#もの書き予備 今年の過去ログ | 創作者向けサービスCRE.NE.JP | チャットサーバ案内(irc.cre.jp) | 2010-09-04 の他の公開チャンネル全リスト | #もの書き予備
文章を書くことと読むこと関係。自作の批評や市販書籍の紹介分析、執筆ソフトの使いこなしや出版業界情報など。#もの書きの予備。
過去ログを示すのにはHTML版の#もの書き予備 2010-09-04をご活用くださいませ。
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2010/09/04 00:00:00
00:04:51 asaway -> asahiya
00:16:15 + mtsrnsnit(~username@p93fab5.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
00:19:42 + noraneco(~noraneco@g210002205056.d008.icnet.ne.jp) to #もの書き予備
00:21:41 ! syamo ("Leaving...")
[asahiya] アニメ声優の注目度ベスト10、1位は「ツンデレの女王」釘宮理恵に。 | Narinari.com http://www.narinari.com/Nd/20100914173.html
[mikeyama] 一は横山智佐だろ常識に考えて……
[asahiya] やり方が明らかにスナイピングショット
[asahiya] >このランキングはアニメ声優を対象に、どの声優の注目度が高いのかを「アニメワン」の「声優さんとのアニメマッチング度診断」機能を用いて集計したもの。
[asahiya] 声優オタがメインに決まってるだろうに（笑
[asahiya] ＜診断するメイン層
[asahiya] あとは、どの声優ファン層が一番行動的か みたいな判断にしかならないと思うのだがどうか（笑
00:29:51 Morris -> MorrisZZZ
[akiraani] アニメワンでの投票か
[asahiya] ふに。
[asahiya] めずらしかったりするんですかねぇ＜アニメワンでの投票
[akiraani] いや、確かいろいろやってるはずなので
[akiraani] ただ、ラインナップを見れば客層は一目瞭然ｗ
[asahiya] そうですねー（笑
00:51:01 + Leonald_(~Leonald@ntsitm364073.sitm.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
00:54:34 + kisi_note(~kisi_note@60-32-211-1.ip1.george24.com) to #もの書き予備
00:54:50 + yasuyuqi(~yasuyuqi@118-83-6-157.htoj.j-cnet.jp) to #もの書き予備
00:55:11 + yasuyuqi_(~yasuyuqi@118-83-6-157.htoj.j-cnet.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 01:00:00
01:24:58 ! mtsrnsnit ("Leaving..")
01:38:14 + mtsrnsnit(~username@p93fab5.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
01:40:44 ! syo ("Leaving...")
2010/09/04 02:00:00
02:01:33 + dain(~dain@220x151x204x243.ap220.ftth.ucom.ne.jp) to #もの書き予備
02:09:16 ! mtsrnsnit ("Leaving..")
02:14:00 + mtsrnsnit(~username@p93fab5.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
02:17:03 ! mtsrnsnit ("Leaving..")
02:27:56 ! akiraani ("祝！ソリッドファイター完全版")
02:30:41 ! asahiya (EOF From client)
02:33:27 + asahiya(~asahiya@i125-204-80-220.s11.a026.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
02:44:16 + hir0(~____@EM114-51-164-77.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
02:48:13 + mtsrnsnit(~username@p93fab5.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
02:55:11 + mtsrnsni_(~username@pa24d06.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 03:00:00
03:21:43 + SiIdeKei(~siidekei@EM114-51-133-111.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
03:57:35 ! fukawin7 ("Leaving...")
2010/09/04 04:00:00
04:02:54 + fukawin7(~fukanju@FL1-119-242-249-239.oky.mesh.ad.jp) to #もの書き予備
04:20:35 ! kaji ("Leaving...")
04:42:53 ! mihinote (Connection reset by peer)
04:46:05 + mihinote(~mihiro@i121-113-195-225.s05.a011.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
04:52:05 + yasuyuq__(~yasuyuqi@118-83-6-157.htoj.j-cnet.jp) to #もの書き予備
[Marcy] NHKの「日本の話芸」を見ていて、戦時中の軍歌のネタが出ていたのだけれど
[Marcy] その中で、「加藤隼戦闘隊」の歌詞へのツッコミがあって、妙に納得してしまった
04:52:15 + yasuyu___(~yasuyuqi@118-83-6-157.htoj.j-cnet.jp) to #もの書き予備
[Marcy] 確かに「エンジン」は当時敵性語だったはずだよなぁ、とｗ
[shirakiya] 日本語だと「発動機」あたりか
[Marcy] ですなー＜発動機
[Marcy] この辺の歌詞のチェックとかは、当時どうやってたんだろう
04:56:46 + yasuyuqi(~yasuyuqi@118-83-6-157.htoj.j-cnet.jp) to #もの書き予備
[Marcy] .k 日本の話芸
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[Marcy] .k 川柳川柳
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[Marcy] と言う人のネタだった。歌も達者で語りも面白い
2010/09/04 05:00:00
05:00:00 ! dice2 ("auto down")
05:00:20 + dice2(~dice@sv1.trpg.net) to #もの書き予備
05:53:10 + Marcy0(~nomarcy@EM114-48-136-37.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 06:00:00
06:20:30 + frog-n(~frog-n@softbank221089046135.bbtec.net) to #もの書き予備
06:34:39 ! Marshaway ("ＪＧＣっ！")
06:43:40 + syamo(~syamo@KD113149198214.ppp-bb.dion.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 07:00:00
07:00:02 ! log ("auto down")
07:00:05 + log(~homepage@sv1.trpg.net) to #もの書き予備
07:02:21 TK-FF14 -> TK-Leana
07:11:48 + kisi_note(~kisi_note@60-32-211-1.ip1.george24.com) to #もの書き予備
07:21:24 ! KITE ("陽気な奴でも聴こうよ。")
07:21:59 + KITE(~KITE@d61-11-136-197.cna.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 08:00:00
08:04:46 MorrisZZZ -> Morris
08:08:49 + hir(~sample@p1228-ipbf905osakakita.osaka.ocn.ne.jp) to #もの書き予備
08:15:00 + syo(~syo@catv083-074.lan-do.ne.jp) to #もの書き予備
[fukaFuton] さて、出勤するか。
08:23:40 fukaFuton -> fukaWork
08:24:02 Yad_Sleep -> Yaduka
08:31:30 Morris -> MorrisAFK
08:44:25 + hir1(~____@EM114-51-62-134.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
08:47:01 MorrisAFK -> Morris
[abAWAY] エンジンではなく炎神だったのだ
08:51:40 ! asahiya (EOF From client)
08:56:25 + takasi2_A(~takasi_se@i125-202-55-180.s05.a009.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
08:56:26 ! imo ("CHOCOA")
2010/09/04 09:00:00
09:04:09 ! takasi2_A ("それではノシ")
[Falshion] おや、GA文庫でろくごまるにさんの新作か
09:07:17 ! Pikoyan ("次のピコやんはきっと上手くやってくれるでしょう")
09:11:19 + MorrisJGC(~Morris@p1136-ipad406hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp) to #もの書き予備
09:22:51 + SiIdeKei_(~siidekei@EM114-51-4-247.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
09:26:29 ! kuronya ("")
09:26:35 + imo(~m-potato@eatkyo457251.adsl.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
09:26:44 ! imo (EOF From client)
09:27:38 + imo(~m-potato@eatkyo457251.adsl.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
09:30:27 + Uchuiken(~Uchuiken@116-64-219-34.rev.home.ne.jp) to #もの書き予備
09:30:32 ! kairi ("See you...")
09:47:48 + Stella_(~Stella@122x213x68x195.ap122.ftth.ucom.ne.jp) to #もの書き予備
09:53:58 + dain(~dain@220x151x204x243.ap220.ftth.ucom.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 10:00:00
10:01:43 Marcy0 -> Marcy
10:04:49 + Kannna(~HARIHARAK@218.231.170.17.eo.eaccess.ne.jp) to #もの書き予備
10:13:53 + kiyosue(~kiyosue@FL1-119-243-193-176.tky.mesh.ad.jp) to #もの書き予備
[kiyosue] こんにちは、9月に入っても、東京・八王子はあいかわらず、うだるような暑さが続いています
[Kannna] あ、Kiyosueさんこんにちは♪
[kiyosue] クーラーのせいで体も弱るし、大変ですね
[Kannna] 八王子は盆地ですからね、暑いですよね
[Kannna] ところで、Kyosueさん
[kiyosue] こんにちは、はい八王子は東京で一番暑くて・一番寒いのです
[kiyosue] 東京なんて嘘なんです
[Kannna] 笠井潔『群衆の悪魔』が文庫再刊されましたね♪（創元文庫です）
[kiyosue] あ、そうですか文庫の再刊ですか、それはそれは
[Kannna] あれ、力作だし傑作だと思うんです
[Kannna] ＃個人的には、笠井小説ベスト５には入れてます
[Kannna] .k 群衆の悪魔
[Role] キーワード一覧の キーワード一覧:群衆の悪魔 をどうぞ♪
[kiyosue] そうですね、やはり矢吹駆シリーズはとっつき易いし、読みやすいですものね
[Kannna] ふむふむ
[Kannna] んっと、群衆の悪魔は、デュパン第四の事件って奴ですー
[Kannna] ＃オーギュスト・デュパン
[kiyosue] 私は『哲学者の密室』が好みですが、あれもあれで面白いですね
[Kannna] うん『哲学者の密室』もいいですよね
[Kannna] アタシは、最後に真犯人が「お若いの」って矢吹に語りかけるとことか好きです。
10:21:07 + takasi2_A(~takasi_se@i125-202-55-180.s05.a009.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
[kiyosue] そうですね、そうそう以前書いた作品の続編のコンテが出来きましたので、またＷＥＢにあげてみました
[kiyosue] 読みづらいところ、分かりづらいところ、つまらない所など、どなたでも批評・悪口を言って頂けると大変助かります http://odoriba.web6.jp/pdf6.PDF
[Kannna] ♪
[Kannna] ＃今読ませてもらってます
[Kannna] 「姉と相撲」と「姉と庭仕事」ですね。
[Kannna] アタシは、「姉と相撲」の方が好きでした。「姉と庭仕事」も可愛いお話で、特に不満もないです。すっと読める。
[Kannna] ところが、「姉と相撲」の姉弟の関係が、アタシのキャライメージと微妙に違ってたので、好きなんだけどちょと困りました。
[kiyosue] というと、どういうところでしょうか？
[Kannna] えっと
[Kannna] あくまでアタシのイメージなのですが
10:30:27 ! yasuyuq__ ("Leaving...")
[Kannna] 弟「ガッと腰落としながらフンッと踏ん張ると、相手がステンと倒れるんだよ」。姉「ふむふむ、重心がポイントなのね」。弟（面倒な理屈はよくわからん）。みたいなー
[kiyosue] 弟は、理路整然と説明できるキャラでは無いイメージだったということでしょうか
[kiyosue] 長島監督みたいな＾＾
[Kannna] はい
[Kannna] 分析的なのは姉の方ってイメージでいました
[Kannna] ＃作者さんの意図とは違ってたかもしれませんが
[kiyosue] いえ、それは書き手がどういう意図であったとしても、みせる以上、読み手の判断の方が正しいと思います
10:34:56 + gombeLOG(~username@ntkyto180010.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
[Kannna] ええ。
[kiyosue] すこし前から、見直してみます、どうせまだ描くかどうか決めてはいませんし
[Kannna] ああ、なるほど＜まだ描くかどうか決めてはいませんし
[kiyosue] 所詮は、コンテですから、そこらへんはあまりこだわりはありません
[Kannna] その、シリーズ通しての姉弟イメージのことをおいておくと、すっと読めて
[kiyosue] ダメなら、描き直せばよいのです
[Kannna] 可愛らしい感じは、アタシは好きです。
[Kannna] はい＜ダメなら、描き直せばよい
[Kannna] お姉ちゃんの仕草とかが可愛いですよね。
[kiyosue] どうもです＾＾、話しは変りますが、本が売れない、小説は儲からないと言われて随分になりますが、それでも本屋を覗くたびに、毎日のように新しいジャンルの小説・人気作が刊行され、映画化の題材とされ、マスコミやネットの話題になることに事欠かきませんね
[kiyosue] それに本屋大賞・直木賞などに限らずこのところ、読んでみたいと思わせる作品が、沢山刊行されていて嬉しいです
[Kannna] はい
[kiyosue] 『乙女の密告』（著／赤染晶子）、『天地明察』（著／冲方丁）、『神様のカルテ』（著／夏川草介）、『神去なあなあ日常』（著／三浦しをん）、『猫を抱いて象と泳ぐ』（著／小川洋子）『船に乗れ！』（著／藤谷治）など、一年後くらいに文庫・電子書籍になる時が今からとても楽しみです
[kiyosue] それと以前では『児童文学』と一くくりにされていたファンタジー小説も『ハリーポッター』シリーズの人気や『指輪物語』『ナルニア国物語』の映画化、スタジオジブリによるアニメ原案の採用される作品群などの影響もあってか、今では成熟した大人の視点でも十分楽しめる『ファンタジー』という小説のジャンルが確立したようにも思えます
[Kannna] ふむふむ
[kiyosue] 過去のファンタジー作品である、ローズマリー・サトクリフのローマン・ブリテンを扱う歴史小説、アーシュラ・Ｋ・ル＝グウィンの『ゲド戦記』、ウェールズ神話をアレンジしたアラン・ガーナーの『ブリジンガメンの魔法の宝石』『ふくろう模様の皿』、ロイド・アリグザンダーの『ブリデイン』シリーズ等の作品群が再評価されている現状は、一読者として素直に嬉しく思います
[Kannna] そうですね
[kiyosue] それと私はあまりライトノベルを読むことはないのですが、最近になって人気のライトノベル、ライトノベル出身の作家の作品に触れる機会があり感じたことですが
[kiyosue] 近代文学にしても現代の大衆小説・ライトノベルにしても、『若さゆえの無力』という、若者の社会常識（慣習）とのジレンマ・葛藤が、多数の傑作・人気作品の普遍のテーマになっているということの再認識です
10:43:06 + mtsrnsnit(~username@pa24d06.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
[Kannna] うん。それはそうなんだろうと思います。
[kiyosue] 純粋でひたむきに生きようとする若者が、世間（社会）の慣習・偏見・理不尽な暴力によって辛い境遇を強いられる、その姿に読者は怒りと悲しみを伴い共感する物語の構造
[kiyosue] これは、人という種が大小なりとも、なんらかの社会構造・階層構造を作り出す生き物である以上、文芸のテーマとして、古今東西・未来永劫変わらず存在しつづけるのでしょう
[Kannna] 一方で「青春小説」ってのがジャンル（擬似ジャンル）的に拡散してると思うので。
[Kannna] そこで、旧タイプの読書人にはライトノベルの位置づけがよくわからなくなってる状況かな、と思います。
[kiyosue] なるほど、もしかするとそうなのかもしれませんね
[Kannna] 『若さゆえの無力』というのは、普遍性の高い主題なのですが
[Kannna] そこに「虚構の時代」と言われるようなメディア-文化状況も関わってきていて
[Kannna] そこら辺に、ライトノベル作品の各主題は関係したりしてなかったりするり
[Kannna] ＃するし
[kiyosue] そうなのでしょうか？
[Kannna] 青春小説の拡散も同様の背景と連動してるだろうな、と、最近考えていました。
[Kannna] まぁ傾向として、としか言えないことなのですが＜そうなのでしょうか
[kiyosue] 具体的な例をあげますと
[kiyosue] 『若さゆえの無力』を描く、現代の人気作家は勿論沢山いますが、例を挙げるとすれば桜庭一樹氏にそれを強く感じさせられます。桜庭一樹氏の描く青春小説群（少女小説）は、社会とのジレンマにもがく子供達の心理をダイレクトに分かり易く伝えてくれるからです
[Kannna] ＃ライトノベルの隆盛と青春小説の拡散を関連付けるとその辺が浮かび上がってくるように思っています。
[kiyosue] 桜庭一樹氏の作品を語るのなら、直木賞作品である『私の男』や、直木賞・本屋大賞候補作であり、日本推理作家協会賞、吉川英治新人賞である『赤朽葉家の伝説』等の大作を語るのが筋なのかもしれません
10:47:48 + PenEE(~penee@e3d138.BFL5.vectant.ne.jp) to #もの書き予備
[kiyosue] ですが私は『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『少女七竈と七人の可愛そうな大人』『荒野』『少女には向かない職業』といった、少女目線の一連の青春物語作品が好きです、なによりも読みやすいし分かり易い＾＾
[Kannna] ふむふむ
[kiyosue] そして桜庭一樹氏の作品を読むと、私は自然と樋口一葉の『たけくらべ』『にごりえ』、伊藤佐千夫の『野菊の墓』、有島武郎『或る女』などの近代文学との類似性を強く感じるのです
[Kannna] ふーむ
[Kannna] アタシは、少女目線の青春小説というと、近作だと、ガールズブルーとかが好きなのですが。
[Kannna] 『野菊の墓』かぁ
[kiyosue] あさのあつこですね、わたしも続編も含め好きな作品です
[Kannna] なるほど
[kiyosue] 説明するためにも、たとえば桜庭一樹氏の作品のなかから『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を少し紹介しさせて頂きますと（あまりに有名な作品ですから、今更と思う人も多いでしょうが）、物語は冒頭からこんな風な見出しから始まります
[kiyosue] 《新聞記事より抜粋、十月四日早朝、鳥取県堺港市、蜷山の中腹で少女のバラバラ遺体が発見された》
[kiyosue] 《身元は市内に住む中学二年生、海野藻屑さん（十三）と判明した。藻屑さんは前日の夜から行方がわからなくなっていた》
10:50:46 + takasiAFK(~takasi_se@i125-202-55-180.s05.a009.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
[kiyosue] 《発見したのは同じ中学に通う友人、Ａ子さん（十三）で、警察では犯人、犯行動機を調べるとともに、Ａ子さんが遺体発見現場である蜷山に行った理由についても詳しく聞いている……》（桜庭一樹著『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』５頁）
[kiyosue] 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の物語の舞台は地方の港町。主人公は地元女子中学生の山田なぎさ。漁師だった彼女の父親は十年前に嵐の巻き込まれて死亡し、三つ年上の兄は中学の途中からひきこもりになっている
[Kannna] はい
[kiyosue] 母親のパート代と生活保護のお金で、何とか生活している現状のなか、山田なぎさは、『お金・実際的な生きる力』という＜実弾＞を手に入れるべく、一刻も早く社会に出て自衛隊に入ることを希望している
[kiyosue] その彼女の学校に、地元出身の有名芸能人の娘、海野藻屑が転校してくることから物語は動き始める。海野藻屑は転校そうそう周囲に『嘘・空想』の言動をまきちらす。それは『生きることに関係なさそうな些末なことについて悩まない、関わらない』と決めた主人公の山田なぎさからみれば、つまらない＜砂糖菓子の弾丸＞でしかなかった
[Kannna] ふむふむ
[kiyosue] 他の生徒と違い自分に興味を示さないなぎさに、なぜか海野藻屑は興味を示し、色々と絡んでくる。嘘つきで無神経な海野藻屑の言動に山田なぎさは苛付きながらも、どこか魅力的な藻屑と次第に親しくなっていく
[kiyosue] そしてなぎさは、海野藻屑の悲惨な現状、幼稚で身勝手な父親から、幼い頃から暴力を受け続けていること、一生治らない障害を体に負っていること、現実の苦しみから逃げる為に＜砂糖菓子の弾丸＞を必死に撃ち続けていることを知ることになる
[Stella_] .k 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
[Role] キーワード一覧の キーワード一覧:砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない をどうぞ♪
[kiyosue] 先に示した物語の冒頭の見出しから分かるように、読者は最初から海野藻屑の運命を知っている。彼女が最後になぎさに世の中に残すもの、残せなかったものは何かということが物語の主題であり、ミステリー作品ではありません
[kiyosue] 大人と社会と、ままならぬ世界を相手に戦い、むなしく無残に敗れ去る子供の物語ともいえます
10:53:35 ! takasi2_A ("それではノシ")
[kiyosue] 現実を肯定された物語のなかで、無力でありながら、けなげに生きる子供達の姿に、読者を共感や、やるせなさを感じさせる物語の構造
[Stella_] ＃構成的には「屍鬼」もそうだった＜物語の冒頭で結末が提示される
[kiyosue] これは先に述べた近代文学、樋口一葉の『たけくらべ』『にごりえ』、伊藤佐千夫の『野菊の墓』、有島武郎の『或る女』、山本雄三の『路傍の石』と、同じ物語の構造だとも思われます
[kiyosue] 『野菊の墓』は、明治の末期、松戸近くの村の旧家の息子、斎藤政夫と従姉の戸村民子の初恋の物語であると同時に、地方の習慣・偏見より年上の女性との付き合いを認めない大人たちに二人は中傷され、間を引き裂かれ、残酷な結末をむかえる悲恋の物語ですし
[Kannna] うん
[kiyosue] 『たけくらべ』は、明治時代、吉原の大黒屋の少女・美登利と龍華寺のむすこ藤本信如が、互いに思いを寄せばがらも、それぞれが遊女になり、僧侶にならなければならない宿命のまえに別れなければならなくなる、はかなくも悲しい初恋の物語です
[kiyosue] 『にごりえ』は、人並みに生きることを願っていた銘酒屋のお力が、それがかならなず、悩み最後には心中してしまうし、『或る女』は日清戦争前後の時代、新しい教育を受け、古い慣習に反抗する、美貌で才気溢れる早月葉子。しかし、己の道を開けず、苦しみながら、むなしく死んでいく、その一人の女性の激情と運命の物語
[kiyosue] 現代社会と、明治・大正の社会では、子供たちを抑圧する力は量・質とも全然違う、比較して同じ物語構造とテーマとしてみるの間違いだという意見もあるのでしょうが
[kiyosue] 私が注目するのは、抑圧する社会側のバリエーションでなく、今も昔も変わらない繊細で傷付き易い子供たちの心の痛みです
[Kannna] kiyosueさんが、主題の類型を、時代を超える普遍性で読むのはわかると思います。そして、有効な読み方だと思います。
[kiyosue] そして、時代が変わっても、『若さゆえの無力』というテーマは読者に喜ばれる（受け入れられる）不変のものだと感じさせられるのです
[Kannna] ただ、今風の青春小説は、規範的な大人のキャラクターが、善くも悪くも希薄なんだと思うんですね。
[Kannna] あさのあつこさんの作品でもそうだし
[Kannna] ほかにも石田衣良さんの作例とか、山田詠美さんの作例とかも
[kiyosue] それは、べつに現代だけではないとおもいます
[kiyosue] この手の物語に登場する父親たちの多くは、その脆弱な精神から妄想に逃げている。原因は何の根拠も無い虚しいプライド。そんなろくでもない男たちに、それでも愛されたいと子供たちは願い従う
[Stella_] 現代であっても『天地明察』や『船に乗れ！』など、きちんと規範的な大人のキャラクターが支えている作品もある
[Kannna] うん、そこだと思うんです「その脆弱な精神から妄想に逃げている。」
[kiyosue] 山本雄三の『路傍の石』の愛川吾一は、海野藻屑の父親同様プライドだけは高く生活能力がない父親のせいで極貧の生活を送り、望んでいた進学も出来ず借金のカタとして、呉服商に丁稚奉公に出されてしまう。それでも、吾一は父を恨まず、世をすねずにめげずに真っ直ぐに生きようとする
[kiyosue] 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の海野藻屑は、毎日のように父親に虐待され、体中に傷を負い、心は空想の世界に逃げ込むが、父親を恨まず慕い続ける。児童相談所や周囲の人間が彼女を助けようとしても、父親をかばい決して離れようとしない
2010/09/04 11:00:00
2010/09/04 11:00:03
11:00:10 + cre_log(~log@ns.cre.ne.jp) to #もの書き予備
[kiyosue] だが結局『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の海野藻屑は殺された上、バラバラに切り刻まれて山に捨てられハエのたかる肉片にされ、吾一は父親の借金と無理解さに、どこまでも苦難をしいられる
[kiyosue] 『野菊の墓』の民子は、意に沿わぬ結婚を強いられ、流産し体を壊し、実家に戻され死ぬ
[Kannna] うん
[kiyosue] もしかすると本来恨むべきものを恨まない、恨めないことが子供たちの最大の悲劇であり、一連の『無力な子供たち』物語の肝なのかもしれません
[Kannna] そうですね
[Kannna] 地獄少女と観てて思うのですが、依頼人の子どもたち、「地獄通信なんかに頼らないで、グレてしまえ」と思うことがあるんですが。
[Kannna] 多分、いい子なんですね、彼ら。
[Kannna] 「本来恨むべきものを恨まない、恨めない」感じはあると思います。
[Stella_] 児童虐待のレポートなんか見ると、「親を恨むことができない」話ばかり
[kiyosue] ああ、なるほど、そういう見方もできるのかもしれませんね＜地獄少女
[Kannna] 橋本治さんが、数年前に新書本で出したエッセイ、）アタシは、社会批評だと思うんですが）で、「子どもがあまりにも早く大人びる、大人びざるを得ない」状況が最近の状況としてある、と批判的なニュアンスで書いていましたですね。
[Kannna] その辺で、「青春期」ってのが、年齢的に歳若い方にも、年長の方にも引き伸ばされながら、曖昧化してる
[kiyosue] ふむふむ
[Kannna] そんな状況が続いているように思います。実社会の方でですね。
[kiyosue] 『恨まない、恨めない』というテーマとして扱っている作品で分かり易い例としては野村美月のライトノベル『"文学少女"と死にたがりの道化』などが頭に浮かびます
[Kannna] で、そうした状況を反映してる“青春小説”というのは、目立つなー、と個人的観測ですが。
[kiyosue] これまた人気作品なので今更紹介するまでもないのでしょうが、未読の方もおられるでしょうし、簡単に紹介すると、物語は文豪太宰治の『人間失格』をモチーフにし、『人間失格』の思想に共感を覚えた登場人物たちの思考・行動からくるジレンマや自殺衝動を描いた青春ミステリーです
[kiyosue] この『"文学少女"と死にたがりの道化』は、文芸部に所属し、物語を食べるくらい深く愛している自称"文学少女"天野遠子と、平穏を愛する男子高校生井上心葉が、竹田千愛という女生徒から恋文の代筆を依頼されることから始まります
[Kannna] ＃題材として「引き籠り」を扱った小説に、目立つかもしれません。
[kiyosue] "文学少女"は全8巻のシリーズものですが、この物語でいえば、焦点となるのは、主人公の天野遠子・井上心葉ではなく、太宰治の『人間失格』とそれに共感した犯人と竹田千愛というキャラクター達です
[kiyosue] 彼らは自らの存在が、社会と相容れないマイナスなものと感じているが、決して周囲を攻撃したり、恨んだりしない、むしろその原因が自分にあると思っている
[kiyosue] 異質である自分を周囲に気づかせず、目立たないように腐心し常に気を配っていたが、ある事件でそれが崩れた上に、大切な人の人生を狂わす結果を生み出し、精神のバランスを狂わす。その行動過程・心理を物語は丁寧に描いています
[kiyosue] 少し引用してみますと、《『成長するにつれ、自分と他人の感じ方に、大きなズレがあるという思いは、ますます大きくなってゆきました。他人が嬉しいとか哀しいとか感じることに、自分は小指の爪の先ほども共感できないのです。』》
[kiyosue] 《『何故楽しいと思うのだろう。何故哀しいと思うのだろう。みんなが運動会や球技大会で仲間の応援をして盛り上がっているときも、転校してゆく友達と別れを惜しんでいるときも、自分は言葉の通じぬ外国人の中に一人紛れ込んでしまったような居心地の悪さを感じ、身がすくみ、下腹がきゅっと痛くなりました。周りでざわざわ話されている言葉が、自分には何のことやらさっぱりわからないのです。』》
[kiyosue] 《『何故だろう。何故、みんな泣いているのだろう。ああ、自分にはわからない。でもみんなが泣いているのに、一人だけ平静な顔をしていたらヘンだと思われる。自分も泣いてみせなければ。顔がこわばってうまく泣けない。頬が熱い。嘘泣きがバレたらどうしよう。顔をあげてはダメだ。うつむいて、暗い顔をしているのだ。ああ、今度はみんながおなかを抱えて笑っている。なにがそんなにおかしいのだろう。わからない。けれど、みんなと同じにしなければ、おか
[kiyosue] 《『笑うのだ。笑うのだ。笑うのだ。いや、泣くのだ、泣くのだ、いや、笑うのだ、笑わなければ。』》
[kiyosue] 《『自分は両親や教師、級友達に、必死にお愛想笑いをし、ひょうきんに振舞い、笑わせました。ああ、どうか、自分が人の心がわからぬお化けであることに、誰も気づきませんように。バカで間抜けで取るに足らない人間のふりをして、みんなに笑われながら、哀れまれながら、許されながら、生きてゆけますように。』》（野村美月著『"文学少女"と死にたがりの道化』１８９−１９０頁）
[dain] ・・・だれだって場に合わせて感情表現してみせるなんてこたぁあるとおもうのだが
[kiyosue] 物語の終盤、シナリオテーマとなる事件は一応の解決をみるが、竹田千愛は結局世界との折り合いを見つけられず自殺を試みようとする、そしてそれを止めようとする井上心葉に心の内を明かします
[dain] それをほどほどでこなすのが関係性ってもんで、そこまでポエミーに深くかんがえこまないといけないもんなのかねえ
[kiyosue] 《『あたしは、しいちゃんを殺しました。あたしが、わざと転んだりしなければ、しいちゃんは戻ってきて車にひかれることはなかったはずです。だから、あたしがしいちゃんを殺したのと同じです。けど、あたしはしいちゃんが目の前で血を流して死んだとき、悲しいって気持ちが少しもわいてこなかったんです』》
[kiyosue] 《『しいちゃんのお葬式のときも、あたし、泣きませんでした。なんだか、ぼうっとしてました。家族も友達も、しいちゃんの両親も、仲良しの女の子が目の前で亡くなったのだから無理もない、きっとあんまりショックで悲しくて、心を閉ざしてるんだ、可哀相に、そっとしておいてあげよう、なんて話してました。』》
[kiyosue] 《『違うんです！ あたし、悲しくなかったんです！いくら心の中を捜しても、しいちゃんのことを思い返して泣こうとしても、これっぽちも、悲しいという気持ちが見つからなかったんです。しいちゃんが死んだのに、悲しいと思えなかったんです。』》
[kiyosue] 《『そんなの――そんなのおかしいですよね！人が死んだのに！親友だったのに！なのに悲しくないなんて、そんなの、異常ですよね！』》（野村美月著『"文学少女"と死にたがりの道化』２０６頁）
[kiyosue] もちろん彼女の悩みは間違いで、心理内科・精神科医もしくは文化人類学者などの構造主義の冷めた視点を持ち出さなくても、モラル・社会倫理は個々の社会構造によって生み出されるもので
[kiyosue] 後天的教育によるもの、もしくは刷り込みによるものであり、種としての人間・人類特有の普遍的条件ではありません
[Kannna] うーん
[Kannna] 今、引用された部分は、思春期的な自意識の描写として、読めますし、内閉傾向も感じられると思います。
[kiyosue] だが学校もマスコミも声高に、友情、人間愛、勇気、優しさなどが無条件で正しと価値観を押し付ける、それは善意であり正しい、ただその『正しさ』に、違和感、疎外感を感じる子供もいる、いて当然です
[Kannna] そうですよね＜その『正しさ』に、違和感、疎外感を感じる子供もいる、いて当然
[kiyosue] だけれども、思春期の子供たちには、そこまで理解が広がらない、視点の切り替えが出来ない。大多数の他人に共感できないことが、異質なもの、汚いもの、悪いものと様々で形で自ら追い詰めてしまう、これは多かれ少なかれ誰しも思春期時代に感じることです
[Kannna] ええ
[kiyosue] ですから、この作品を読むとき、登場人物と世代が近い読者の中には痛いほど共感できるものもいるでしょうし、、大人の読者中にはある種の切ない郷愁を感じさせれるのでしょう、それがこの作品の魅力になっているはずです
[Kannna] なるほど
[kiyosue] 伊藤佐千夫の『野菊の墓』を読んだ当時、子供だった私は、二人の純愛の美しさよりも、「明治の地方社会は、暗く陰険で恐ろしいところだったんだなあ」という印象の方が強かったのを覚えています
[kiyosue] 『野菊の墓』が書かれたのは、日露戦争の終わった翌年にあたる明治三十九年ですから、地方には、まだまだ江戸封建制度のなごりが根強く存在していたのは事実なのでしょう
[kiyosue] ですが封建制度のなごりから解放された、現代の日本の若者の中にも、社会常識（慣習）とのジレンマ・葛藤が確実に存在し、それテーマにすることが数多くの読者に受け入れられていることを見るとき、『若さゆえの無力』が文芸の不変のテーマになっていることを再認識させれるのです
[Kannna] アタシは自戒として思うんですが、「大人の読者中にはある種の切ない郷愁を感じさせれる」というのは、大人の読者として気をつけた方がいいように思うんです。
[Kannna] 例えば、「思春期に性のことで悩む」のは、誰にでもありえることなんですが。
[Kannna] 昔の青少年は、情報の少なさで、妄想的に悩んでいたと思うのですが
[Kannna] 今の青少年は、逆に、情報の多さの中で悩んでいる。
[Kannna] そこで「昔から悩むものだ」とくくって「終わりにしてしまう」と、イメージが狂うと思うんですね。
[Kannna] 例えば、石田衣良の『４TEEN』を読んでいててそういうことを考えます。
[Kannna] ＃アタシはあの作品好きなんですが。
[kiyosue] 私は情報の大小が、いまの青少年を、どれだけ悩ませているのかは分かりません
[Kannna] 例えばですけど、腐女子的な妄想とか、あるいは男子でも、ペニバンで妹にほられたいとか、ネットをちょっと探ると、簡単に、そういう妄想に触れることができますよね。
[Kannna] 昔の青少年で、そういうイメージに囚われるのは、極、マニアックな少数だったし
[Stella_] ＃かんなさん、ちょっとそれサーバ規約的にやばい
[Kannna] クローズドだったはずです。
[Kannna] ＃うん、そっか＜サーバ規約的にやばい
[Kannna] えーっと
[kiyosue] ただ、もっと基本的なところ、親の庇護のもとでしか生きられず、その親を子供が選べないこと、そのことが彼らを、とんでもない不幸に陥れているケースがあることは、今も昔も変わりないですね
[Kannna] ええ
[Kannna] アタシが指摘しようとしてるのは、思春期に特有の悩み方というのはあるんだけど、生活状況は違うので、悩みの質のようなところにも反映してるはず、ってことなんです。
11:25:12 ! mtsrnsnit ("Leaving..")
[kiyosue] 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』に、こんな一節があります
[kiyosue] 《藻屑になにをしてやれるの？あたし自身の不幸が海野藻屑とは比較にならないぐらい平凡でありきたりでよくある貧窮なのはもはやわかっていた。そのことはあたしも認めていた》
[kiyosue] 《だけどあたし自身のありきたりな不幸と藻屑の藻屑らしい非凡な不幸には一つの共通点があった。あたしたちは十三歳で、あたしたちは未成年で、あたしたちは義務教育を受けている中学生》
[kiyosue] 《あたしたちはまだ、自分で運命を切り開く力はなかった。親の庇護の元で育たなければならないし、子供は親を選べないのだ》
[kiyosue] 《あたしはこの親の元でみんなより一足も二足も早く大人になったふりして家事をして兄の保護者になって心の中でだけもうダメだよ、と弱音を吐いている》
[kiyosue] 《藻屑も行けるものならばどこかに行くのかもしれない。大人になって自由になったら。だけど十三歳ではどこにも行けない》（桜庭一樹著『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』１３５−１３６頁）
[Kannna] 「みんなより一足も二足も早く大人になったふりして」ってとことかいいですね。
11:27:28 gombeLOG -> gombeAFK
[Kannna] 痛々しさが突き刺さってくる感じで、いいと思います。
[kiyosue] 私の考える、若者のどうしようもない無力感とは、こういうことですね
[Kannna] なるほど
[Kannna] 「藻屑も行けるものならばどこかに行くのかもしれない。大人になって自由になったら。だけど十三歳ではどこにも行けない」ここなんですけど
[Kannna] 「回転木馬のデッドヒート」（村上春樹）みたいな感じもあるのかな？？ と思ったんですが。
[Kannna] どうでしょうか？
[kiyosue] ですから、たぶんそこは若者悩みとして、普遍なものであるいじょう、形をかえど、、あらゆる文芸に浸透していると思うのです
[kiyosue] ライトノベル・大衆文芸・純文学にこだわらず
[Kannna] うん。それはそうだと思います＜若者悩みとして、普遍なものである
11:33:14 + mtsrnsnit(~username@pa24d06.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
[kiyosue] ついでですので、桜庭一樹作品のなかでも、好きな作品『少女七竈と七人の可愛そうな大人』の紹介もしてみますね
[Kannna] はい
[kiyosue] 『少女七竈と七人の可愛そうな大人』は舞台は北海道旭川市。時代は昭和。ある日真面目な女教員を「いんらん病」が襲い、彼女は一月の内に七人の男と交わり身ごもる。子供は七竈と名づけられ、完璧な美しさを持つ高校生となる
[kiyosue] 高校生の七竈は、鉄道模型と自分と同じように美しい幼馴染雪風だけを友として孤高で静かな日常を送る。だが、周囲の大人たちは彼女を放っておいてくれない
[kiyosue] 《わたしは母のいんらんのせいで非常に肩身のせまい少女時代を余儀なくされている。男たちはわたしの顔を、からだをじろじろと眺め回す》
[kiyosue] 《母から継がれたなにかがしらず流れだしているのを感じて、わたしは身をすくめる。おとなの男たちからじろじろと眺めまわされるたびにわたしは怒りをかんじる。母に。世界に。男たちなど滅びてしまえ。吹け、滅びの風》（桜庭一樹著『少女七竈と七人の可愛そうな大人』２５頁）
11:36:49 + Uchuiken(~Uchuiken@w0109-114-22-222-92.uqwimax.jp) to #もの書き予備
[kiyosue] 『少女七竈と七人の可愛そうな大人』のヒロイン、川村七竈は昭和の田舎にあって忌むべき行為である、母が多数の男と交わった結果生まれてきた子供であり、容姿は大変美しいが、そのことを鼻にかけず、自意識過剰になることもなく、むしろ肩身がせまく疎ましく思い、静かで平凡な生活を望む少女です
[kiyosue] 男嫌いで、恋愛嫌い、愛すべきは鉄道で、高校に入ると嬉々として鉄道研究会に入るものの、部員が鉄道の話しをせず、自分の顔をじろじろ見てばかりいてることにキレてしまい、退部して部室の看板を川に投げ込んでしまうし
[kiyosue] 都会から自分をスカウトしにきた、芸能事務所の人間に『歌って踊ってカラー印刷機のコマーシャルで微笑むなどまっぴらごめんでありますと』言下に断れる、怒れる愉快で風変わりな少女でもあります
[Kannna] あはは
[kiyosue] 文章のかたちは、主人公の川村七竈と、彼女を取り巻く大人と元警察犬である飼い犬＜ビショップ＞によって各章ごとに語られる形式になっており、特にヒロインの家にもらわれた元警察犬の老犬＜ビショップ＞の語りと視線が優しく、作品の大いなる救いになっています
[kiyosue] 物語りの終盤、幼い頃から狭い町で理不尽な大人たちからの扱いをうけ息苦しさと寂しさを募らせていた川村七竈は、いつまでも男あさりの出奔を繰り返す母親に、自分のことを見てほしい、傍にいて欲しいと、娘としてごく普通の願いを口にする
[kiyosue] だが彼女の不幸の元である母親は、そんな彼女を冷たく拒絶する
[kiyosue] 《『わたしはかつて、わたしの母のせいでつまらない平凡な女だった。息苦しく、ひっそりと不幸だった。ある日、自分で選んで、こういう女になった。とある男に恋情をいだいてね。くだらぬことよ。遅咲きで、気狂いを起こしたんだ。そしたら七竈、あんたが生まれたよ。だから、あんたも選べばいい。おかあさん、なんて夢幻さ』》（桜庭一樹著『少女七竈と七人の可愛そうな大人』１９７−１９８頁）
[kiyosue] 七竈は結局母親を理解できず、愛し続けてきた母親の身勝手な行動を止めることが出来ない。自分が幼い頃から望んでいた平凡で当たり前のことは永遠に手に入らないものだと思い知らされる
[kiyosue] 《『獣は、親のことなど気にせず大人になるのですか？ねぇ、ビショップ。ねぇ、ビショップ。わたしおかあさんという女の人をゆるせるのでしょうか。こどもに親は選べないとよく言うけど、親をゆるせるかどうかは、選べますねぇ。』》
[kiyosue] 《『これは分岐点なのでしょうか。わたしの人生の。ビショップ。雪風と出逢わせ、引き離し、わたしをこの町に引きとめていたあのいんらんの母を。もしも、もしもゆるせたらですね、ビショップ。そしたらわたしは、自分をすこしだけ上等な人間のように思えるでしょう。』》
[kiyosue] 《むくむくはおれの耳にちいさな鼻を突っ込んで、気持ちよさそうに匂いを嗅ぐ。おれはくすぐったくて、ぎゃうん、とうめく。むくむくの声が耳の中に響いて、気持ちがいい。あぁ、なにか言っているな。》
[kiyosue] 《『だけど、ビショップ。人間にはそれがなによりもむずかしい』そのあとむくむくは、玄関にしゃがみこんでうぉううぉうと、獣のように鳴いた。『おかあさん、おかあさん』》（桜庭一樹著『少女七竈と七人の可愛そうな大人』１９８−１９９頁）
[kiyosue] 永遠に続くと思われた静謐で美しい子供時代の世界は、時ともに否応なく終わりを告げる
[kiyosue] その過程を少女の目線で情緒豊かに描かれた、雪国舞台にふさわしい、静かで美しく切ない青春物語
[kiyosue] 優れた作品満載の桜庭一樹氏の作品群のなかでも、とくにお勧めの作品です
[Kannna] なるほど
11:43:39 ! TK-Leana (Connection timed out)
11:45:36 ! Uchuiken ("See you...")
11:45:40 + TK-Leana(~tk-leana@121-80-151-186.eonet.ne.jp) to #もの書き予備
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11:54:13 ! imo ("CHOCOA")
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11:56:07 kisi_note -> kisi_mesi
[Kannna] .k 少女七竈と七人の可愛そうな大人
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[Kannna] .k 桜庭一樹
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2010/09/04 12:00:00
[kiyosue] で昼飯の買出しにでます、それではまた
12:01:55 ! kiyosue ("CHOCOA")
[Kannna] またノシ
12:07:18 ! Stella_ ("See you...")
12:16:38 + Uchuiken(~Uchuiken@w0109-114-22-237-226.uqwimax.jp) to #もの書き予備
12:16:51 + akiraani(~akiraani@EM119-72-249-124.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
12:19:35 ! hohoho (EOF From client)
12:25:16 ! mtsrnsnit ("Leaving..")
12:27:56 + mtsrnsnit(~username@pa24d06.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
12:56:30 TK-Leana -> FF14
12:56:39 FF14 -> TK-FF14
2010/09/04 13:00:00
[takasiAFK] http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010090333848
[takasiAFK] スティーブン・ホーキング博士「宇宙は神が設計していない、自己創造するのみ」 : ２のまとめＲ http://2r.ldblog.jp/archives/3552096.html
[takasiAFK] この宇宙は三年前に涼宮ハルヒによって創造されたのです（おいィ！？
[takasiAFK] そしてスレ番号９のオチはそれかよ！！
[takasiAFK] .k スティーブン・ホーキング
[Role] キーワード一覧の キーワード一覧:スティーブン・ホーキング をどうぞ♪
13:10:30 ! gombeAFK ("Leaving..")
13:13:37 ! takasiAFK ("それではノシ")
13:15:17 + Uchuiken_(~Uchuiken@w0109-114-22-242-146.uqwimax.jp) to #もの書き予備
13:19:19 ! OTE_Aw ("Leaving..")
[abAWAY] コメ407
[abAWAY] ホーキングが初音ミクの声で喋りだしたらどうするんだ
[hir] さあ
13:24:34 + OTE(~metral@FL1-119-238-241-82.osk.mesh.ad.jp) to #もの書き予備
[kisi_mesi] よくわからないが、笑っておけばいいんじゃない？
13:29:23 + Stella_(~Stella@122x213x68x195.ap122.ftth.ucom.ne.jp) to #もの書き予備
13:41:19 fukaWork -> fukaFuton
13:43:41 Kannna -> KannnaCOO
13:43:53 + OTE(~metral@FL1-119-238-241-82.osk.mesh.ad.jp) to #もの書き予備
13:45:36 ! hir ("CHOCOA")
[sf] http://www.cre.jp/writing/IRC/write-ex1/2010/09/20100904.html
[sf] .k 声優
[Role] キーワード一覧の キーワード一覧:声優 をどうぞ♪
[sf] http://www.cre.jp/writing/IRC/write-ex1/2010/09/20100904.html#040000
[sf] .k 加藤隼戦闘隊
[Role] キーワード一覧の キーワード一覧:加藤隼戦闘隊 をどうぞ♪
[sf] .k敵性語
[sf] .k 敵性語
[Role] キーワード一覧の キーワード一覧:敵性語 をどうぞ♪
[sf] 1940年か。敵性語廃止運動のスタート時点もこのへんなので、まだそんなにうるさくなかったんでないかな
[sf] 作られたのは中国でということだし、内地のそういうのはまだまだ波及しとらんのだろうね
[sf] どのみち
2010/09/04 14:00:00
14:19:40 + seiryuu(~seiryuu@149.91.3.110.ap.yournet.ne.jp) to #もの書き予備
14:20:28 ! Stella_ ("See you...")
14:24:46 KannnaCOO -> Kannna
14:26:45 ! syamo ("Leaving...")
14:37:45 + cos0_(~cos0@hprm-16917.enjoy.ne.jp) to #もの書き予備
14:41:18 ! lute (Connection reset by peer)
14:42:11 + lute(~lute@pl1093.nas852.p-osaka.nttpc.ne.jp) to #もの書き予備
14:45:07 + hir(~____@EM114-51-27-218.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
14:46:38 + Uchuiken(~Uchuiken@w0109-114-22-241-67.uqwimax.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 15:00:00
15:18:31 + ENOKINO(~taka-miy@p8167-ipad307niigatani.niigata.ocn.ne.jp) to #もの書き予備
15:19:58 ! kudann ("Leaving..")
15:23:59 + SiIdeKei(~siidekei@EM114-51-71-70.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
15:30:56 MorrisJGC -> Morris
15:31:41 ! SiIdeKei (EOF From client)
15:34:18 + SiIdeKei(~siidekei@EM114-51-71-70.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
15:36:14 ! ao ("Leaving...")
15:36:50 + kaji(~kaji@113-61-115-207.ohta.j-cnet.jp) to #もの書き予備
15:39:43 ! ENOKINO ("CHOCOA")
15:51:30 Marcy0 -> Marcy
15:51:52 TK-FF14 -> TK-Leana
15:57:31 ! lute (Connection reset by peer)
15:58:27 + lute(~lute@pl1093.nas852.p-osaka.nttpc.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 16:00:00
16:01:03 ! Kannna ("CHOCOA")
16:02:48 ! lute (Connection reset by peer)
16:03:43 + lute(~lute@pl1093.nas852.p-osaka.nttpc.ne.jp) to #もの書き予備
[sf] Kindleの中国語名、「金読」と決定 ≪ CHINESE E-CHUBAN BLOG http://kzakza.wordpress.com/2010/09/03/kindle%e3%81%ae%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e8%aa%9e%e5%90%8d%e3%80%81%e3%80%8c%e9%87%91%e8%aa%ad%e3%80%8d%e3%81%a8%e6%b1%ba%e5%ae%9a/
[sf] .k Kindle
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[sf] ちょっとステキな名前だ
16:07:46 + kudann(~kudann@ntkngw588130.kngw.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
16:14:08 ! lute (Connection reset by peer)
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16:17:23 ! lute (Connection reset by peer)
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16:24:56 ! mtsrnsnit ("Leaving..")
16:32:12 + mtsrnsnit(~username@pa24d06.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp) to #もの書き予備
16:36:07 Morris -> MorrisJGC
16:42:49 ! yasuyuqi (Connection reset by peer)
16:44:17 + yasuyuqi(~yasuyuqi@118-83-6-157.htoj.j-cnet.jp) to #もの書き予備
16:57:09 ! Uchuiken ("See you...")
2010/09/04 17:00:00
17:03:17 + Pikoyan(~Pikoyan@p3005-ipbf1008funabasi.chiba.ocn.ne.jp) to #もの書き予備
17:10:04 kisi_mesi -> kisi_game
17:53:27 + Marcy0(~nomarcy@EM114-48-195-0.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 18:00:00
18:18:49 ! seiryuu ("Leaving...")
18:22:21 OTE -> OTE_Aw
18:37:38 + ENOKINO(~taka-miy@p8167-ipad307niigatani.niigata.ocn.ne.jp) to #もの書き予備
18:39:17 + showchan(~username@61.193.174.82) to #もの書き予備
18:40:26 ! ENOKINO ("CHOCOA")
2010/09/04 19:00:00
19:11:18 + seiryuu(~seiryuu@52.128.234.111.ap.yournet.ne.jp) to #もの書き予備
[Yaduka] 阿久根市長、半年ぶりの市民懇談会開く : 政治 : YOMIURI ONLINE（読売新聞） http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100903-OYT1T01030.htm
[Yaduka] ＞懇談会には、市長を支持する住民を中心に約３００人が参加。竹原市長は「専決処分は議会で不承認になっても有効」と主張したうえで、「通年議会は専決処分の阻止が目的。私は執行しませんから、何の効果もない」と述べた
[Yaduka] この市長は議会をどういうもんだと考えているんだろうか
19:27:44 ! frog-n ("")
19:35:21 ! lute (Connection reset by peer)
19:36:14 + lute(~lute@pl1093.nas852.p-osaka.nttpc.ne.jp) to #もの書き予備
19:54:45 + Stella_(~Stella@122x213x68x195.ap122.ftth.ucom.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 20:00:00
20:14:14 + Uchuiken(~Uchuiken@w0109-114-22-231-242.uqwimax.jp) to #もの書き予備
20:18:18 + frog-n(~frog-n@softbank221089046135.bbtec.net) to #もの書き予備
20:20:32 + Kannna(~HARIHARAK@218.231.170.17.eo.eaccess.ne.jp) to #もの書き予備
20:23:21 + aspha(~aspha@p1128-ipbf205otsu.shiga.ocn.ne.jp) to #もの書き予備
20:29:29 ! seiryuu ("Leaving...")
20:43:54 ! hir (Connection reset by peer)
20:45:21 + hir(~____@EM114-51-95-138.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
20:49:02 ! fukawin7 ("Leaving...")
20:54:15 ! Pikoyan ("次のピコやんはきっと上手くやってくれるでしょう")
[sf] .k 阿久根市
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[sf] .k 竹原信一
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20:57:08 ! Uchuiken ("See you...")
20:57:33 + fukawin7(~fukanju@FL1-119-242-249-239.oky.mesh.ad.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 21:00:00
[sf] 丸善と方正株式会社が日本と中国での電子書籍の流通について業務提携 ≪ CHINESE E-CHUBAN BLOG http://kzakza.wordpress.com/2010/09/04/3169/
[sf] .k 方正
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21:03:10 + silby(~silbydb6@i114-182-154-245.s41.a008.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
[sf] 中国の出版社や新聞社の九割がここから電子版を出しているらしーくらいなので
[sf] 日本で中国語書籍を読みたい人には垂涎なんだろうか。
21:05:49 + kuronya(~kuronya@118-106-157-209.aichiwest1.commufa.jp) to #もの書き予備
21:09:19 ! abAWAY (Connection reset by peer)
[sf] しかしまあ中国の電子書籍業界は混乱してるけどものすごい勢いだよなあー
21:09:48 + Pikoyan(~Pikoyan@p3005-ipbf1008funabasi.chiba.ocn.ne.jp) to #もの書き予備
[sf] 日本では「発表」に終わるけど、あちらさんだと「開始」だもんな
[sf] 事業のスピード感が全然違う
[SiIdeKei] とにかく環境が整えばスタート。ちょっと整ってなくてもスタート。
21:10:28 ! abahp (Connection reset by peer)
21:10:47 + abAWAY(~aba@ntchba346197.chba.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
[sf] うむー
[sf] そこのブログが中国語圏の電子書籍事情をまとめてるんですが、いろいろ元気です
[SiIdeKei] 失敗してもまあ敗者復活があるさー、的な、新規事業に適した空気があるんでしょうな
21:11:48 + abahp(~aba@ntchba346197.chba.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
[SiIdeKei] あとは、やっぱ電子書籍に大きな期待があるんかしら。
[sf] 発表だけして開始しなかったら、その隙に他のとこがやっちゃうってのもあるんでしょうな
[sf] 元々教科書などで電子化は規定路線でしたからね
[sf] 国定教科書なこともあり、もともとWeb公開されてるはず
[sf] 中国がまともに教科書を印刷してると紙が足りなくなる
[hir] だろうなｗ
[SiIdeKei] うに。
[sf] なので電子書籍に期待をかけている、っての話は、15年ほど前には既に出てた
[SiIdeKei] 電子書籍で教科書を配信すれば、様々なコストが軽減できる。
[sf] 元々シグマブックとかも中国市場が最終的な狙いだったんだよねえ
[sf] 電子書籍の専用端末の販売数では、アメリカに継ぐ二位の市場か
21:17:01 ! Pikoyan ("次のピコやんはきっと上手くやってくれるでしょう")
[sf] .k 電子書籍
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[sf] 電子書籍Wiki - 中国の電子書籍 http://hiki.cre.jp/ebook/?EbookInChina
[sf] こんなんもあったか
[sf] http://www.cre.jp/writing/IRC/write/2005/05/20050523.html#190000
[sf] [sf] > 中国では現在、山林の伐採による砂漠化が問題になっており、国家プロジェクトとして教科書の電子化が進められているのだという。松下電器はすでに電子書籍事業に関して北京大学と提携を結んだといい、「教育分野からΣＢｏｏｋを導入していきたい」（早川氏）とした。
21:22:27 + SiIdeKei_(~siidekei@EM114-51-231-32.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
21:23:36 ! frog-n ("")
[sf] hon.jp DayWatch - 石田製本がオンデマンド製本サイト「P-BOOKS」をオープン、EPUB形式の電子書籍が無料で制作可能 http://hon.jp/news/1.0/0/1699/
[sf] なるほど製本会社がオンデマンド印刷やるのは理にかなってる。と思ったりした。
21:26:15 + Pikoyan(~Pikoyan@p3005-ipbf1008funabasi.chiba.ocn.ne.jp) to #もの書き予備
[sf] .k P-BOOKS
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[sf] .k 石田製本
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[sf] > フォトアルバムに特化し、ユーザーは作成した作品を無償でEPUB形式でダウンロードし、iPadなどの電子書籍端末でも閲覧できるのが特長となっている。
[sf] ふむー
[sf] これはわかりやすいターゲットですね
[sf] ややこしいこと考えなくて良いし、需要も書き手より広いし
21:29:08 - silby from #もの書き予備 ()
21:31:52 + akiraani(~akiraani@EM119-72-120-131.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
[sf] 電子書籍というと文章ばかり考えてしまうが、確かに画像をメインにしたもののほうが需要は見込める可能性があるよなあ
[sf] もっとも、このへんのフォトサービスというのは既に色々あるような気はするが
[sf] オンデマンド印刷でどの程度の色再現性があるのかとかそのへんにもよりそーだな
[sf] プレゼントとしてのデジタルフォトフレームは既にふつーにあるわけで
[sf] その延長を電子書籍というパッケージとするというのは、筋は良い案だと思った。
21:34:54 + silby(~silbydb6@i114-182-154-245.s41.a008.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
21:40:55 ! silby (Connection reset by peer)
[akiraani] ログよみ。なるほど中国のサービスですか
[akiraani] シグマブックがテキストではなく画像ベースだったのは、日本ではコミックスが主力になりそうだというのもあありましたが、言語の壁を意識してってのもあったでしょう
[sf] あと画像だと禁則処理や縦書きの問題も軽減されますからね
[sf] 全部画像な電子書籍というのは、その前のNEC主導だったかな、フロッピーディスクによる電子書籍端末もそうでしたね
[akiraani] その辺はシグマブックの前の電子書籍コンソーシアムの段階から
[sf] 一度講演会で使わせてもらったことがあった
[sf] 15年ほど前。
[akiraani] セガからのリモコンになってるという噂の……＜NECのFD電子書籍端末
[sf] 当時のことなので、なんつーか分厚くて。ちょっとした雑誌くらいあった
[sf] マンガ雑誌くらいね
[akiraani] 当時の人が今のフラッシュメモリとかSDカード見たらびっくりするだろうなぁ
[sf] うむー
[akiraani] 2Gで1000円、サイズは切手並
[sf] いまから15年後、2025年にはどうなっとることやら
[akiraani] フラッシュメモリの方はさすがに技術限界に近づきつつあるみたいですが
[sf] 理論限界が近いんですよねー。ただまあ積層すれば良いだけなので
[akiraani] まあ、コントローラーごと複数積んでしまえばええはなしですから
[akiraani] ＞積層
[sf] 貫通電極でチップそのものを積層化するという方向はいろいろと進んでますね
[SiIdeKei_] ワイヤレスネットワークに常時接続して、データは全てクラウドに！ ……なんてのが、ちょいと前には盛んに語られていた気がするが、どうなるんだろう。
21:52:49 + frog-n(~frog-n@softbank221089046135.bbtec.net) to #もの書き予備
[sf] ローカルストレージはテンポラリに過ぎない、ってのはまあ、確かにそうなりそうな感じですよね
[akiraani] 電子コンテンツがクラウド化ってのは確かにあり得る話かと
[sf] ストリーミング型の電子雑誌とかもいろいろあります
[akiraani] ただ、イーモバの接続制限とかを見る限り
[akiraani] まだまだインフラが不安定だし
[akiraani] 早くても4Gが普及しきってからでしょうなぁ
[akiraani] NTTが2015年の光の道ムリとか言ってるし、本当にインフラが安定するまではまだまだかかりそうだな、というのが個人的印象
21:57:31 hir -> _02_Morie
[sf] しかしまあストレージサイズとしては、動画以外ではもう問題は無いわな
[akiraani] 問題ないですな
2010/09/04 22:00:00
[akiraani] http://slashdot.jp/~akiraani/journal/508371
[akiraani] ４．本棚ごと持ち歩ける
[akiraani] SDカード一枚に、どれくらいの書籍が入るか知っていますか？ 一般的なコミック単行本をScanSnapなどのドキュメントスキャナでPDF化した場合、取り込み時の品質にもよりますが容量はだいたい1冊あたり20〜30MBになります。平均25MBだとすると、32GBのSDHCカードなら約1300冊入ります。
22:01:08 + Uchuiken(~Uchuiken@116-64-219-34.rev.home.ne.jp) to #もの書き予備
22:01:29 Yaduka -> Yad_Sleep
[sf] そーいや電子ペーパー関連で
[sf] 電子ペーパー事業拡大に伴い磐田工場に製造ライン新設 http://www.bridgestone.co.jp/info/news/2010090201.html
[sf] こんなんがあった
[sf] > 当社は、2009年から電子棚札用電子ペーパー※の事業を展開し、これまでに日欧のスーパーマーケットなど小売流通業の200店舗以上で採用されています。累計の納入数量は150万個に達し、今後も需要の拡大が見込まれます。
[sf] 意外に数でてるんだな
[sf] .k 電子棚札
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[akiraani] 電子ペーパーで品札ってのはけっこう前から話は聞きましたし
[sf] うん
[sf] それはそうなんだけど、これだけの個数が出てるとは驚いたなーと
[akiraani] そんだけ生産することが出来るんなら、自炊電子書籍にターゲットを置いたハードとかも出してくれないかなぁ
22:14:36 + Leonald(~Leonald@ntsitm364073.sitm.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
[akiraani] 具体的にはこういうやつ＞ http://slashdot.jp/~akiraani/journal/514277
[sf] だよねー。端末での利用事例ってなかったはず>電子粉流体
[sf] .k 電子粉流体
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22:17:47 + kairi(~kairi@i114-189-126-84.s10.a030.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
22:18:53 _02_Morie -> hir
22:18:59 ! Leonald ("Leaving...")
22:31:28 + Leonald(~Leonald@ntsitm364073.sitm.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #もの書き予備
22:33:23 + syamo(~syamo@KD113149198214.ppp-bb.dion.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/04 23:00:00
23:21:34 kisi_game -> kisito
23:22:30 + asahiya(~asahiya@i125-204-80-220.s11.a026.ap.plala.or.jp) to #もの書き予備
23:34:05 + dain(~dain@220x151x204x243.ap220.ftth.ucom.ne.jp) to #もの書き予備
23:43:49 ! bw ("Leaving...")
23:53:28 + Marcy(~nomarcy@EM111-188-95-6.pool.e-mobile.ne.jp) to #もの書き予備
2010/09/05 00:00:00 end
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