> 電劇ネットにゲスト(SAIB0000)でログインしてもリレー小説閲覧できます。
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 ご意見・ご感想は、 sf@cre.ne.jp への電子メールにてよろしくお願いしま
す。たんにこのメールにたいして返信するだけで、感想などを書くことが可能
です。
 なお、当メールマガジンの内容は出典を明記すれば、引用は当然自由ですの
でご活用いただければ幸いです。

創刊: 1997年07月15日 発行間隔: 毎週火金曜日予定  X-Mag2Id: 0000000405
前回の発行部数: 539部
情報源とログ: 文芸広報    <URL:http://www.cre.jp/writing/maga/BK/>
登録・解除はこちらでもOK:  <URL:http://www.mag2.com/m/0000000405.htm>
企画・制作: 電網工房・匠 (sfこと古谷俊一) <URL:http://www.koubou.com>
発行者連絡先: sfこと古谷俊一<URL:mailto:sf@cre.ne.jp> ICQUIN: 6549565
配送: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 <URL:http://www.mag2.com/>
文書フォーマット: setext 準拠 <URL:http://www.age.ne.jp/x/sf/SETEXT/>



文芸広報:2000年08月04日号

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> ★☆ Net Novels News ☆★         オンライン小説の新作情報を貴方に!
> インターネット上に広く存在するオンライン小説のホームページから新作の
> 情報をまとめてお送りします。月一程度の特集記事では、独自の切り口でオ
> ンライン小説の紹介を行なっています。                毎週金曜日発行。
>                         http://www02.so-net.ne.jp/~inai-yo/magazine/
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ちょっと一言

 晴れているのに突発的に雨が降るような天気だと。
 自転車で本屋に出かける気持ちが、なかなか起きないんですよなぁ。



いー・あーるの短詩劇場:無題


 インスタントコーヒー入れて
 数学放り出して
 溜息ついたら おかしくなちまって


 ぼくらは今もきっと
 大手を振って生きているのにね



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	http://www.cre.jp/user/ER/
	いー・あーるのホームページ / E.R
 音は見えないと言うけれども。
 見えるからこそ観音という言葉があるのかもしれません。

 「調音師」更新しました。
 加えて、他愛の無い話、二編追加しました。
 宜しければ、どうぞ。



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 「大仏ロボ動く」の報を聞き、謎の組織(たぶん悪)は刺客を送り出す。



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 詩を書くことについてなどの話題で盛りあがりました。



いー・あーるの短詩劇場:世界


 世界から身を守れ


 手をのばせば狂気

 扉をあければ日常



文芸創作な一言:ワープロからの回収

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 昔からワープロ専用機やパソコン上のワープロソフトを利用して、いろいろ
と書いていた人はいると思います。しかし、その資産を上手くいかせていない
ことも多いようですね。
 専用のフロッピーだから読めない、専用のデータ形式だから読めない。そう
いうことがむかしは良くあったわけですが。対応している変換ソフトなどを利
用すれば、救出することができます。
 ベクターのサイトにDOS用のものなんかが色々とありますし、市販ソフトにも
いくつかあります。手間や金を少しかけても、貴重な過去の財産を救出するの
は、良いことじゃないですかね。昔の習作でも、後になるといろいろと思うと
ころがありますし。

> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
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>                                       TRPG語り部による共同創作実践中
>  読むだけの人も大歓迎。でも、読んでるうちに参加したくなるかもね☆ミ
> subscribe あなたの名前(Shun-ichi FURUTANI など英字で)
>  とだけ本文に書き kataribe-ml-ctl@trpg.net へメールを送れば参加可能
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文芸広報:2000年08月08日号

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>       ◎●◎ あなたの原稿・アイディアを本にします!! ◎●◎
> 文芸社は、あなたの原稿を本にします。 本屋さんに並べます。 原稿がない
> 方や未完成の方、書いても筆が進まない方には、当社が独自に開発した執筆
> メソッド(特許出願中)をご紹介します。 ジャンルは問いません。
>  Mail: kawahatsu@bungeisha.co.jp HP: http://www.bungeisha.co.jp/
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ちょっと一言

 BookOffの電子店舗もできるのですね。
 http://www.ebookoff.co.jp/ ですが。
 入手不能な本が検索して買えるのは、楽でいいけど……。



いー・あーるの短詩劇場:予感


 友人を裏切る未来をもつ奴が

 友人との別れにおびえる



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	http://www.ne.jp/asahi/flora/rosewater/
	言葉の花束 /  阿月 真理絵
 阿月姉妹がお届けするハイセンス絵本。名画に合わせて古今の名言、詩やエッ
セイなどを掲載。目と心の保養にどうぞ。多彩なサイトです。


	http://roukai.hoops.livedoor.com/
	陰陽師工房 /  老獪な陰陽師
 巷で流行っている「癒し」と相反するハードロマン小説集。
 挿絵の3D-CGも70枚以上。内容は……ちょっと過激です (^_^;)



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	http://kataribe.com/HA/06/P/4/HAP06407.HTM
	狭間06エピソード『瑞鶴での会話』 /  E.R
 それは、遠い昔のこと。
 まだ、話を書くたびに、手が震えていた頃のこと……

 ………電子層の奥から発掘されてしまったものです。
 平塚花澄の初登場エピソードです。
 お目汚しですが、どうぞ。


	http://kataribe.com/KM/01/N/KM01N002.HTM
	影歩む街小説002『コンビニでの風景』 / E.R
 妖怪達が出会うこと。
 それは別に、劇的でもなければ非日常でもありません。
 ……こんな風に。

 斧淵雨海の日常風景です。



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 "夜に翔る翼"をお題に、色々と考えてみたりしました。
 また、ライトノベルの受ける理由、ジュブナイルの典型、その他の話題でも
盛りあがりました。



いー・あーるの短詩劇場:幸福論


 不幸を語る奴ほど

 幸福な奴はいない



文芸創作な一言:大上段な説教のよしあし

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 人生についての大上段な説教とか思いとかをぶつけるのは。感情移入できる
主人公がする分には、これは快楽なんでないかなと思います。偉くなった気に
なるというか、ね。
 たたじ、その内容に賛同できなかったり、そもそも感情移入できてなかった
りすると。とたんに覚めてしまうという危険性がありまして。
 そのあたりのさじ加減が、エンターテイメント的にも難しいんでしょうね。


> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
> 週刊創作文芸情報告知メールマガジン文芸広報では、あなたの創作文芸系の
> ページや作品の五行宣伝を募集中です。毎号順番に数個、このようにメール
> 内に挿入します。形式は一行は70桁(ただし先頭二桁は引用符と空白を入れ
> る)と考えて五行です。商品・商店の広告も可能です。
> http://www.cre.jp/writing/maga/BK/         文芸広報 案内ページ
> --------------------------------------------------------------------

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創刊: 1997年07月15日 発行間隔: 毎週火金曜日予定  X-Mag2Id: 0000000405
前回の発行部数: 536部
情報源とログ: 文芸広報    <URL:http://www.cre.jp/writing/maga/BK/>
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企画・制作: 電網工房・匠 (sfこと古谷俊一) <URL:http://www.koubou.com>
発行者連絡先: sfこと古谷俊一<URL:mailto:sf@cre.ne.jp> ICQUIN: 6549565
配送: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 <URL:http://www.mag2.com/>
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文芸広報:2000年08月11日号

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> TRPG専門の日刊ニュースメールサービス 語り部日報
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> 毎日、TRPG汎用の各種情報提供を行うと同時に、創作TRPG語り部についての
> サポートを提供します。(TRPG.NET提供)                      姉妹誌案内
> http://kataribe.com/KN/                          語り部日報 HomePage
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ちょっと一言

 13日〜16日は、まぐまぐが盆休みです。そのため、15日号は休刊します。
 ただし告知数によっては、15日号を17日に出すかも知れません。


いー・あーるの短詩劇場:無題


 静かですね

 短いですね

 狂ってますね

 愉快ですね



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	http://www.d5.dion.ne.jp/~itabashi/
	余暇学研究所 /  板橋三十郎
 はじめまして。ヒマに任せて、相手を問わず創作活動を支援する余暇学研究
所です。
 サイトの開設から一ヶ月。自分の創作活動を支援するということで、告知さ
せていただきます。まだまだコンテンツは揃っていませんが、これからがんばっ
て更新する所存。楽しみにしてくだされ。ラインナップは以下の通り。
・デタラメ伝奇アクション『崩拳の真歩ちゃん』(連載中)
・他、短編二編など。
・無差別創作支援日記『余暇日記』も連載中
 ヒマなら見てね、がキーワード。あなたの余暇に、役立ててください。


	http://www.asahi-net.or.jp/~TN4S-NRT/
	電気羊は夢を見る  /  今西
 創作文芸ホームページ「電気羊は夢を見る」では毎月テーマを決めて、皆様
からの作品を募集させていただいております。
 今月8月のテーマは「電気羊的耳袋」です。
 詳しくはホームページにてご確認ください。

 また、只今特別企画「賞に出しまショウ!」参加者様も募集中です。
 こちらもあわせてよろしくお願いいたします。



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	語り部関連ページ新着情報
 より、こちらにも掲載します。

	http://kataribe.com/KM/01/N/KM01N003.HTM
	影歩む街小説003『稲荷……禁足地』 / E.R
 弓弦も、時には緩めねば切れるように。
 ほんの数時間、深く眠るときが必要でしょう。
 妖怪にも、人間にも。
 斧淵雨海の風景です。


	http://kataribe.com/KM/01/N/KM01N004.HTM
	影歩む街小説004『闇の中で』 / ぼ〜みん
 一滴たりとも無駄にしてはいけないのです。
 生きて行くために。

 樹木子(じゅぼっこ)と呼ばれる吸血樹の化身、若月栞の一風景です。



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 突発的に一行リレー小説が動いて見たりしました。
 また『竜と勇者』や『夜に翔る翼』テーマでの創作について、実作の途中で
の検討などの話題で盛りあがりました。葛藤の描写関係などもありました。



いー・あーるの短詩劇場:夏、その二


 虹のかけらが

 茜色の雲にくっついて


 ……多分あそこではまだ雨が降っている……



文芸創作な一言:知らないところを観察しよう

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。


 自転車でいつも行かないところに出かけてみると、ひさしぶりに眺めるいろ
んな光景に、発想が刺激されました。
 感動を得たいというか、あらたな発想を得たい時には。いつもの場所でない
別の場所をうろうろしてみるのも良いものですね。
 別に実体験に限らず、オンラインでもそうですよね。いつものパターンでし
かものを見ていないと、どうしても頭が固まってしまう。創作をしたいならば、
いろいろとアンテナはひろげないとね。

> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
> 想像力、あまっていませんか? |  大好きな小説の登場人物といっしょに
>                | 活躍したい、自分の夢見る世界でみんな
>  もうひとつの世界への扉   | と楽みたい、そんなあなたに送りたい。
>  「語り部」が提供します   |『ほんとうのRPG、試してみませんか?』
> http://kataribe.com/                                    語り部総本部
> --------------------------------------------------------------------

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創刊: 1997年07月15日 発行間隔: 毎週火金曜日予定  X-Mag2Id: 0000000405
前回の発行部数: 538部
情報源とログ: 文芸広報    <URL:http://www.cre.jp/writing/maga/BK/>
登録・解除はこちらでもOK:  <URL:http://www.mag2.com/m/0000000405.htm>
企画・制作: 電網工房・匠 (sfこと古谷俊一) <URL:http://www.koubou.com>
発行者連絡先: sfこと古谷俊一<URL:mailto:sf@cre.ne.jp> ICQUIN: 6549565
配送: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 <URL:http://www.mag2.com/>
文書フォーマット: setext 準拠 <URL:http://www.age.ne.jp/x/sf/SETEXT/>



文芸広報:2000年08月15日号

> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
>    ◆◆小説界のKOF98、鉄拳3「5KBのゴングショー」◆◆
> 投稿小説対決コーナーゴングショーはサイトのTOPに対戦2作品の冒頭を
> 載せ、読者が読んだ数と投票した数でポイントを競います。
> 詳しくは下記URLで。
>             http://www.asahi-net.or.jp/~ZL7Y-AOK/gong.htm
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 本号より、『銅大の読書万歳』と題しまして、書籍雑談所などでも活躍して
おられます、ライターの銅大さんによります、創作者向けの視点での読書案内
が掲載されることになりました。
 既に三号分の原稿をいただいております。仕事がはやいというのは、ライター
として素晴らしいことですよね。〆切前に書く能力、大切だよなぁ。



いー・あーるの短詩劇場:無題


 心に浮かぶ

 たくさんのたくさんのセリフ

 
 なくなってしまえ


 なくなってしまえ



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た場合にも、ちゃんと告知させていただきます。最初はページ全体の告知で良
いわけですが、新着小説ができるたびに告知していっていただけますと読み手
にも書き手にも便利だと思われまから。
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いませ。


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	Real&Romantic / ナカタセイジ
 はじめまして。以前からトライしてみたかった自作小説公開HPに、ようやく
こぎつけました。SF(と、いう語を使うのは、なんだかおそれおおいですが)中
心に、ぼちぼちやっていきたいと思います。
 お時間のあるときにでも、いちどチェックしてみて下さい。

 ** sfより **
 うまくまとまったショートショート群ですね。ネタは普通ですが、さらりと
読んで、なんとなく心におりを残す感じがあります。



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法論の検討の場をもうけ、インターネット上における文章技術、とくに創作小
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	狭間06エピソード1201『雨と猫とひげと』 /  BOBU
 雨の日に佐久間が見た「珍しいもの」とは。

 ベーカリーにおける日常的な風景。
 まぁ、世の中には色々なものがいるのです。


	http://kataribe.com/KM/01/N/KM01N005.HTM
	影歩む街小説005『かささぎの橋』 / E.R
 人の間に、幾度も幾度も掛けられる橋。
 想いを渡せられればそれは渡したほうは楽でしょうが……

 七夕前日の、斧淵雨海の風景です。




銅大の読書万歳:バナナワニプリンセス


作品名:『バナナワニプリンセス』
著者名:人魚蛟司(ひとおこうじ)
出版社:ビクターブックス/ビクターエンタテインメント株式会社
定価:850円
ISBN:4-89389-132-4
初版:1996年10月28日

 いきなり第一回から入手困難っぽい作品の紹介である。
 決してこれはコレクター的な精神からではなく、この作品が正当な評価をさ
れないまま消えるのは惜しいという、本読みの性から来ていることを、言い訳
がましく述べておこう。

 この話を一言で説明すると──

「バナナワニパークの従業員が、世界の危機を救う物語」

──である。

 いや、冗談ではなく。マジで。
 それも、適当などうでもいいような世界の危機ではなく、本当に世界がヤバ
イのである。んで、それを救うのがバナナワニパークでバイトをしているごく
普通の高校生だったりするのである。

 こう書くといかにもイロモノっぽい話のように思えるかもしれない。
 事実、作品のネタはイロモノと言っても良い。だが、話の展開のさせかたや、
世界の危機が次第に明らかになっていく様は実にロジカルで、納得のいくもの
になっている。
 決して筆の赴くままに書き殴っているのではなく、きちんと構成立てて作品
を書いているのだ。
 そこそこに質の高い逸品である。ヤングアダルト系の小説を書こうという方
はぜひ参考にして分析してみていただきたい。

銅大(あかがね だい):週末ライター
著者ページ: 銅大のRPGてんやわんや http://www.trpg.net/user/akagane/



TRPG.NET IRCサーバ #もの書き のご案内

 文章を書くことについて、いろいろと語りあう場所として、
	http://www.trpg.net/talk/IRC/
 に解説があります、 irc.trpg.net の独立IRCサーバ上に #もの書き という
チャンネルを常設しております。
	http://www.cre.jp/writing/IRC/write/
 よりログが自動公開されております。
 お気軽にご参加ください。


 子どもの一人称、文章鍛錬MLの再利用、その他市販作品の分析などの話題で
盛りあがりました。



いー・あーるの短詩劇場:秋夜


 未来へ進めば進むほど

 過去はきれいになるね


 12番目の月が白い

 あさってには白銀になるかもね



掲示板より

	http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/crenovel/
	創作小説座談会
 などより、最近の内容について。

	http://www.cre.jp/book/log/BOOKFREE/002.html
	書籍雑談所 LOG 002
 として2000年02月05日から2000年08月12日までのログを切り出しました。



文芸創作な一言:詩の鑑賞方法

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 詩の鑑賞方法というのは、色々あるとは思いますが。なにも考えずに読んで
るだけでは、なかなか楽しめないもののような気がします。
 作者はなぜこのように書いたのだろう、これは私にとってどんな意味を持つ
言葉なのだろう。そんな感じに、本文を数倍したくらいの自分なりの解釈を作
り上げる。それができると、いろいろと死を読むのも楽しくなるような気がし
ます。
 むろん、そうして得たものは、書き手の考えから離れた、自分だけのものに
なったりするわけですけどね。それが、面白いと。
 さらに、その感じた心から生まれた言葉を、詩にしてみるというのも。面白
いものですよね。

> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
>       オンライン生まれ、オンライン育ちのオンライン作家として、
>           オンラインで生きる道を、いざ、拓かむ!
>     『大食い姫』 『アトミック・ビーチで抱きしめて』 『八方天』
>         ☆うきうき書房 On-Line:電子書籍見本/即売市☆
>           http://homepage2.nifty.com/ukiuki/
>--------------------------------------------------------------------


奥付

 ご意見・ご感想は、 sf@cre.ne.jp への電子メールにてよろしくお願いしま
す。たんにこのメールにたいして返信するだけで、感想などを書くことが可能
です。
 なお、当メールマガジンの内容は出典を明記すれば、引用は当然自由ですの
でご活用いただければ幸いです。

創刊: 1997年07月15日 発行間隔: 毎週火金曜日予定  X-Mag2Id: 0000000405
前回の発行部数: 536部
情報源とログ: 文芸広報    <URL:http://www.cre.jp/writing/maga/BK/>
登録・解除はこちらでもOK:  <URL:http://www.mag2.com/m/0000000405.htm>
企画・制作: 電網工房・匠 (sfこと古谷俊一) <URL:http://www.koubou.com>
発行者連絡先: sfこと古谷俊一<URL:mailto:sf@cre.ne.jp> ICQUIN: 6549565
配送: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 <URL:http://www.mag2.com/>
文書フォーマット: setext 準拠 <URL:http://www.age.ne.jp/x/sf/SETEXT/>



文芸広報:2000年08月18日号

> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
> 1995年1月6日。バブル崩壊もなく栄華を謳歌していた日本の首都東京に一
> 発の核爆弾が投下された。混乱、そして崩壊。国家は寸断され、いくつもの
> 勢力が外国の力を借りた地方政権として群居する、内戦の国と化した日本で
> 生きるありふれた人々は……。
> 【霙の街】                  http://kataribe.com/MM/
> --------------------------------------------------------------------

 情報の山の中に埋もれた創作文芸物を発掘し、読むことを楽しみたい人々へ
の指針となることを目的とする、オンライン創作文芸の宣伝告知サービスです。
 創作小説、イラストストーリー、小説を書くうえでの論考、ネットワーク利
用の共同創作、詩などを取り扱っていきます。


ちょっと一言

 PSネットワーク「DelphiマガジンVol.12」ISBN4-939049-12-4
 に「常時接続時代のライフスタイルの変化を見据えた戦略」というエッセイ
を書きました。雑誌のページは http://dmj.psnet.ne.jp/ です。
 大阪八尾市のほうで個人事業で出版を続けておられるかたの出してる雑誌で、
むかしパソコン通信でお世話になっとりました。こつこつ頑張って実績を上げ
ていて、私も頑張らないとな、などと思ってしまいます。



いー・あーるの短詩劇場:狂気


 狂っていると言う程狂ったのはあたしのせいだけど

 狂っていると口に出せなくて狂ったのはあたしのせいじゃない



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	http://ruly.tripod.co.jp/
	ある街の図書館 /  ruly
 やっと公開しました。
 恋愛について感じたこと、体験したことなどをもとに書いています。
 未熟者ですのでつたない文章ですが、読んでいただいた方の感想を寄せてい
ただけるととっても嬉しいです。
 まだ、内容もうすめですが、どんどんアップしていく予定です。
 あなたのご来館をお待ちしています。

 ** sfより **
 まだ少ししかありませんが。体験を昇華して、文字にすること。その面白さ
というのかな。
 ふーん、こんなこと考えたりするものなのか、などと考えながら読んでしま
いました。するすると読みやすい文体の、告白調の散文詩、という印象です。



	http://www.cre.jp/user/ER/
	いー・あーるのホームページ / E.R
 「夜を翔る翼」で、連想するもの。
 ……力であり、孤独であり、握り拳。

 「炎流」更新しました。
 また、雑感積片として、短詩を集めてみました。今のところ、やはり同じテー
マから出てきた「ふりいだむ」が載っております。

 宜しければ、どうぞ。

 ** sfより **
 本誌短詩劇場に寄稿していただいております、いー・あーるさんのページで
す。夜を翔る翼、は IRC の #もの書き にてでたお題で、このお題でいろいろ
とまあ書いてみよう、ということをやっているわけですね。
 おなじ言葉から受けるイメージや発想の、人による違いがみえてきて、いろ
いろと面白いですね。



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	http://kataribe.com/KM/01/N/KM01N006.HTM
	影歩む街小説006『猫又……雪風のお銀』 / E.R
 妖にもいろいろな出自があります。
 猫にも様々な想いがあります。

 猫又のお銀の誕生話です。



銅大の読書万歳:よろずや平四郎活人剣 上・下

作品名:『よろずや平四郎活人剣 上・下』
著者名:藤沢周平
出版社:文春文庫/株式会社文芸春秋
ISBN :4-16-719213-6(上巻) 4-16-719214-4(下巻)

『よろずや平四郎活人剣』(藤沢周平)

 1998〜9年にNHK総合で放映された「新・腕におぼえあり」の原作。
 単純に時代劇として読んでも面白いのだが、RPGのキャンペーンの演出や自
分で小説を書くときののためのお手本としてもなかなか。
 殺伐とした話はほとんどないので、ダーク系の時代劇はダメという方にもお
勧め。
 ちなみに時代は天保の改革の頃。遠山の金さんと同時代で、作品世界から25
年後には江戸時代は終焉を迎える。維新に活躍する連中はまだ子供だった。

 基本構成は短編の連作で全24話である。

 主人公は目付の弟で浪人者である。
 主人公は日銭を稼ぐために『よろず揉め事の仲裁』を看板に出し、江戸に住
む人々のトラブル・シューターとして活躍する。基本的に1話に1件の揉め事
処理が話の中軸となる。
 主人公にはかつて婚約した娘がおり、その消息がしだいに明らかになる。と
同時に、恋心も再燃する。
 江戸市井の人々相手の仕事とは別に、主人公は兄(目付)の手伝いをする事
もある。兄は天保の改革を進める老中水野忠邦とは別の派閥に属しており、同
じく目付の鳥居耀蔵(後の江戸町奉行)と対立している。

[登場人物]

主人公:神名平四郎(かんな−へいしろう)/24才
 腕も立つが弁も立つ浪人者。知行千石のそれなりの格式がある旗本の子弟で
あるが、妾腹の末弟ということもあって家から出た。
 家や兄への反発から、身分にはこだわることのない鷹揚な人間となっている。
長屋暮らしもまったく苦にせず、暇な時は寝転がって鼻毛を抜いて過ごす。

平四郎の兄:神名堅物(けんもつ)/40代半ば
 堀田老中の派閥に属する目付(旗本サムライの監察役)の一人。真面目な人
間で、弟に度々苦言を呈する。自分の仕事をムリヤリ手伝わせたりもする。

平四郎の兄嫁:里尾/40代
 神名家の中で数少ない平四郎の理解者。優しく明るい女性で、平四郎にとっ
ては母親代わりでもある。

友人/真面目:北見十蔵/30才
 寺小屋の先生をしている浪人者。剣の腕は立つ。寡黙で真面目な人格者。
 友情にも厚く、得難い人物。

友人/調子者:明石半太夫/40才ぐらい
 恰幅も良く見てくれは堂々たる人物だが、けっこうな食わせ者。特に金には
汚く、友人だろうが平気で騙してしかも平然としている。

敵/強請屋:桝六/じじい
 平四郎と同じく揉め事を飯の種にしているが、こちらは脅しの請負人である。
 平四郎が金にならない仕事ばかりしているせいで2回しか登場しないが、
実にタフで印象的な老人である。

敵/剣豪:奥田伝之丞/主人公と同年代?
 鳥居耀蔵配下の剣豪で、平四郎と並ぶご剣の腕の持ち主。障害になると思え
ば平然と人を斬って捨てることができる非情な男。黒鋤(現代で言うところの
戦闘工兵か?)あがり。

かつての婚約者:早苗/20才
 5年前に、平四郎の婚約者であった女性。大人しいが芯の強いタイプで、平
四郎にとっては初恋の人。家がお取り潰しにあって婚約話は流れてしまった。

 キャラの立ち具合も配置もなかなかよろしい。
 序盤の幾つかの話を紹介してみよう。

◆辻斬り
 冒頭いきなり、友人の明石が預かった金を持ったまま夜逃げしてしまい、彼
と一緒に道場を開くつもりであった平四郎と北見が困惑するところから始まる。
 その後、平四郎の境遇についての解説があり、道場を開くつもりで家を出た
平四郎はとりあえず日銭を稼ぐために『喧嘩五十文口論二十文、とりもどし物
百文、よろずもめごと仲裁つかまつり候』という看板をあげるが、当たり前の
ように客が来ない。
 困っているところへ、兄の堅物がやってくる。辻斬りをしている旗本がいる
のだが、表沙汰にできない。お前が代わりに懲らしめて辻斬りをやめさせろと
命令する。ついでに金2両を渡されたので、平四郎気はすすまないながらも、
辻斬りを峰打ちして刀を取り上げる。

◆浮気妻
 夜逃げした明石を見つけるが、金は戻ってこない。代わりに、明石に仕事を
斡旋してもらう。ある人妻が、若い男と浮気をしてしまうのだが、その相手が
ヤクザ者で金そせびられて困っているというものである。
 平四郎は手切れ金の5両をもって浮気相手の男のところに話をつけにいくが、
ケンカになる。あっさりと男をのしてしまい、
「これで話はついた。な、野暮は言わんことだ」
 とかいってちゃんと5両渡してやるところがカッコいい。
 仕事の後、兄に呼ばれて堀田老中に会い、何やら幕府内部の権力抗争の一端
が垣間見られる。その帰り道に、鳥居配下の剣豪(奥田)と出会い、刃を交わ
す。

◆盗む子供
 兄嫁からかつての婚約者である早苗を町で見掛けたと聞き、平四郎は心を騒
がせる。
 その後相変わらず仕事はないが、北見の知り合いから、子供を欲しがってい
る孤独な老人を紹介される。平四郎は、町で見掛けた手癖の悪い餓鬼を老人に
押し付けて手間賃をもらう。その後、老人は子供の手癖の悪さに手を焼くが、
逆に「この子を躾るのはオレの仕事だ」と思っちゃって張り合いが出てくるよ
うになる。その様子を平四郎がこっそりうかがって(やはり良心が咎めたのだ)
安堵する場面がある。
 兄の仕事を手伝っている際に、鳥居配下の剣豪と二度目の接触あり。

 とまぁ、こんな感じで話はすすむ。必ずしも切った張ったの立ち回りばかり
ではない。酔っぱらったオヤジが酔っぱらったままどっか行っちゃったので、
とっつかまえに行く話なんかもある。
 この作品のポイントは、そういう庶民の生活臭にある。どんな脇役だろうが
生活があり、それなりの人生があるのである。
 そういうのをきちんと書くかどうかが作品世界のリアリティにつながってく
ると思うのだが、書きすぎれば今度は散漫になってしまう。
 やはり案配が難しい。こういったベテランの作品は、その点で参考になる。


銅大(あかがね だい):週末ライター
著者ページ: 銅大のRPGてんやわんや http://www.trpg.net/user/akagane/



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 想定読者層にあわせた文体・内容の必要性などの話題で盛りあがりました。



いー・あーるの短詩劇場:無題


 のんべんだらりっと日を過ごす


 ―――――――助けてください、これじゃ

        死ぬに死ねません――――――――



掲示板より

	http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/crenovel/
	創作小説座談会
 などより、最近の内容について。

	http://www.cre.jp/novel/log/CR_N_RON/004.html
	創作論 LOG 004
 として2000年02月07日から2000年08月11日までのログを切り出しました。



文芸創作な一言:批判より評価を

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 小説だなんだを公開して、感想を募集してみると。まずは感想が来ない。来
てもミスの指摘だったり。他の人に直接訪ねてみても、出てくるのは批判ばか
り、あとは楽しみにしてますくらい。というのは、良くあることだと思います。
……うちは感想すら来ないのに入ってますけど。
 でまあ、聞いてみると批判めいたものになりがちなのは、あるていど仕方の
ないことなんだとは思います。人間、良いところを見つけるよりは、問題点を
みつけるほうが得意なんだと思います。ためになる批評のできるような人材っ
てのは、創作のできる人間よりもずっと少ない、だれもが感銘を受ける作品を
書ける人と同じくらいに貴重な存在なのでないかと思うくらいです。
 まあ、そう言っていてもはじまりませんし。技量を磨くためには、他の人の
作品の欠点をみるのではなく、長所を理解し評価してみる。これもたいせつな
ことなのではないでしょうか。反面教師ばかり探していても、ダメなんじゃな
いかな。

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 なお、当メールマガジンの内容は出典を明記すれば、引用は当然自由ですの
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創刊: 1997年07月15日 発行間隔: 毎週火金曜日予定  X-Mag2Id: 0000000405
前回の発行部数: 541部
情報源とログ: 文芸広報    <URL:http://www.cre.jp/writing/maga/BK/>
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企画・制作: 電網工房・匠 (sfこと古谷俊一) <URL:http://www.koubou.com>
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文芸広報:2000年08月22日号

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ちょっと一言

 キーボードは消耗品ですね。
 壊れて一部のキーが使えないキーボードが三つ。
 一応つかえるがへたれてるのがひとつ。

 ……新しいの買わねば。



いー・あーるの短詩劇場:鬼


 すりガラスにがしゃりと

 こぶしをぶつける真似をする


 目の中に

 鬼が居る



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	Personal Computer MANIAX  /  Koumei/矢嶋光明
 はじめまして、Koumeiと申します。
 私のホームページでは、自作ソフトを中心に、アニメーション手話単語辞典
などを公開しております。このほど、小説に手を出してしまいました。

・古事記/天の岩戸のシーンを、アナウンサーが実況したり、ドラマ仕立てに
 したりしたものが、8編ほどあります。
・オリジナル短編として、SFっぽいショートショート(パロディかも)が3篇あ
 ります。
・勝手に続編として、ダーティーペアの漂流を解決しています。
 ぜひおいでください。

 ** sfより **
 パロディかもといってるのは、翻案的な感じかな。この方法自体は昔からSF
のとくにショートショートでは良くあったかも。この手のは、誤誘導が肝腎。
うまくのせられてしまうと、楽しいですね。硫黄島には、やられました。


	http://www.cre.jp/user/ER/
	いー・あーるのホームページ /  E.R
 超能力。
 異能。

 ………まあ、中にはこーいうざっけた能力もあるということで。
 「かなかな・さかな」更新します。
 野枝実となつのの、実は最初の話です。
 なお、他愛の無い話、雑感積片については随時更新しております。

 宜しければどうぞ。

 ** sfより **
 ああいう変な力を大真面目に繰り返し現状認識させる話ってのは。頭のいつ
も使わない部分をごりごりとえぐられるようで、奇妙な快楽がありますよね。
 続編はまた別の雰囲気(青春小説というか)だけど、「かなかな・さかな」単
体は大まじめな馬鹿話系SF短編、といった雰囲気かな。



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	http://kataribe.com/KM/01/N/KM01N010.HTM
	影歩む街小説010『盛夏』 /  不観樹露生
 気温が35度を越える日。
 妖かし達が出会ってしまったのは、偶然だったのでしょうか。
 それとも………

 鬼の中山優鬼と、猫叉のお銀のひとときの邂逅です。


	http://kataribe.com/KM/01/N/KM01N007.HTM
	影歩む街小説007『存在意義不鮮明』 /  E.R
 己が存在の是非について悩むのは、恐らく人も妖怪も同じことでしょう。
 何故、自分がここにいるのか。
 何故、自分が妖怪なのか。

 ……斧淵雨海の風景です。



銅大の読書万歳:O.ヘンリ短編集(一)〜(三)

作品名:『O.ヘンリ短編集(一)〜(三)』
著者名:O.ヘンリ
出版社:新潮文庫/株式会社新潮社
ISBN:4-10-207201-2(一)
   4-10-207202-0(二)
   4-10-207203-9(三)

 『最後の一葉』とか『賢者の贈り物』と言えば、誰しもが「ああ、国語の教
科書とかで読んだことがある」と答えるだろう。
 そのぐらい有名なO.ヘンリの作品だが、根強い人気の原因はどこにあるの
だろうか?

 まず『読みやすく分かりやすい』というのがあげられる。

 これは重要なポイントである。
 どんな作品でも、読んでもらえなくては意味がない。そして、読みにくい作
品をわざわざ読むほど、現代の読書人は本に飢えていない。

 では、どうすれば読みやすく分かりやすくなるのだろうか?

 簡単な事である。
 登場人物の個性やその置かれた状況を作者の都合でコロコロ変えなければよ
ろしい。それぞれの話に登場する人物は、置かれた状況においてその個性に合
わせた言動を取り、そして結末を迎えるわけだ。
 「ナニを当たり前の事を」と思われるかも知れないが、それができていない、
あるいは途中で崩れてしまった作品も世の中には数多くある。特にシリーズ物
で。
 具体的な例としては『聖刻群狼伝』と『聖刻群龍伝』がある。千葉暁さんの
著作で、中央公論社からC-NOVELSの新書として発行されている。
 『聖刻群狼伝』がきちんとパターンを踏んで読みやすく分かりやすいのに対
し、『聖刻群龍伝』の方はどうにも話が散漫で読みにくくなっているのが分か
るだろう。話はずれるが、個人的に千葉暁さんの作品は好きなだけに、もうち
ょっと内容を絞り込んでいただければと残念でならない。

 さらにO.ヘンリの作品の多くが『読後感が良い』というのも見逃せない。

 やはり繰り返すが、現代の読書人の多くは読んだ後の後味が悪い作品をわざ
わざ読みたいとは思わない。スティーブン・キングのようにその道の大家にな
ったり、高見広晴さんの『バトルロワイヤル』のようにイク所までイッてしま
えば話は別だが。中途半端はよろしくない。

 その点で、O.ヘンリ短編集掲載の作品のほとんどは、市井に住む人々が一
所懸命に生き、そしてその行為が報われたり、または悪事のつもりが善行に変
わってしまったりして、それなりに爽快な終わり方をしている。

 あなたがまだこの作品を読んでいないのなら、是非読んで、そして考えて欲
しい。どんな要素が、この作品群を面白くしているかを。


銅大(あかがね だい):週末ライター
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いー・あーるの短詩劇場:無題


 手をのばしても もがいても

 どうやってもはずれない網の中にいる時


 ただどうしようもなくって空を見る



文芸創作な一言:組立はきちんと

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 つらつらと長編小説を読み漁っていて思うんですが。
 やはりこう、全体の組み立てや芯になる流れがびしっとしていないと、それ
なりにシーンや設定なんかがそれなりに楽しめても。残る印象が薄いですね。

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的にも体力的にもノルマ達成がたいへんになるため、遠出そのものをしなくなっ
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 時間のかかるものを、あらかじめ書きためていれば、良いんでしょうけどね。
なかなか難しいもので。


いー・あーるの短詩劇場:無題


 人間としてなっていなくても 生きなくちゃいけないから

 めんどくさいんだよな



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 根性悪もひっこみじあんもおりまして……

 猫又のお銀と鬼の中山優鬼の第一種遭遇風景です。

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	影歩む街小説011『給料日の千切りキャベツ』 /  E.R
 見事に切られた千切りキャベツは本当に美味しいのです。
 ……多少、貧乏くさい響きはありますが。

 日本刀の化身、村上細雪をも巻きこんでの一風景です。




銅大の読書万歳:龍騎兵1〜5

作品名:『龍騎兵 1〜5』
著者名:青木基行
出版社:歴史群像新書/株式会社学習研究社

 第一回に続き、かなりマイナーな作品。ジャンルを無理矢理に分けるとした
ら、『架空歴史小説』か? その中でも軍記物に分類するのが妥当だろう。

 小説として見た場合、格別に優れているわけではない。今でもたくさん出版
されている架空戦記小説とだいたい同レベルである。そもそも終わっていない。
5巻目で一応の区切りはついているが、あくまで第一部完ということで、打ち
切られたと見るのが妥当だろう。

 では、どこに紹介する価値があるかというと、その独特の世界設定にある。
 この世界では(どっかの歴史犯罪者が改変でもしたのか)漢帝国が、建国か
らわずか二年で匈奴(騎馬民族)の襲撃を受けて滅びてしまったのだ。
 我々の世界では四〇〇年あまりにわたって中華に君臨した漢帝国がである。

 結果として、中華は秦の始皇帝による統一を受ける前の群雄割拠の時代に逆
戻りしてしまう。そして、その分裂による影響はヨーロッパと東アジアの地位
を逆しまにするのである。つまり、呉王国がスペインやポルトガルのような海
外植民地経営を行い、日本がイギリスのような貿易国家になり、アメリカ大陸
(この世界では蓬莱大陸)への移民も行っているという世界になっているのだ。

 そして、この戦国な中国を舞台に『龍騎兵』が活躍するというのがこの作品
の骨子である。ちなみに作者はウォーゲーマーでもあり、軍記物としてはかな
り安心して読める。破天荒な作戦・戦術は登場せず、あくまで理詰めに物語は
進行する。
 逆に言うと、そこがまずかったんじゃないかという気もしないでもない。

 設定は面白い。
 キャラにも魅力はある。
 イラストは……作品世界には合っている。

 だが、一部のコアな軍事/歴史マニアをのぞけば、やはり一般の読者が望む
のは三国志演義のような豪快で爽快な作品なのだろう。

 つまり、はったりという奴である。

 当時ほとんど無名だった田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』がミリタリーやサ
イエンスの分野では間違いだらけ(ただし、その多くは作者が意図的に行って
いる)であるにも関わらず読者の圧倒的な支持を得られたのに、この作品はそ
うではなかった。

 ようするに、読者が求める物を作者は提供できなかったのだ。
 これでは『第一部完』で終わってもいたしかたない。

 自己満足だけでもOKの同人誌であればともかく、商業作品であればそれで
はダメだということだろう。
 それを良しとするか悪しとするかは別として。

 そういう点で、いろいろと考えさせられる作品ではある。


銅大(あかがね だい):週末ライター
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 下読みをやった経験の話、選考者による減点法と加点法の違いと作品評価の
難しさ、などの話題で盛りあがりました。



いー・あーるの短詩劇場:Last


 だってここにいるんだから

 しかたないでしょう?



文芸創作な一言:飛び抜けたことではなくできることを使う

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 小説などを書くうえで、題材や舞台、背景として、自分の知識のある分野を
活用するというのは、良く薦められていることです。
 土地勘がある地域を舞台にすれば細やかな描写もしやすいでしょうし。知ら
ない専門分野の人間を書くのは取材なしにやると、知識のある人間からそっぽ
を向かれかねませんし。また、知識のある分野であれば、いろいろとネタを拾っ
て来やすいというのもあります。
 しかし、その時に。他の人に比べて飛び抜けて得意なことを選ぶのは、危険
がつきまといます。なぜならば、その分野についてあまりに熟知していると、
調べなくてもさらさらと細かく専門的になり、普通のヒトには理解できないよ
うな用語を前提としたり、普通は知らないような知識を当然のものとして進め
てしまったりする危険が高まるんですよね。
 ですからまあ、もしかすると、自分の専門直接ではないものの、それなりに
知識はあるような周辺ジャンルを扱うとか。人並みに一応扱える程度のジャン
ルを使うとかしたほうが、読んで理解できるように書きやすいのかも知れませ
ん。
 細かいところは、頭の中になくても自分で調べられますし、ある程度の基礎
があるなら、調べれば理解できるでしょうからね。

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ちょっと一言

 発行が遅れていて申しわけありません。



いー・あーるの短詩劇場:寒月


 縁側から見る月はあたたかい



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 二十四番花信風。
 その一人一人が香を携えて駆けてゆくならば……

 「花信の香」、更新しました。
 「調音師」と、連続しております。

 宜しければ、どうぞ。

 ** sfより **
 音をあつめ、色を調整し……音を織りなした芸術を作る。そんな調音師との
であいのおはなし。現代ファンタジー、ですかね。


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	余暇学研究所 / 板橋三十郎
 まだまだ暑い日が続きますね。熱気にメゲずにがんばる余暇学研究所です。
・短編(ファンタジー×1)と超短編(ホラー……かな?×1)を補充
・全方位無差別創作支援日記『余暇日記』も更新中
 ヒマなら見てね、がキーワード。あなたの余暇に、活字をどうぞ。

 ** sfより **
 短編『騎士道』は、なぜこういう構成になっているかなど考えながら読むと
二度美味しいかも。日記では謙遜してますけど、かなり成功してると思います。



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銅大の読書万歳:終りなき戦い

作品名:『終りなき戦い』
著者名:ジョー・ホールドマン
出版社:ハヤカワ文庫SF/株式会社早川書房
ISBN:4-15-010634-7

 自身ヴェトナム戦争に従軍した事があるジョー・ホールドマンによる、異星
人との泥沼の戦争を描いたSF小説が、この『終りなき戦い』である。
 アメリカSF界でヒューゴー、ネビュラの両賞を取った事からも分かるように、
この作品の(SF界における評価はきわめて高い。

 SFというのは『法螺を吹く』物語であるが、この作品では大きな二つの法螺
を効果的に利用している。

 一つは、超光速航法の“コラプサー・ジャンプ”である。

 間違ってはいけないのは、超光速航法そのものは別になんだっていいことだ。
 ワープだろうが亜空間ジャンプだろうがフォールド航法だろうが、好きな奴
を使えばいい。
 ポイントはそれを使う事による制約と、制約が物語に与える影響にある。
 コラプサー・ジャンプの最大のポイントは、星から星へ飛ぶ時にむやみやた
らと客観時間を消費することだ。いわゆるウラシマ効果である。ちなみに主観
時間はゼロに近いので、登場人物は星から星へと移動する度に未来へと旅立つ
ことになる。
 それを如実に表しているのが章構成である。

 第一章:マンデラ二等兵(明記していないが1997年スタート)
 第二章:マンデラ軍曹(西暦2007年〜2024年)
 第三章:マンデラ少尉(西暦2024年〜2389年)
 第四章:マンデラ少佐(西暦2458年〜3143年)

 このように、章を追うごとに時代は大きく変化し、世界は主人公たちの知っ
ていたものからかけ離れていく。
 特に、第二章後半で20年以上が経過した地球に戻ってきたくだりは秀逸であ
る。その社会は犯罪や貧困のなくなった幸福な社会のように見えて、実は効率
を最優先した地獄のような社会だったのだ。

 そしてウラシマ効果はラブロマンスにも影響する。主人公と恋人は、戦争の
最初期から従軍させられ、共に行動するのだが第三章で別々の任務を与えられ
る。それは、二人が空間だけではなく時間で引き離されることを意味する。
 この別離のシーンは切ない。

 もう一つの法螺は、戦争の相手である異星人“トーラン”である。

 日本は戦争を放棄した事になっているので(ちなみに戦争が日本を放棄して
くれるかどうかは定かでない)忘れている人も多いが、戦争というのは外交交
渉の一種である。
 つまり、自分の言う事を相手が聞いてくれない時に使う手段の一つである。
 勝てば相手に自分の意見を押し通せるし、負ければ逆になる。そして勝ち負
けが定かでない場合は適当な所で手打ちとなる。何の事はない。ヤクザの抗争
が国同士のレベルにまで拡大しただけの事だ。
 ところが、トーランとの戦争はちょっと毛色が違う。
 とにかく、この異星人とは意思の疎通が取れないのである。これでは外交交
渉も何もない。相手を殲滅させるか。こちらが絶滅するか。止める手だてもな
く、ひたすら延々と戦い続けることになる。
 だが、戦場における兵士の意識というのは元々そういう物なのかも知れない。
 『戦争は外交の一手段』などというのは国家の上層部の物だ。その駒である
兵士にとっての戦争とは、『目の前の敵を殺し、自分が生き延びる』という物
なのだろう。全編を通して淡々と繰り返される無意味な訓練や任務に、ベトナ
ム戦争という“正義なき戦い”にかり出されて負傷退役した作者の醒めた視線
が感じられる。

 だが、この虚しい戦いにも終わりはくる。
 どんな終わりが主人公を待っているのか。
 それは、ぜひ(まだ未読ならば)自分で読んで確認して欲しい。


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いー・あーるの短詩劇場:ぐれいす・らんど


 まるで風のようにさみしい



文芸創作な一言:現代に変なものを挿入する

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 我々の知っているはずの世界に、未知のものを自然に割り込ませることによ
る違和感。これは、上手く書けていれば楽しいんですよね。それによって、現
代社会や人間のありかたを強調したり浮き彫りにしたりしていると、なおいい
感じというわけで。
 現代を舞台にしたファンタジーというのは、なにかを短い話で表現したいと
きには、便利な手段だと思います。試してみるのもいいと思いますよ。


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> subscribe あなたの名前(Shun-ichi FURUTANI など英字で)
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