文芸広報:2001年01月分


目次



文芸広報:2001年01月分


文芸広報:2001年01月02日号

> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
> ****** どうぞ、私の書斎へ ******
> 子供の心を忘れていない貴方に捧げる大人の童話『昼の流れ星』シリーズ、
> 驚愕の犯人当て『臭い密室の問題』、SFミステリ『静止したエデン』、
> 詩集『風の行方』、JavaScript版クロスワードなど多彩な創作ページです。
> ****** http://www.sf.airnet.ne.jp/tsuki/ 月田家のホームページ ******
> --------------------------------------------------------------------
 情報の山の中に埋もれた創作文芸物を発掘し、読むことを楽しみたい人々へ
の指針となることを目的とする、オンライン創作文芸の宣伝告知サービスです。
 創作小説、イラストストーリー、小説を書くうえでの論考、ネットワーク利
用の共同創作、詩などを取り扱っていきます。


ちょっと一言

 前回は、まぐまぐ版が一日かかっても届いていないので、再送しました。
 おそらくまぐまぐの不具合の影響で、成功したつうちが来たものの発行が失
敗したと思われます。とくにフリーメールなどでは元々ときどきメールが届い
ていないことがあるようなので、melma!版と併用するとより安全になるかと思
います。



いー・あーるの他愛の無い話:歩く


 歩いてみた。

 そもそも、歩く環境があるあたりが、今までの場所と違うのだなと。
 走って行くのではなく。
 歩いて行くのだなと。

 田圃が無いことの不思議。
 街路樹の緑を、毎日眺めながら先のことを思っていた頃の不思議。
 
 あちらこちらから、ナナフシの足のように唐突に突き出す分かれ道。
 ふいと飛び出す人影。
 
 適当に歩いて、適当に歩きやめて。
 看板を見ても、何の店だか分からない店。
 日曜の夕方に、しっかり閉まっているって何事、とかも思いながら。

 二年間の、これは暫定的なとき。
 勿論、その先は尚更に見えないのだが。

 ふいと、きびすを返す。
 くるりと、影が回る。
 
 通りの向いの硝子戸に、こちらを見て笑う己の影。

 一瞬。


 歩くか。
 立つか。
 走るか。
 転ぶか。


 一度笑い返して、こちらも歩き出す。



 ………他愛の無い話である。



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 あなたの創作文芸関連ページの告知が、
	http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/crenovel/CRE_N_CM.html
 に書き込むか、 sf@cre.ne.jp へとメールで紹介するページのURLとタイト
ル、紹介文を送付することで行なえます。

 今回掲載されたかたでも、個別の作品についてや更新情報などを再度登録し
た場合にも、ちゃんと告知させていただきます。最初はページ全体の告知で良
いわけですが、新着小説ができるたびに告知していっていただけますと読み手
にも書き手にも便利だと思われまから。
 ページ全体に関する宣伝を継続的に掲載したい場合には、順繰り載せる予定
の五行広告という手もありますので、 sf@cre.ne.jp までお問い合わせくださ
いませ。


	http://www.trpg.net/user/ko_iti/
	Antique Library /  軍光一
 ぽてぽてと、ライトファンタジーなどを書いてみる今日この頃。こういうの
も結構楽しいかもしれない。
 謎の教団に襲われている女の子を救えアレス! もうちょっと真面目にな
(苦笑)
 蒼空かけるさんのワールド『セイエリス』の二次作品、『御子神』を書きま
した。

 ** sfより **
 常套句が多くてもそれなりに読めるのは、キャラを知ってるからなのかも知
れませんが。この手のはノリとテンポがつかめてくれば読みやすいですよね。
 過去を振り返るモノローグが、わりといい感じです。


	http://www5b.biglobe.ne.jp/~kiku-ta/
	菊太郎わーるど /  菊太郎
 明けましておめでとうございます。
 「WORLD」<孤高なる精霊使い> の第四話を掲載しました。
 それと、月読さんの墓守と天使が見た夢も更新されています。(すごい勢い
です)
 今年は、何かと色々やっていくので、ぜひサイトに訪れてください。
 それでは失礼します。

 ** sfより **
 少しずつ事態が動きだしているようです。
 なかなか長編連載の続かないことの多い中、ちゃんと更新されていて何より
ですね。



文章研鑚メーリングリストのご案内

 読みたくなる文章を書くための修行の場、読みたくなる文章を書くための方
法論の検討の場をもうけ、インターネット上における文章技術、とくに創作小
説の技術向上を図るために設立しました。

	http://www.cre.jp/ML/bun/
 に案内文や規約・ログがおいてあります。
 bun-ctl@cre.ne.jp にたいして
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 と書いてメールを出せば、参加できます。メールに題名は不要です。




銅大の読書万歳:海軍将校リチャード・デランシー物語り

作品名:『海軍将校リチャード・デランシー物語り』
	1.罠にかけろ
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00136559
	2.海から来たスパイ
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00137476
	3.火の船
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00140292
	4.地中海の黒い雲
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00146447
	5.南海の秘密基地
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00155001
	6.インド洋の落日
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00167217

著者名:C・N・パーキンソン
出版社:至誠堂

 航空冒険小説の次は海洋冒険小説のご紹介である。
 海洋冒険小説、わけてもナポレオン戦争時代のイギリス海軍を扱った作品は
数多く、傑作もそれに比例して多い。あまりにも有名なセシル・スコット・フ
ォレスターの『海の男/ホーンブロワー』シリーズはその代表格であろう。

 で、わざわざホーンブロワーではなくどちらかというとマイナーなデランシー
を紹介するのには訳がある。ホーンブロワーやボライソーという有名作品の海
軍将校は時の経過と共にどんどん偉くなり、イギリス海軍の中でも重きを置か
れるようになるのだが、私個人としては金がなかったり無茶な命令を与えられ
て四苦八苦しているキャラクターの方が好みなのである。ホーンブロワーでい
うと、やはり『燃える戦列艦』あたりまでであろうか。

 その点、デランシーは出世街道からは遠く隔たったところを歩く一匹狼で、
私の好みにぴったりなのである。何しろ最初の2巻までは海軍将校ですらなか
ったりする。港湾の管理官として密輸船の取り締まりを行ったり、私掠船(敵
国の船を攻撃して捕獲する権利を認められた民間船。国のお墨付きの海賊とい
ったところか)の船長として金を稼いだりするのだ。ついでに私掠船が沈めら
れて敵であるフランスの領内を突破して脱出したりと、海でよりも陸での活躍
の方が多い。おかげで当時の人の生活などもうかがえてなかなか読んでいて楽
しい。

 また、これはホーンブロワーと近しいのであるが、決して無茶な蛮勇を奮っ
たりしない点も好感が持てる。できるだけ知恵を働かせ、戦いになる前に有利
になるように有利になるようにと骨を折るのである。
 だが、同じ知恵と労力を費やすにしても、王道を進むホーンブロワーがどち
らかといえば求道者的な哲人風であったのに対し、出世など望むべくもないデ
ランシーはもっと即物的で自分の欲望に正直である。5巻、6巻で自分がナイ
ト爵をもらうためにあれやこれやと策を巡らせる所など、実に人間くさくて微
笑ましい。

 また、デランシーの乗船する船が全編を通して小さく、最大でもフリゲート
艦であるのも良い感じである。当時の海戦における主力は戦列艦という大型の
艦であるが、これだとやはり冒険のスケールも大きく、一歩間違えると駄法螺
になってしまう。その点、船団護衛にも航路哨戒にもそして海戦にも使え八面
六臂の活躍をしたフリゲート艦であれば様々なタイプの冒険に使うことができ
る。ま、その分、全体的に話が地味になるのは否めないが。

 決してヒーローではない、等身大の海軍将校。
 それがリチャード・デランシーという男の魅力なのだ。


銅大(あかがね・だい):週末ライター     mailto:akagane@mb.infoweb.ne.jp
著者ページ: 銅大のRPGてんやわんや    http://www.trpg.net/user/akagane/

 ** sfより **
 物語り、というのは珍しい表記だと思いますが、これで正しいようです。



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 お気軽にご参加ください。

 PBMについての解説文を書いてもらう計画、参加者の小説の分析や提案など、
いろいろと盛りあがりました。
 最近はメールマガジン用にライター養成のようなこともしております。



文芸創作な一言:読んだだけで済ませず行動へ

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 文章読本やら小説の書き方やらを読み漁っている人は、文芸広報を読んでい
る人にも多いかと思いますが。なにかを見聞きして「参考になる」で終わらせ
てしまうというのも、良く体験していることかと思います。
 「では、自分の現状と能力からはなにを具体的にすればいいのか」を考える
くせをつけるというのが、参考にするために読んだだけで終わらせない、ひと
つの手ですよね。この意識をもって読むだけで、だいぶ変わって来るかと思い
ます。そして、むろん行動につなげないといけない。
 漫然と教科書を読むのと、なにかやりたいことがあってその方法を探しなが
ら教科書を読むのとの違いですね。

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> ☆ キャラ化によるエピソード作成 ☆ あなた自身をモデルにした人物を
> つかって、もうひとつの日常を遊んでみませんか? 
> どんな話になるかはつぎのURLで!     http://kataribe.com/HA/06/P/
> 実際の進行は 語り部メーリングリスト <URL:http://kataribe.com/ML/> 
> にて開催中です。                            ** 毎日何話も進行中!! **
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 ご意見・ご感想は、 sf@cre.ne.jp への電子メールにてよろしくお願いしま
す。たんにこのメールにたいして返信するだけで、感想などを書くことが可能
です。
 なお、当メールマガジンの内容は出典を明記すれば、引用は当然自由ですの
でご活用いただければ幸いです。

創刊: 1997年07月15日 発行間隔: 毎週火金曜日予定  X-Mag2Id: 0000000405
前回の発行部数: 554部+melma!版40部
情報源とログ: 文芸広報    <URL:http://www.cre.jp/writing/maga/BK/>
【まぐまぐ版】                                   X-Mag2Id: 0000000405
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企画・制作: 電網工房・匠 (sfこと古谷俊一) <URL:http://www.koubou.com>
発行者連絡先: sfこと古谷俊一<URL:mailto:sf@cre.ne.jp> ICQUIN: 6549565
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文芸広報:2001年01月05日号

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ちょっと一言

 1/1よりオンライン書店ビーケーワンとアフィリティ契約(仲介して購入した
らマージンが入る)のテスト運用をはじめました。商品単位での購入リンクの
整備をぼちぼち行って参ります。 
	http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi?aid=p-sf0023
 よりどうぞ。



いー・あーるの他愛の無い話:地下街にて


 帰らないと、と思って。
 帰るならば、と思って。
 階段降りて、地下街に下りて。

 目が、廻った。

 どん、と、押し寄せる人の列。


  一日、買い物の時にしか、人と話さない環境というのに、負ける己の情け
なさ


 肝臓一つわやにして、生き残れるなら。
 それでも、立っていられるなら。

 安い取引だ、とか思って。

 思って。

 それで単行本買っているから、世話は無い。
 
 
 それでも、やっぱり。
 前向いて歩こうじゃないか。
 息切れするまで、何とかして。



 ………他愛の無い話である。



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	http://www3.ocn.ne.jp/~optical/h/
	オプテイカヘヴン / イイクラマリコ
 いろんな主人公が寄り集まって一つの長編になるオハナシ。
 完結している「指南の達人」の主人公↓
 カイラ=ミール(22)貴族のお坊ちゃま
 パミル(20)カイラのたった一人しかいない男友達
 サミエル(?)カイラの愛人。殺されてしまう。
 ミモザ=レビュー=ミッドガル(15)国の姫君・カイラの婚約者。
 ラスタ(18)ミモザの従者。
 短編「肖像の価値」
 の二本は完結しているので
 特に「肖像〜」は短くて読みやすいと思います。

 ** sfより **
 これは告知済みの内容のような気もしますが。
 見に行ってみると、いくつか連載および短編が増えてますね。『暁の瞳の姫
君の侍女の話』とか。だんだん登場人物の関係がは空くできるようになりつつ
ある感じかな。


	http://www.hoops.ne.jp/~g-garireo/
	STILL IN THE DARK / g-garireo
 シリアスコメディのSFファンタジー「反逆者」十二節「命の炎」更新いたし
ました。
 歪んだ愛に心を奪われた男は、神の名を僭称して絶対なる力を求め続ける。
 ///////////////////////////////////////
 もっと欲しい。
 優れた技術。
 優れた知識。
 優れた力。
 そうすれば、この女に再び魂を吹き込める。
 私はもっと神に近くなる。
 ////////////////////////////////////////
 ぜひ一度ご来訪ください。

 ** sfより **
 節ごとに世界の様相が広がってきますが、これをどう繋げて纏め上げるかが
腕の見せ所ですね。



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銅大の読書万歳:消されかけた男

作品名:『消されかけた男』
著者名:ブライアン・フリーマントル
出版社:新潮社
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00143830

 まだソ連が存在していた冷戦の時代。ドイツが東西に分かれていた頃。そし
てベルリンに壁があった時。
 そんな、今となっては懐かしささえ覚える時代を背景に、いくつものスパイ
小説が書かれた。
 今回紹介する、『消されかけた男』もまた、その一冊である。

 主人公は英国情報部――良質なスパイ小説の主役はCIAよりも英国情報部
の方が多い気がするのは私だけだろうか?――のチャーリー・マフィン。頭の
切れる海千山千の古株スパイだが、それが逆にわざわいしてか、老練な部長が
引退してからというもの部内では孤立している。
 いや、正確にいうと疎んじられていると言ってもいい。
 そんな彼がかつて逮捕した大物スパイ、ベレンコフの親友であるカリーニン
将軍が西側への亡命を希望しているという情報が入ってくる。この亡命が成功
すれば、ソ連の情報網に与える打撃は計り知れない。英米の情報部は共同でカ
リーニン将軍の亡命を受け入れる作戦を立案する。
 チャーリー・マフィンもまた、この作戦に参加することになる。彼自身はこ
の亡命に胡散臭いところがあると警告するが、窓際情報部員の言うことなど誰
も耳を傾けない。それどころか半ば捨てごま的な役割を与えられる始末。

 チャーリーの、たった一人の孤独な戦いが始まる……

 という事で、これ以上紹介すると完全にオチをばらしてしまう危険性がある
ので後は読んでみてのお楽しみである。
 冴えない、だがしたたかなチャーリー(なんとなくピーター・フォーク演じ
る刑事コロンボを想像してしまう)の活躍を、どうぞご堪能あれ。


銅大(あかがね・だい):週末ライター     mailto:akagane@mb.infoweb.ne.jp
著者ページ: 銅大のRPGてんやわんや    http://www.trpg.net/user/akagane/

 ** sfより **
 この作品のチャーリー・マフィンの登場するシリーズとしては、他にも

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00206346
『再び消されかけた男』 ISBN4-10-216504-5
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00234836
『呼び出された男』
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00404968
『罠にかけられた男』
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00154225
『追いつめられた男』
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00570886
『亡命者はモスクワをめざす』
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00600415
『暗殺者を愛した女』
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00971685
『狙撃』
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=01549953
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=01549954
『報復』上下
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=01695274
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=01695275
『流出』上下

 とあるようですね。



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 イラストが良ければ売れるというのは本当か、銃器の描写を考える、世界を
つくるうえで考えると、どこまで類型や用語に頼って説明しないで済ませて良
いのか、などの話題で盛りあがりました。



文芸創作な一言:疑問や悩みは相談すると糧になりやすい

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 一人でああでもないこうでもないと書くのもいいものですが。
 「ここがわからない」「こういうことをやりたいんだけどどうすれば良いだ
ろうか」「この点についてアドバイスもらえませんか」などと、自主的に動い
て、意見を聞いて参考にするというのも、良いものですよね。これを意欲的に
やってると、めきめき実力が伸びていくように思います。
 そのためにも、いろいろと聞ける相手、仲間を見つけるのはたいせつなこと
ですね。などとIRCのやりとりを見ていて、思ったりします。
 ほんと伸びるもんなぁ。うかうかしてられない。


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>
> サイバラ電劇ネットでのリレー小説(ファンタジー)のログ公開中。
>                  http://www.trpg.net/user/saibara/novel/index-j.html
> 電劇ネットにゲスト(SAIB0000)でログインしてもリレー小説閲覧できます。
> --------------------------------------------------------------------

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す。たんにこのメールにたいして返信するだけで、感想などを書くことが可能
です。
 なお、当メールマガジンの内容は出典を明記すれば、引用は当然自由ですの
でご活用いただければ幸いです。

創刊: 1997年07月15日 発行間隔: 毎週火金曜日予定  X-Mag2Id: 0000000405
前回の発行部数: 555部+melma!版41部
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文芸広報:2001年01月09日号

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> インターネット上に広く存在するオンライン小説のホームページから新作の
> 情報をまとめてお送りします。月一程度の特集記事では、独自の切り口でオ
> ンライン小説の紹介を行なっています。                毎週金曜日発行。
>                         http://www02.so-net.ne.jp/~inai-yo/magazine/
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ちょっと一言

 つらつらとメールマガジンの発行部数集計をみるに。最近はメールマガジン
が増えたせいか、創作小説系のメールマガジンの読者数がえらく少なくなって
ますねぇ。
 もはやメールマガジンを出せ馬人の圧マッチ時代は過ぎたとはいえ、数十人
では辛いよなぁ。



いー・あーるの他愛の無い話:立ち続ける


 嘘で固めて立ち続けられるなら、嘘を大切にする。
「そのうちに、本当になる?」
 本当にする。

 迷いやら、越せない壁やら。
 それこそたんとこさ抱えているけれども。

 人としてなっちゃいなくても、生き続けなければならないから。
 めんどくさい、なんてもんじゃないけど、時折。

 鬼さえ生き難い穢土にあって、在り続けて。
 修羅となってでも。

「なんで其処までして生きるね」
 
 視線の先の、小さな鬼が笑う。
 視線の先の笑みを見据えて、あたしも嗤う。

「あたしが選んだことだからね」

 立ち続けることを。
 立ち続けて良いのだ、と、手を伸べてくれたひとを。
 
 情けなくても、惨めでも。
 そこからもう一度戦う為に。

 からん、と笑って鬼が消える。
 からん、と笑い返して、あたしはまたパソコンに向う。
 窓を開けることの無い部屋は、既にうっすらと熱を含んでいる。



 ………他愛の無い話である。



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	いー・あーるのホームページ / E.R
 ブラッドベリの、火星年代記が好きでした。
 己の生きる世界とは少し異なる風景の中で、確かに生きている普通の人たち。
そういう風景を書いてみたいな、と思っていました。

 『石星紀略』に「冬風空」を追加。
 ゆっくりと、世界を膨らまして行く予定です。
 ……多少、無謀は覚悟の上で。

 宜しければ、どうぞ。

 ** sfより **
 身体の末端から硬直していき、死んでいった猫のことを重ねつつ読みました。
まじかな死を覚悟した人を見つめて、何ができるのか。何度でも書ける題材で
すよね。


	http://homepage1.nifty.com/fumikaban/
	ふみかばんのほーむ / 広河陽
 「硝子」というSFなショートショートを追加しました。
 最終戦争後の荒廃した土地での日常の出来事。
 新人類の目には、私たちの日常は奇妙なものに映るのでしょう。

 ** sfより **
 回想から入るというのもいいものですけど。構成を変えるともっと心に刺さ
るようにできるような気がします。



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書籍紹介:江戸の宿

 都合により銅大の読書万歳はおやすみします。かわりにこれを。

	http://www.trpg.net/book/guide.html
 最近読んだ本について、書誌情報とともに読み所の紹介を、TRPGへの活用の
指針を交えて行なっている企画より、小説書き向けのものを紹介します。


 平凡社新書『江戸の宿 三都・街道宿泊事情』深井甚三
 ISBN4-582-85052-9 本体価格700円 2000年08月発売
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=01919715

 江戸時代の宿についての入門書籍です。江戸時代の宿場の成立・ありかた・
建築、旅行者の種類と泊まり方、宿の経営のあり方など、宿に関るいろいろな
話題がまとめられています。
 題名には江戸のとありますが、これは江戸時代のということでして。良くあ
るような江戸や東海道だけの話ではなく、上方はむろん、九州や北陸、琉球や
蝦夷地などの情報もあり、たいへん興味深いものとなっています。とくに大型
の都市内の宿については江戸の宿自体はほとんど出てこないで、上方の史料が
中心のようですね。
 江戸時代の日本に限らず、宿のあり方、意義というものについて考える上で、
たいへん役に立つ内容だと思います。

 市場と宿は密接な関係がある、商人宿の庭から発展して市場を生んだ事例も
あるあたりを見ますと。宿が商人の荷物も引き受ける場であったというのは、
私の意識から抜け落ちていたようで。そういやそうだようなと再認識。
 宿は都市にも必須であり、商売だけでなく、役所に用のある人間が宿泊する
という需要もあるものだ。というあたりも、街道の宿場町の宿についてしか書
かれていない本だけを読んでいては、思い当たらないことだと思います。
 また、信仰の旅のためにとの村々の対応の産んだ、善根宿(余裕のある人、
奉仕の心のある人が家を宿として提供する)から合力宿(村の成因から集めた金
で運営される無料宿)、そして旅人立ち入り禁止への推移というのは。無償持
ち出しで運営されていたものが、悪意の利用者、コストの負担を理解しない利
用者の増大により。負担で倒れたりするインターネットとの類似性を感じてし
まいました。


文責: sfこと古谷俊一 http://www.trpg.net/user/sf/



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 プロット優先のパズル的な話の組み方、題名の工夫、係り受けのねじれ、読
みやすい文章を書くためのノウハウ、などの話題で盛りあがりました。



文芸創作な一言:予期にたいするズレを利用して個人的感動を伝える

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 なにか見た時、感じた時の感動とか、面白く感じたこととか。これこれこう
でこうだったんだよ〜的に、順番をおって説明しても。相手が感心してくれず
に不満になることというのは、体験した人は多いと思います。
 直接、どうであったかとか、どのような行動をした、どのような言動だった、
というのを書いても。当事者でない人間にとっては、理解しにくいわけですよ
ね。

 笑える出来ごとととか、感動とかの個人的感情は。前提となく予想が共有さ
れ、予想とは食い違った結果があり、それに納得できる理由やなんかが知識か
ら導かれると考えることもできます。
 だから「〜と予期していたけど、〜となったので、〜だなぁと思った」といっ
た表現を考えてみると、それだけで伝わりやすくなるんじゃないでしょうか。


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>                                       TRPG語り部による共同創作実践中
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でご活用いただければ幸いです。

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文芸広報:2001年01月12日号

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ちょっと一言

 なんか前回のは無茶苦茶な誤変換がそのままだったようで。

 もはやメールマガジンを出せは人の集まった時代は過ぎたとはいえ、数十人
では辛いよなぁ。

 でありました。申し訳ありません。



いー・あーるの他愛の無い話:わすれもの


 買い物に行ったスーパーに、作りかけの話を忘れた。
 
 きゃべつとニンジンの間に置き忘れた。

 帰り道、忘れたことに気がついて、大慌てでスーパーに戻った。
 野菜売り場でひょっと置いた筈の話は、どこにも見当たらなかった。
 仕方が無いので近くで野菜を並べている店員さんに尋ねると、ああそれなら
ば忘れ物置き場です、二階の写真現像のレジで訊いて下さい、と教えてくれた。
 言われたとおり二階に上がって、レジの店員さんに尋ねると、三音くらい高
い声で、身分を証明するものをどうぞ、と言われた。
 住所を書き換えたばかりの免許証を見せると、店員さんは裏表をさっと眺め
てはいよろしいです、ここにサインを、と、紙を一枚出した。
 住所と名前を書いて、忘れた話を受け取った。
 野菜の間にあった間に、すこし冷えているようだった。

 大切に抱えて、帰った。
 日の光に当てながら、帰った。

 だけれども、忘れて帰ったのがいけないのか、冷えたのが良くなかったのか、
帰り道、どうも話はうまく膨らまなかった。
 仕方が無いので、買い物を冷蔵庫に収めてから話を仕事のテーブルの片隅に
置き、とりあえず仕事をすることに決めた。
 話はテーブルの片隅で、お供え餅のように綺麗に丸くなって眠ってしまった。
 ぺとぺと、と、何となく二回叩いてから、こちらもパソコンの電源を入れた。



 ……他愛の無い話である。



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いわけですが、新着小説ができるたびに告知していっていただけますと読み手
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いませ。


	http://home.catv.ne.jp/rr/s-field/
	10-minute novels / 淘山竜子(とうやまりょうこ)
 ちょっとお茶でも飲みながら、十分間ショートストーリーを読むなんていか
がでしょう。
 日本文学科に通う作者が自信を持っておすすめする作品を集めて掲載してい
ます。

 ** sfより **
 文学的なタイプの短編がいくつか。ちょっと画像のタイトルが読み取りにく
いですか。
 言葉を連ねて妙だなと思ったら実は幻想だったりするあたりが面白いですね。
少し語尾のリズムが気になるけど、読むと引き込まれて、そのまま読めてしま
うので、これはこれで良いのかな。
 なおテレホーダイ初期時間帯にはサーバが不安定なようです。



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銅大の読書万歳:無伴奏ソナタ

作品名:『無伴奏ソナタ』
著者名:オースン・スコット・カード
出版社:ハヤカワ文庫SF
ISBN:4-15-010644-4
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=00399626

 SFは『短編』の文学でないかと思うことがある。
 これは長編がつまらないというわけではなく、SFの神髄ともいうべきセンス・
オブ・ワンダーは他の要素をぎりぎりまで削り取った短編においてこそ、もっ
とも美しく輝くのではないかと思うからである。だから、小説としては長編の
方が出来が良くとも、その中のSFとしてのきらめきは元となった中・短編の方
が良いという物も幾つかある。『アルジャーノンに花束を』もそうだし、今回
紹介する『無伴奏ソナタ』の中の『エンダーのゲーム』もそうだ。

 『エンダーのゲーム』の主人公のエンダーは11才の少年である。
 エンダーは他の子供たちが当たり前のように与えられるものを与えられない
で育った。親兄妹も、学校に行くことも、エンダーには無縁だ。彼はただ一点
において超人であることを求められ、選抜されたのだ。
 〈ゲーム〉に勝つこと。
 人類は異星種族との血みどろの戦いの中にあった。異星種族が攻めて来たと
き、人類は一世代分の若者を犠牲にしてそれをくい止めた。そして二度目に攻
めて来たときも、また一世代分の若者の命で戦いをしのいだ。
 そして人類は決意した。この戦いを終わらせることを。
 無数の宇宙船が作られ、一〇〇年の時をかけて敵種族の星へと向かった。到
着する一〇〇年の間に、それらの宇宙船を指揮する戦争の天才が出現すること
を期待して。
 そしてエンダーが現れた。
 11才のまだあどけない少年。だが、幼児の頃からの訓練と天性の才能でもっ
て人類に勝利をもたらすかもしれない少年が。
 時間はなかった。エンダーは過酷なスケジュールで戦争指揮官として鍛え上
げられていく。他の子供たちであれば全滅するようなハンデを与えられて〈ゲ
ーム〉へと送り込まれる。
 エンダーは勝ち、勝ち、そして勝ち続ける。
 もう大丈夫なのだろうか?
 彼こそが、求めていた人物なのだろうか?
 それは、実際の戦闘にならねば分からない。
 ただひたすらエンダーは〈ゲーム〉を戦い続ける。
 自分が守るべきもの全てから切り離されたまま。

 そして、エンダーにとって最後の〈ゲーム〉が始まる。

 なお、本作品には他に一〇の短編が収められている。
 SF的なスパイスとしては『猿たちはすべてが冗談なんだと思いこんでいた』が。
 そして叙情的な余韻の残るSFとしては表題でもある『無伴奏ソナタ』が、お
勧めである。


銅大(あかがね・だい):週末ライター     mailto:akagane@mb.infoweb.ne.jp
著者ページ: 銅大のRPGてんやわんや    http://www.trpg.net/user/akagane/

 ** sfより **
 bk1では24時間以内に出荷されるようですね。



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 小説の書きかた本の紹介、アクション小説の添削、その他の話題で盛りあが
りました。



文芸創作な一言:日記を書いて日常の観察力を高める

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 思うところあって、一日中のできごとを記録するようにしてみているのです
が。日常の観察力が増していくのを、めきめきと感じています。漫然とした生
活だったものが、記録する必要があるという意識から、いままでよりもクッキ
リと感じ取られるようになるんですね。
 小説にしてもなんにしても「風景が書けない」などと思ったら。自分の生活
を克明に記録してみることからはじめてみるのも、良い手なのかも知れません。


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ちょっと一言

 いろいろ計画はあるものの、実行に移す余裕がないと。ずるずるといままで
通りで進めてしまうわけですね。
 ……これがジリ貧を産むのも分かってるわけですが。



いー・あーるの他愛の無い話:卵の黄色


 上の住人が階段をきしませる、その音で目が醒めた。
 時計は既に、9時近かった。
 なんとなく惰性で台所に立ち、なんとなく惰性で冷蔵庫を開けた。
 パックの中に卵が残っていた。
 お碗の角で卵を割って、適当に塩と胡椒と牛乳を混ぜて。
 そのままフライパンにぶち込んだ。
 適当にかき混ぜて、適当に皿に載せた。
 変に、痛かった。

 卵の黄色。
 朝ご飯。
 秩序。

 信用されること。自分が一人で立てないこと。
 皿を放り出して、コンピュータの電源を入れた。
 卵の黄色は、時にして痛い。



 ……他愛のない話である。



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	いー・あーるのホームページ /  E.R
 そして世界は分裂し増殖する。
 話は指数関数的に増加する。
 『奇譚有巷』に「天空祭」追加。
 他、各所追加等ありますので、『蒼空無窮』をご覧下さい。
 宜しければ……どうぞ。

 ** sfより **
 奇妙な造語を使うのがうまいなあ、というのはいつも思うこと。
 「天空祭」については……本編読ませてね、といった感じかな。読んでいて
頭の中で球体がからからまわります。



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銅大の読書万歳:魔法の少尉ブラスターマリ

作品名:『魔法の少尉ブラスターマリ』
著者名:池田恵
出版社:バンダイ
ISBN:4-89189-103-3

 マリコ・スターマインはジオン第六小学校の五年生。
 白い馬に乗った“赤い彗星のひと”から魔法のふとん叩きをもらったマリコ
は、コロニーが危機におちいった時に魔法の力で変身し、無敵の少尉ブラスタ
ーマリになるのである!

 ……いや、本当にそういう話なんだってば。

 TVアニメの『機動戦士ガンダム』はTV放映後も、というよりTV放映が終わっ
てからの方が人気が出てたくさんの関連商品が登場することになった。
 TVアニメも、ビデオアニメも、実写映画も、ゲームも、小説も、漫画も、と
にかく山のように出た。中には富野監督自身の手による小説もある。

 本作品はその中でも、とびきりのイロモノの一つであろう。

 何しろコンセプトが「魔法少女+ガンダム」の漫画である。

 しかも、本作品は単なるイロモノとして笑えるだけではない。後半では不覚
にも感動してしまうのである。
 『機動戦士ガンダム』ではニュータイプという概念が登場する。これは、超
能力のようにも見えるが実際にはもっとシンプルな、『人と人が分かり合える』
力として作品中では描かれていた。そして同時に『便利な戦争の道具』として
も。
 だが、『分かりあえた』からといってどうだというのだ?
 逆に言うと、そんな力、本当に必要なのか?
 人間はなんだかんだいいながら、喧嘩や戦争もしながら、それでも愛し合い、
信じあってここまできたではないか。
 別に天下国家や人類の未来なんぞを語らなくても。
 親子や兄弟、家族の信頼の方が大事なのじゃないのか?
 やはり人間、一足飛びに便利な存在になるんじゃなくて。
 もうちょっとゆっくりじっくり、足下を見つめて歩こうじゃないか。
 ブラスターマリの後半のクライマックスを読むと、そんな気分になっちゃっ
たりもするのだ。

 というわけで、次回はもう一つのイロモノ系ガンダム、『Gの影忍』である。

 ……ホントか?


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著者ページ: 銅大のRPGてんやわんや    http://www.trpg.net/user/akagane/

 ** sfより **
 この本は現在新刊では入手不能です。古本屋で探してみるといいでしょう。



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 お題「傘を差しかけたのは○○であった」はなかなか楽しめました。異化作
用をいかに発生させるか、それを上手く発展・再解釈できるかが、腕の見せ所
ですね。
 その他、論説文における適切な題名のつけかた、独自性のある異世界、キャ
ラクター造形のありかた、ビジネス文書をきっちり書くノウハウ、最近のライ
トノベル系新人賞の傾向、類語を始めとした辞典の紹介、解説文における視点
の価値、原稿料とは安いものである、出版業界の規模の小ささと書籍流通など、
たいへん盛りあがりました。



文芸創作な一言:どこから読んでも刺激があってほしい

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 徹底してエンターテイメント小説を指向する場合には。どこを読んでも

・ことが始まることを予感させる
・ことが今まさに始まろうとしている
・ことの真っ最中である

 と良い、という話があります。

・らぶこめなら、こと=らぶらぶ
・アクションものなら、こと=アクション
・ホラーものなら、こと=恐怖を感じるできごと/惨劇

 とかなるわけですね。
 ぱらぱらとページをめくって、そのページだけ読んでも引きつけられる。そ
ういったものだと、買ってしまいますよね。


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> ページや作品の五行宣伝を募集中です。毎号順番に数個、このようにメール
> 内に挿入します。形式は一行は70桁(ただし先頭二桁は引用符と空白を入れ
> る)と考えて五行です。商品・商店の広告も可能です。
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ちょっと一言

 HTMLで書かれた論文を読んでいて、行間がつまりすぎて読みにくいのに業を
煮やし、ユーザスタイルシートで行間を

BODY {	line-height: 140% ;	}

 とだけ入れてみました。やはり読みやすくて良いですね。
 これまでは、チェックやなんかでしくじるとなんだ品と入れてませんでした
が、やはり行間がある(そして文字のサイズがそれなりに大きい)のは良いもの
です。まともに読める。
 まあユーザスタイルシート入れてると字が重なったり妙なことになるページ
もあるので。ワンタッチでスタイルシートをスイッチできると楽でいいんです
よね。たしか  Netscape6 にはそんな機能もあったよううな気もするけど。



いー・あーるの他愛の無い話:灰色球


 さしたるあてもなく歩いていたら、雨が降り出した。
 勿体無いなあとは思ったけれども、400円で傘を買った。
 しばらくするうちに、土砂降りになった。

 ふと見上げると。
 透明な傘の向こう側で、雨は一粒一粒とその輪郭を震わせながら、綺麗な球
形を保っている。
 ああ、雨の中を歩くのが久しぶりなのだと、ふと気がついた。
 気がついた途端、おかしくなって、雨の中笑いながら歩いていった。
 叩きつけるような雨も、やはりころころと震えながら丸くなって。
 新しいビニールの上を転がりつづけている。

 空は、灰色。
 丸い雨も、灰色球。
 おかしくて、笑いながら歩いた。


 ……他愛の無い話である。



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 今回掲載されたかたでも、個別の作品についてや更新情報などを再度登録し
た場合にも、ちゃんと告知させていただきます。最初はページ全体の告知で良
いわけですが、新着小説ができるたびに告知していっていただけますと読み手
にも書き手にも便利だと思われまから。
 ページ全体に関する宣伝を継続的に掲載したい場合には、順繰り載せる予定
の五行広告という手もありますので、 sf@cre.ne.jp までお問い合わせくださ
いませ。


	http://www.oct.zaq.ne.jp/motoworld/nekoneko.htm
	猫々同居物語 /  Motoya
 原稿用紙200枚程度の作品で、ジャンルは恋愛になると思います。
 今のところ結構評判がいいです。
 よかったらどうぞ♪

 ** sfより **
 過去を想起する形式の一人称で、少し冗長かなと思うくらいに説明的な語
りかもと思いましたが。それが微妙な感情や認識の食い違いを浮き彫りにし
て、恋愛ものらしい情感を出す効果になっているようですね。
 取りあえず主人公には、お馬鹿さん、と愛情をこめて肩を叩いてあげたい
気分です。
 演劇関係のスラングを知らないと意味がピンとこないとこもあるかも知れ
ませんね。たとえば"本"ってのは脚本のこと(のはず)です。雰囲気だしのた
めにも良く使う言い回しは使いたいけど、わかるように使うとなると難しい
ものもありますね。説明しちゃうと野暮になりかねないし。


	http://www.fortunecity.co.uk/southbank/lkjlkj/680/hinata/
	why can we fly like a bird?  /  jelly fish*hinata
 私が高校の頃から書き溜めた作品集。
 何かと読みづらいところもございますが、最後まで楽しんでいただけると幸
いです。

 ** sfより **
 青春の不安というやつかな。小さな一つ一つの詩に込められた思いは、テー
マとして処理して小説なりが作れそうだな、などと思います。
 なかなかこう、不安やなんかを意識的にくくりだすのは私には難しいのです
が。こういう時もあるかな、あったかな。などと思いながら読みました。



文章研鑚メーリングリストのご案内

 読みたくなる文章を書くための修行の場、読みたくなる文章を書くための方
法論の検討の場をもうけ、インターネット上における文章技術、とくに創作小
説の技術向上を図るために設立しました。

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 に案内文や規約・ログがおいてあります。
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 と書いてメールを出せば、参加できます。メールに題名は不要です。

 上手く機能していないので、リニューアル検討中。



書籍紹介:トールキン指輪物語事典

	http://www.trpg.net/book/guide.html
 最近読んだ本について、書誌情報とともに読み所の紹介を、TRPGへの活用の
指針を交えて行なっている企画より、小説書き向けのものを紹介します。


 原書房『トールキン指輪物語事典 普及版』
 デビッド・デイ著/仁保真佐子訳/ピーター・ミルワード監修
 ISBN4-562-03356-8 本体価格1800円 A5判387ページ 2000年12月発売
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=01954243

 1994年12月翻訳発行の『トールキン指輪物語事典』(B5でした)が版形を変え
て安価に入手できるようになりました。帯を見ると映画に合わせようというこ
とでしょうか。
 『ホビット』『指輪物語』『シルマリルの物語』ほかのトールキンの関連著
作から抽出された用語について整理して解説されている、まさに百科事典です。
まず歴史を概説した部分があり。そのあと地理、社会、動植物、伝記(人物)に
ついて、それぞれ辞書順に紹介が書かれています。
 項目数は400以上、図版も150以上となっています。
 索引には項目ごとの出典作品がどの本かが明示されているのですが、項目の
本文のほうには出典の記載が無いのは、すこし残念ですね。

 全体としては、良く纏まっており。かつて『指輪物語』などを読んだ記憶を
よみがえらせてくれます。こいつはこんなやつだったっけ、などと認識をあら
たにすることもあって、久しぶりに『指輪物語』も読みたくなりますね。
 『指輪物語』を読んで楽しかった人、指輪物語世界で遊ぼうという人はむろ
ん、架空世界を作成する人が参考にするためにも、手許においておくと便利な
一冊だと思います。

文責: sfこと古谷俊一 http://www.trpg.net/user/sf/



TRPG.NET IRCサーバ #もの書き のご案内

 文章を書くことについて、いろいろと語りあう場所として、
	http://www.trpg.net/talk/IRC/
 に解説があります、 irc.trpg.net の独立IRCサーバ上に #もの書き という
チャンネルを常設しております。
	http://www.cre.jp/writing/IRC/write/
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 お気軽にご参加ください。

・出版社の売り上げ規模のモノを作る企業と比較しての小ささ
・格好つけの文章を冒頭に置くことの持つ問題
・読者を偉くなった気分にさせることと納得感のバランス
・人間工学的に読みやすい色彩のページ配色
・『物語の体操』のカードをヒントにした物語発想訓練の実習
・アクションシーンの文章記述のしかた
・シソーラスとはなにか
・『小説家になる!2』の評価

 などの話題で盛りあがりました。



文芸創作な一言:小説の添削・相互批評は危険である

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 小説の添削は、よほどの技量差と信頼関係が無いとあまり前向きではないん
ですよね。
 論説文ならともかく、小説は「添削」するにはむかないんですよね。やって
しますと「添削者のスタイル」の押しつけにしかならないわけで。相手が何を
しようとしているか理解して、その方向で伸ばすことを考えないと。影響受け
るだけになってしまい害にしかならないという危惧があるわけです。
 だからできるだけ小説については「良い点を誉める」ほうが有用だと私は考
えています。意識的に誉めるとこを探すとか、もしくは「ここを伸ばすともっ
と良くなる」ところを指摘とかね。
 まあ、それをきちんとやるのは、単に不満点を見つけるだけよりもずっと高
度な技量が必要だとは思いますけど……。

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> 毎日、TRPG汎用の各種情報提供を行うと同時に、創作TRPG語り部についての
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 ご意見・ご感想は、 sf@cre.ne.jp への電子メールにてよろしくお願いしま
す。たんにこのメールにたいして返信するだけで、感想などを書くことが可能
です。
 なお、当メールマガジンの内容は出典を明記すれば、引用は当然自由ですの
でご活用いただければ幸いです。

創刊: 1997年07月15日 発行間隔: 毎週火金曜日予定  X-Mag2Id: 0000000405
前回の発行部数: 561部+melma!版40部
情報源とログ: 文芸広報    <URL:http://www.cre.jp/writing/maga/BK/>
【まぐまぐ版】                                   X-Mag2Id: 0000000405
登録・解除・バックナンバー <URL:http://www.mag2.com/m/0000000405.htm>
【melma! 版]                  X-MagazineID: melma.com magazine 25020
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企画・制作: 電網工房・匠 (sfこと古谷俊一) <URL:http://www.koubou.com>
発行者連絡先: sfこと古谷俊一<URL:mailto:sf@cre.ne.jp> ICQUIN: 6549565
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文芸広報:2001年01月23日号

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>                | 活躍したい、自分の夢見る世界でみんな
>  もうひとつの世界への扉   | と楽みたい、そんなあなたに送りたい。
>  「語り部」が提供します   |『ほんとうのRPG、試してみませんか?』
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 情報の山の中に埋もれた創作文芸物を発掘し、読むことを楽しみたい人々へ
の指針となることを目的とする、オンライン創作文芸の宣伝告知サービスです。
 創作小説、イラストストーリー、小説を書くうえでの論考、ネットワーク利
用の共同創作、詩などを取り扱っていきます。


ちょっと一言

 ひさしぶりに setext ( このメールマガジンも採用している、簡易な構造化
文書の規格。 プレーンで読んでも読みやすいのが特徴。TitBitsなどで採用さ
れている) のキーワードで検索してみたら。Mac 用の setext 対応アプリは、
かなり増えてるようですね。ちょっとびっくり。



わたしの執筆環境:新企画募集開始

 エッセイシリーズ『わたしの執筆環境』を募集開始いたします。
 マシン、ソフト、机、資料、部屋、時間、場所、辞書、ネットの利用時間と
利用目的、環境としての協力者、サークルなどの所属、などなど。ものを書く
ために有用なもの、必要としているもの、活用しているものは、みなさん色々
とあるかと思います。
 この不定期連載企画では、みなさまの「執筆環境」についてのエッセイを、
募集しております。 分量的には70桁で25行から100行まで程度を希望しており
ます。
 応募方法は、 sf@cre.ne.jp へと電子メールで送付するか、irc.trpg.netの
#もの書き チャンネルあたりで sf のnickの人間に、DCCで送信するなどして
くださいませ。
 頂きました内容は、文芸広報およびそのバックナンバーに掲載する他、クリ
エイターズネットワーク(cre.ne.jp)の適当な箇所にも掲載させていただく予
定です。むろんご自分のサイトどにも掲載していただいてかまいません。

 皆様のご応募、お待ちしております。



いー・あーるの他愛の無い話:天から降るもの……某日


 天から光が降ってくる。
 魚の鱗のように、幾重にも光を重ねながら。
 固形化した光が降ってくる。

 目から鱗が落ちる、というけれども。
 天から落ちる鱗を、その代わりに目に嵌めて。


 白光する世界。


 静かに、静かに。
 世界を涼しい線が彩るのを見る。


 そういう、初夏の昼休み。


 ……他愛の無い話である。



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	死鳥(ふみかばんのほーむ) / 広河陽
 運命は気まぐれなもの。運命が尽きる瞬間――死ですらも気まぐれに訪れる。
砂漠を舞台としたファンタジーショートショート。

 ** sfより **
 読んでいて、頭上を舞う鳥の姿が聞こえてきました。
 このパターンで、読んでいて色々な展開案が考えられまして、そのあたりも
含めて興味深く読みました。



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・考える訓練、考える楽しみの習得の重要性
・文末が同形になることの対策と活用法
・話者を読みとりやすい会話文の書き方
・構造論と記号論についての入門
・プロット制作における対比の活用
・「彼女に告白できない理由」を、考える
・近未来ものの生活設定の難しさ
・「自分が人間じゃなくて機械人形だと知った」ときの反応を考える

 などの話題で盛りあがりました。



文芸創作な一言:笑ったことを表現したい場合

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 笑ったことを表現したい場合、どのような表現方法があるかと問われまして、
いくつか考えてみました。

・笑ったと書く。
・(笑) をセリフの最後につける。
・顔文字を使う
・シソーラス(同義語辞書)などで「笑った」の同義語を探し利用する。

 ……というのはダイレクトな方法ですが。
 適切に使えば、もしくは用途にあっていれば、これで良いわけですよね。
 それで不満である場合には。

・笑ったのバリエーションの単語や表現を使う
 微笑む、口元に笑みを浮かべる、などいろいろ。

・笑ったのを見た他の人の反応を書く
 「あー、笑いやがって。ひでーや」など

・笑う時の身体的な動作で間接的に表現する。
 表現のバリエーションにちかいけど「身を震わせた」とか、まあそんなの。
 自分で笑ってみるとか、笑ってる人を観察して(映像とかでも)、笑うと人間
どうなるのかを確認してみると良いですね。

 あたりを活用すると、小説らしい文章になりますかね。


> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
>    ◆◆小説界のKOF98、鉄拳3「5KBのゴングショー」◆◆
> 投稿小説対決コーナーゴングショーはサイトのTOPに対戦2作品の冒頭を
> 載せ、読者が読んだ数と投票した数でポイントを競います。
> 詳しくは下記URLで。
>             http://www.asahi-net.or.jp/~ZL7Y-AOK/gong.htm
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文芸広報:文章研鑚メーリングリスト再出発

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>                                        http://www.trpg.net/talk/IRC/
>      もう、WebChat には戻れない
>                ……IRC を覚えたあの日から
> 
> irc.trpg.net の #もの書き にて、創作・文章技術について日夜チャット中
>           過去ログはこちら> http://www.cre.jp/writing/IRC/write/
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 創作小説、イラストストーリー、小説を書くうえでの論考、ネットワーク利
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 本号は号外です。
 文芸広報の発行者による、連動したメーリングリストのリニューアル案内と
なっています。


文章研鑚メーリングリスト案内

 長らくまともに機能しないまま放置していましたが、利用規定を全面的に改定
して、再出発いたします。
 初心にかえり、まったく機能していない現状を打破して本来の用途で機能させ
るために、いろいろと禁止事項を増やしました。特に作品の掲載や批評について
は、あまりに上手く機能しないために、大きく制限してあります。

 今後はIRC(irc.trpg.net/irc.cre.ne.jp) #もの書き での実績や話題を生かし
て、チャットとも連動していろいろと活動できるようにしたいと思います。



参加するうえでの了解事項

 このメーリングリストの投稿内容はすべて圧縮ログおよびHTMLとして公開さ
れることになります。また、各種の有用な編集ログを作成・公開・配布するた
めの材料として、投稿内容は初出の番号とメールアドレスを明記したうえで使
用されます。
 投稿内容は、文芸広報その他のメールマガジンの素材としても利用させて頂
きます。

 全体として、投稿内容は各個人の私見であって一般論ではないことに配慮し、
発言内容についての批判であればともかく発言者の人格についての意見は無視
するようにしてください。

 (一応書いておきますが)参加無料です。


加入方法

 bun-ctl@cre.ne.jp にたいして、題名には好きなものを書き、本文に
subscribe 名前(英数字で)
end
 と書いてメールを出せば、参加できます。


脱退方法

 bun-ctl@cre.ne.jp にたいして、題名には好きなものを書き、本文に
bye
end
 と書いてメールを出せば、脱退できます。



投稿方法

 入会後、bun@cre.ne.jp にメールを出せば、参加者のみなさまにメールが配
送されます。



管理者メールアドレス

 管理者アドレスは bun-admin@cre.ne.jp となっています。



取り扱う内容


・実際の作品(失敗作含む)にもとづく分析と改定
 (方法は「批評を受ける方法」を参照してください)
・創作論や文章論に関する書籍や、サイトの紹介
・具体的、あるいは抽象的な創作の方法論と、技術についての紹介や検討
・創作や文章作成上の疑問についての質問と回答、それから派生する討議
・情報分散ネットワークを活用した、新世代の文章表現について



メーリングリストの利用ルール

 注意を受けてもルールを守れない場合には、管理者によってメーリングリス
トへの参加を停止することがあります。

・作品の技術的な批判は「批評を受ける方法」の用件を満たしていれば必要で
 す。しかし、人格を非難するような行動は禁止します。人格を批判して満足
 するのは、あまりに安易な手段であり、もの書きとして恥ずかしい代物です。

・「批評を受ける方法」にある方法を利用せずに作品や作品告知を投稿するこ
 とは禁止します。作品の告知などには創作小説座談会の告知用掲示板をご活
 用ください。
 http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/crenovel/CRE_N_CM.html
 文章鍛錬メーリングリストは、あくまで技術について扱う場です。

・選択的な購読解除ができなくなるので、メールマガジンなどを当メーリング
 リストに継続的に流さないようにしてください。紹介や引用として、当メー
 リングリストの趣旨にそった投稿の一部として必要であれば、かまいません。

・自分があとで恥ずかしくならないように書きましょう。書き手なんですから。

・公開されても問題の無いないように、必ず法的な問題の無いようにしてくだ
 さい。著作権には気をつけましょう。特に、歌詞の利用などには著作権使用
 料が必要となります。

・HTMLメールは禁止します。

・できるだけヘッダサインをつけてください。
 (「ヘッダサインについて」で詳述)

・本文は ISO-2022-JP にして、 機種依存文字や半角カナを使用しない。
 丸数字やローマ数字を一文字で表現した文字や、(株)などを一文字で表現し
 た文字、Macのハートマークなどは、読める環境の限定された機種依存文字
 (システム外字)です。利用してはいけません。
 また、半角カナはインターネットの一般の電子メールでは使用できないこと
 になっています。 「 ・ 」 の半角のものも半角カナ扱いであり、利用
 してはいけません。かな漢字変換ソフトが勝手に半角カナに変換してしまう
 設定のこともありますので、注意してください。

・余談も会話の雰囲気づくりのためなどに役に立ちますが、余談が過半数に
 なってしまうなどの本末転倒な事態は避けるようにしてください。

・バイナリデータ(添付ファイル)は流さないでください。

・一定の文字数で改行コードを入れておくと、引用して返事を書きやすくなり
 ます。70桁(全角35文字)で改行あたりがお薦めです。

・タイトルは適切に内容をあらわす一意なものにして下さい。内容を適切に示
 す題名をつけるのは、実用文の基本です。

・可能な限り、同一の話題については In-Replay-Toなどでスレッドをつなげ
 てください。この機能のあるメールソフトを強く推奨します。

・同一の話題については Re: ??? でつなげておけば同一スレッドとして認識
 するメーラも多いので、無意味に変えないでください。ただし内容と題名が
 そぐわなくなった場合には、内容に即した題名に変えるのは良いことです。

 Windowsの利用者のかたは
http://www.emaillab.org/win-mailer/
 で選定されているメーラ(MUA)を利用すると、幸せになれます。



ヘッダサインについて

 内容を明確にするために。メールの題名の冒頭に、以下のようなヘッダサイ
ンをつけることを強く推奨します。

	ヘッダサイン	用途・内容
	[info]		管理者からの案内
	[book]		書籍紹介
	[url]		インターネット上のリソース紹介
	[new]		自己紹介
	[tool]		文章作成支援ツールや文書フォーマットについて
	[dic]		辞書・辞書ソフトについて

 上記の範疇にあてはまらない場合には、ヘッダサインは不要です。
 今後追加されるはずです。



批評を受ける方法

 批評を受けるために作品の一部をメーリングリストに投稿したり、告知され
た作品を批評することは、以下の場合に限定します。
 作品の作者が、「これこれの意図を持って、このように工夫したが、○○が
不満なので改善点や改善方法が知りたい」と明示的に投稿した場合のみです。
 それ以外の場合には、作品の技術的な批判も禁止します。

1.提示者は作品の一部を提示し、意図と工夫、不満点を明示する。
2.他の参加者は、不満点の原因を分析し、このようにすればよいという指摘や
 改定案の提示を行う。
3.提示者は、どの点が参考になったのか、回答してまとめとする。
4.提示者は可能であれば、まとめを作成する。

 という手順で行なうこととします。

・提示者は無自覚に(不満点を明示せず)作品をたれ流してはならない
・参加者は提示者の問うた不満点以外の点について分析・批評してはならない

 ことは絶対に守るようにしてください。守れないようであれば管理者によっ
てメーリングリストへの参加を停止します。

 制限は厳しいですが、「自分が不満に思っていること」以外についての批判
を素直に受け入れるのは誰しも難しいものですし。メーリングリストを支障な
く機能させるためにも、また学習意欲を維持するためにも、このあたりが妥当
だと考えています。



設立コンセプト

 読みたくなる文章を書くための修行の場、読みたくなる文章を書くための方
法論の検討の場をもうけ、インターネット上における文章技術、とくに創作小
説の技術向上を図る。



企画意図

 情報通信ネットワークの発達により文章の作成・公開が容易になり、多数の
文章が氾濫している現状ですが、果たしてどれだけの人間が読みに来るのか、
また実際には途中まで読んで放り出されている作品が多いのではないのかとの
不安を持つかたは多いことでしょう。
 実際のところ、絶えず蓄積されていく情報の山の中で、古典的名作と競争し
なければならない宿命を持つ文芸作品は、非常に厳しい状況に置かれていると
言わざるをえません。
 書いたことによる自己満足は、それはそれで楽しいものです。しかし、わざ
わざ時間を費やして読んでくれている人々のためにも、読み手につたえたいも
のを適切につたえる、読み手にもってもらいたい感情を効果的に引き出すため
の、文章技術・構成技術的な配慮をしたほうが良いのではないでしょうか。

 そう考える人々が、(少なくとも)最低限の文章技術を身につけるための方法
論の検討と自己研鑚の場を提供し、最終的にはインターネット全般の文章レベ
ルの向上をめざしたい。そう考えて当メーリングリストは構築されました。



断り書き

 メーリングリスト管理者古谷俊一は、IT系の木っ端ライターです。
 また、ボランティア的に運営されているものに過ぎず、商業的な文章教室な
どとは異なり、質や正当性が保証されているものではありません。



関連ページ

	http://www.cre.jp/ML/bun/
	文章研鑚メーリングリスト
 案内ページ。

	http://www.cre.jp/writing/IRC/write/
	IRC(irc.trpg.net/irc.cre.ne.jp) #もの書き 自動公開ログ
 高速なIRCチャットで、色々ともの書きについて相談しています

	http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/crenovel/
	創作小説座談会
 掲示板です。創作の告知などもできます。

	http://www.cre.jp/writing/maga/BK/
	文芸広報
 オンライン創作文芸の宣伝告知メールマガジン。創作者向けのコラムなども
あります。


> -【宣伝】-----------------------------------------------------------
>       オンライン生まれ、オンライン育ちのオンライン作家として、
>           オンラインで生きる道を、いざ、拓かむ!
>     『大食い姫』 『アトミック・ビーチで抱きしめて』 『八方天』
>         ☆うきうき書房 On-Line:電子書籍見本/即売市☆
>           http://homepage2.nifty.com/ukiuki/
>--------------------------------------------------------------------

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文芸広報:2001年01月26日号

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> 1995年1月6日。バブル崩壊もなく栄華を謳歌していた日本の首都東京に一
> 発の核爆弾が投下された。混乱、そして崩壊。国家は寸断され、いくつもの
> 勢力が外国の力を借りた地方政権として群居する、内戦の国と化した日本で
> 生きるありふれた人々は……。
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わたしの執筆環境:もの書き的環境〜あくまでもあくまでもいー・あーる的に

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ために有用なもの、必要としているもの、活用しているものは、みなさん色々
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 この不定期連載企画では、みなさまの「執筆環境」についてのエッセイを、
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 頂きました内容は、文芸広報およびそのバックナンバーに掲載する他、クリ
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定です。むろんご自分のサイトどにも掲載していただいてかまいません。
 皆様のご応募、お待ちしております。


もの書き的環境〜あくまでもあくまでもいー・あーる的に:

「紙くず籠だよ。紙くず籠を持たないもの書きがいるものかね」
……というのは、確か『ユニオンクラブ奇談』ではなかったかと思う。当時勿
論、パソコンは出まわっておらず、せいぜいがところ、あるのはタイプライター
の時代である。だからこの前には「タイプライターが無くても、タイプ用紙が
無くても、包み紙の裏にだって話は書ける」みたいな文章があって、案外アシ
モフさんも、そういう紙を咄嗟に使って書物をしてたのかな、とか思ったのだ
が。
 さて現在、結構くず籠を必要としないもの書きたちは多いのではないかと思
う。現に自分がこうやって書いているのは、パソコンのノートパッドに向って
であって、紙の上にではない。そして紙に打ち出すこともなく、ただ画面上で
校正を行うなり書きかえるなりして、そのまま相手に送りつけることになる。
 だから、実は『もの書きの環境』と言われてもぴんとこなかったりする。も
ともと話を書き出した当初、『書く』といえば手で紙に、だったし、初期の話
は全部ノートに書いてある。今でこそ話は殆どパソコンに打ち込んでいるもの
の、出張中に思いついた話はどんどん手書きにする。この前は丁度手元に紙が
無かったので、ホテルに備え付けの葉書を数枚使って話を書いてしまった。
 ついでに言えば、パソコンを使う場合だって、己がもの書きに使っているソ
フトは、大概ノートパッドである。書くものが主に短編であり、長編も基本と
して短編の寄せ集めである奴としては、余程でない限りこれで充分なのである。
 ただ、確かに「ああ、こーゆーのが揃ってたら話書けるのにー(大概にして
自己欺瞞である。揃ってなくたって書くのである……自己嫌悪)」という環境
は存在する。
 それをちょっと書いてみたい。

 まず、音楽。
 というより、音楽を聴いていて、ふっと思いつく話が多い。だから書く場合、
その曲だけをエンドレスで流し続けることが案外ある。
 この点、最近の(と、あえて言う)CDの廉価化は本当に有難い。以前、ま
だカセットテープが主流だった頃、かつ、CDを買う金が無かった頃には、一
本のテープを全部同じ曲で一杯にしてかけまくり、その間に話を書く、という
こともよくやったものである。当然、そのテープを作っている間も聞きまくり
の書きまくりで、偶然その場に居合わせた友人をげんなりさせた挙句、「あた
し当分の間、この曲聴きたくないー」と嘆かせたこともある。また、CDが買
えるようになってからも、「ええいこの話には、この曲なんだ、これしかない
んだ、これがいるんだーっ」と、話を書く前にCDを買いに行ったことは既に
何度あったことだろうか(ちなみに、たまーに曲名さえ分からず、覚えている
部分をハミングしながら書いたことさえあるあたり……己って相当莫迦)。
 というわけで……環境として、音楽はやはり、ある程度重要である。

 そして、時間。
 笑われそうな話だが、これは結構真面目な話である。社会人に「仕事の締切
り前でもなければ洗濯物も溜まっておらず、明日の朝も寝坊して大丈夫っ」な
んて黄金の日が、一体一年に何日あることかっ(握り拳に滝涙)。
 でも真面目な話、そういう日が、もし二週間に一回あれば、ほんっとおに幸
せな執筆環境であるとしか言いようが無い。そしてその空白が、午後一杯続い
てくれるとするならば。
 他に何を欲すだろう。

 もう一つは、飲み物。主に珈琲。
 といって、ミルで引いて以下云々、なんてものは己的には必要無い。インス
タントコーヒーをマグカップ一杯、これを定期的に消費できればそれで問題無
い。話の種類や季節によっては、それが紅茶になったりジャスミンティになっ
たり、時には麦茶になったりするわけだが、何故か飲み物だけは必須である。


 天気の良い日に、例えば窓を開けることが出来ない環境でも。
 ほんの少し、カーテンの隙間を開けて、外からの光を入れながら。
 これ、という音楽をエンドレスでかけつつ、マグカップ一杯のコーヒーを飲
める時間が、さあ今から今夜一杯続くというならば。

 書こう。
 ソフト?関係無い。パソコンがなければ手で書けば良い。紙が無いなら近く
の広告の裏の白いところに書けば良い(って、学会の休み時間に思いついた話
を持っていた単行本のカバーの表にどかどか書く莫迦<己)。ああ、ただ、流
石にボールペンだけは持っていたほうが良い。それも書き易いのを。


 最後にやはり、大好きなアシモフさんの、書く前の儀式とやらを。
「タイプライターの前に座って、手を前に伸ばすんだよ」

 そして、それ以外に一体、もの書きに何が必要なのだろう?



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	Million Kisses /  lips@windblow.com  つかさ
 近未来。戦場で瀕死の重症を負った弘樹は、九死に一生を得て恋人の待つ日
本へと帰る。そこで彼を待っていたのは残酷な現実だった――。
 「キスシーン」をテーマにした『Million Kisses』の一篇(原稿用紙58枚)

 ** sfより **
 ワンテーマで色々作るというのも面白いものですね。なお、私はこれはハッ
ピーエンドだと思います、うん。どれも「それまでの生きかた」や「これから
の生きざま」なんかが見えてきて、短いのに広がりを感じますね。
 ルビタグを利用してるのでIE5以降を推奨。 ルビタグのシステム上、対応し
てなくても括弧書きとしてルビの内容を読めるので、あんまり問題はありませ
んけどね。



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・流されるだけの主人公だとつまらない
・新人賞の一次選考経験に見る誤字や日本語の間違いの多さ

 などの話題で盛りあがりました。



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評価つきで広報されます。
 コンテンツが新規追加された時にも、追加内容を読み手が読みたくなるよう
な紹介を添えて、告知していただければ幸いです。

 と冒頭文を久しぶりに書き直しました。ご活用いただければ幸いです。



文芸創作な一言:定型化による創作の触発

 気楽な問題提起や雑感、ノウハウなどを書いていく、コラムです。

 定型化すると、芸術性に欠けるとか。縛りがあると良いものができないとか。
そういう発言を目にすることがあります。
 しかし、俳句を例に挙げるまでもなくても。制限の中であれこれ工夫する必
要があるということが、散漫に制作するよりも良い結果をもたらすというのは、
間違いなくありますよね。思い付いたアイデアやいったん書き上げた文章を、
制限にあうように削り、増補し、組み替えていくというのは。頭を絞って工夫
せざるを得ないという効果がありますから。
 それだけでなくて、なんでも思い付いたものを定形に放り込むことで、モノ
を作り上げるヒントになるというものもありますかね。
 定形を厭うのでなく、定形を活用してしまうつもりでモノを作ってみると、
新しい世界が開けるかも知れません。

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 『小松左京マガジン一号』
 を入手。小松左京による、ISBNのついた同人誌、のようなものであります。
「小松左京が古稀を記念して「道楽」として個人雑誌を発行することを思いつ
きました。」ということで会員を集めて資金と原稿をつのり発行するのですか
ら、同人誌でしょう。まあ。
 内容的にはまあ、著者人のえらく豪勢な同人誌、という雰囲気そのものです
か。
 第一回小松左京賞の受賞講評なんかもありまして、30台の皆さんが新人とし
てデビューするんだなぁなどとおもうと、色々と元気が出ます。



わたしの執筆環境:出先で書くハードウェア:モバイルギアの活用

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テーマ:私の執筆環境
出先で書くハードウェア:モバイルギアの活用


キャサリン:うーん、困ったわ……。
ボブ   :やあ、キャサリン。どうしたんだい。
キャサリン:ハーイ、ボブ、見てよ、これ。まったくひどいのよ。
ボブ   :わぉ、なんだいこりゃ。すごい量の紙屑だ。
キャサリン:紙屑じゃないわよ。アイデアメモなの、これ。
ボブ   :これ全部がかい? どれどれ……『キャラ名若狭愛。振り向かな
     :い、ためらわない』『かえるくん。ピョンという語尾。なまあた
     :たかい』なるほど。メモだね。それにしてもこいつはひどい有様
     :だね。
キャサリン:思いつくたびにこうしてメモ用紙にメモしてるの。気がついたら
     :パソコンに打ち込んでるんだけど、ついついためちゃって整理が
     :大変なのよ。
ボブ   :確かにこりゃ大変だ。でも、最初っからパソコンでメモを取れば
     :整理も楽なんじゃないの?
キャサリン:それがそうも行かないのよ。こういうアイデアって、家でゆっく
     :り考えてるときよりも、出先、それも地下鉄の中やランチタイム
     :にで思いついちゃうの。まさかパソコンを持ち歩くわけには行か
     :ないでしょう?
ボブ   :ノートパソコンを持ち歩くってのはどうだい?
キャサリン:ダメよ。あんな重たいものとてもじゃないけど持ち歩けないわ。
     :バッテリーも長時間は持たないし。それに高いわ。
ボブ   :確かに。でも、それならいいものがあるんだ。ほら、これ見てよ。
キャサリン:まあ、なぁに、これ。
ボブ   :いいだろう、このスリムなボディ。これはモノクロモデルのモバ
     :イルギアさ。ほら、こうやって開くいて、スイッチオン!
キャサリン:わぁお、スイッチを入れた瞬間にもうキーが打てるようになるの
     :ね。うちに置いてあるパソコンなんて、スイッチを入れてから文
     :字が打てるようになるまで3分もかかっちゃうのに。
ボブ   :どうだい、これならちゃんとメモも取れるだろう? そして、メ
     :モを取ったらスイッチオフる
キャサリン:ダメよ、スイッチ切っちゃったらせっかく取ったメモの内容が消
     :えちゃうじゃない。
ボブ   :大丈夫、ちゃーんとレジューム機能が付いてるから。ほら、もう
     :一度スイッチを入れるよ。それ! ほら見てごらん。
キャサリン:あらすごい。ホントにさっきのメモの内容が残ってるわ。
ボブ   :どうだい、すごいだろう。これ、ちょっと持ってみて。
キャサリン:わぁ、軽い。これなら出先に持っていっても大丈夫ね。とっても
     :コンパクトだし。でも、バッテリーが心配だわ。
ボブ   :心配ご無用さ。ほら、バッテリーは乾電池二本。これで48時間も
     :持つんだ。
キャサリン:えぇっ!? たった二本の乾電池でまる二日ももっちゃうの?
     :すごいわ!!
ボブ   :スイッチのオンオフがぱっとできるから、必要なときだけ使うこ
     :とができる。休み休みならかるく一週間はもつよ。
キャサリン:電池なら、さっと交換できるし、面倒な充電もいらないし。でも、
     :そうなると性能が心配ね。
ボブ   :それも大丈夫さ。ほら、試しに打ってみてごらん
キャサリン:あら、コンパクトな割にキーは打ちやすいのね。なれればすぐに
     :ブランドタッチができるようになるんじゃないかしら。
ボブ   :その気になれば長編小説の一つや二つだって書けちゃうよ。
     :どうだい、気に入ったかい?
キャサリン:ええ、とっても。

 パソコンを使って小説や詩を書いてあなた、電車の中や職場の休憩中に急に
アイデアを思いつくけど、メモするものがないから忘れちゃった、もしくはメ
モがたまって整理が大変なんて経験はありませんか?
 モバイルギアを使えばそんな悩みは一気に解決です。コンパクトなボディに、
スイッチを入れればすぐに使える手軽さ。その気になれば長編小説だって書け
てしまう優れもの。これはおすすめです。

ユタ州在住のエリックさん(35才/男性)
「いつもノートパソコンを持ち歩いていたんだけど、起動が遅くていらつくし、
長時間書いてるとあっという間にバッテリーが上がってしまって大変だったん
だ。でも、このコイツを使い始めてからそんなストレスとはきっぱりおさらば
さ。乾電池2本で48時間も持つから、ちょっとした旅行なんかでも安心して持
ち歩けるんだ」

アリゾナ州在住のミランダさん(22才/女性)
「出先でちょっと時間があいた時って、けっこう良いシナリオが思い浮かぶの
よね。でも、いつもペンと原稿用紙を持ち歩くわけにはいかないでしょ。家に
帰ってさあ書こうって時になって忘れちゃってて悔しい想いをしたことが何度
もあったわ。でもこれを使うようになってからそんな思いはしなくなったわ」

テキサス州在住のマイケルさん(27才/男性)
「オフィスでの休憩時間とか、ふとグッドアイデアを思いつくんだ。そんなと
きこいつでこっそりメモってやるんだ。これなら仕事中にメモしても見とがめ
られた上司にしかられることもないしね」

 まさにいいことずくめのモバイルギア。5〜8万円と価格もお手ごろです。
これはいいと思ったクリエイター予備軍のあなた、今すぐお電話を。これであ
なたも一人前の物書きだ。

             ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 …………いや、嘘を書いたつもりはありません。ホントに便利ですよ。一人
前の物書きになれるかどうかは別にして(^^;)

 ** sfより **
 というわけで、彬兄さんによります、TVショッピング風紹介でありました。
 私も昔はリブレットを使ってましたけど、あれは電池の持ちと使用可能にな
るのにかかる時間が致命的でした。私も欲しいね、モバイルギアのようなキー
ボードタイプのPDA。



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 オンライン小説家さん達に、一つのテーマで同じ条件の下作品を執筆して頂
き、それに対して読者の方々に投票と感想を頂こうと考えています。
 初めての試みの為、未だ手探りの状態ですが、興味を持たれた方はどうぞお
越し下さい。

 ** sfより **
 現在はそのテーマについてのアンケート募集中ですね。アンケートは、02月
28日が〆切だそうです。



書籍紹介:新訂クトゥルー神話事典

	http://www.trpg.net/book/guide.html
 最近読んだ本について、書誌情報とともに読み所の紹介を、TRPGへの活用の
指針を交えて行なっている企画より、小説書き向けのものを紹介します。

 学研M文庫『新訂クトゥルー神話事典』東雅夫
 ISBN4-05-900023-X 本体価格820円 2001年02月発行
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=01971355

 クトゥルー神話についての知識を整理するのに、もってこいの事典『クトゥ
ルー神話事典(1995年刊)』が、文庫になりました登場しました。学研の1990年
のムック『クトゥルー神話大全』に掲載されていて重宝した辞典などの原稿に
増補したもののようです。
 作品別索引を入れて455ページと厚めとはいえ、文庫にできるサイズなりの
文章量ですけど。広汎に現代の作家の作品に至るまでの関連作品について押さ
えることができ、クトゥルー神話の入門のお供に、最適だと思います。

 クトゥルー神話の成立と現状への経緯を要領よくまとめた序文も有用ですし。
 出典作品を明記してあるため用語辞典は、眺めるだけで神話体系の概観が見
えてきて、自分なりの話を作ってみたくなったりします。
 発表年代別に1980年までの主要作品を整理した作品案内は、読書案内として
のみならず、神話作品のパターンを認識するのに便利な一口解説つき。
 現代日本の作家まで含めた作家名鑑は、神話作品の多様さを示し、また作者
単位での作品案内ともなっています。
 最後にあるクトゥルフ神話世界内の歴史年表も、労作です。



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「死ねっ、死ねっ、死ねよぉ!」食い込んだ鉈を引き抜こうとし、ひっくり返
る。飛び散った肉片が、目の中に入った。

 ……。
 切り込んだりしているシーンを入れずにセリフの連打で済まして。地の文に
よる解説は「終わったあとのこと」にすることで、スピード感を出すことを試
みてみたものです。
 これが上手くいっているかはともかく。

・書く必要のないところをみつけて大胆に省く。
・あえて書かない部分を作ることでスピード感を出す。
・前後を連想させるようなアクションや描写で、書いていないことが読み手に
 見えるようにするとか。

 というテクニックはありますよね。この手を駆使すると、長さの割に事態が
進行する話を書けるんだなあ、などと翻訳物を読んでいて思ったりしました。


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