創作小説雑談所 LOG 002

創作小説雑談所の1999年12月14日から2000年03月15日までのログです。


2000年03月15日:02時22分53秒
投稿ご案内:クウガは正義のヒーローになるか? / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
@カンナWrote (「Re:Re:純文学と娯楽小説の違い 」,当掲示板,2000年02月03日:13時18分57秒)
 >、「娯楽小説と純文学の比較」とゆうわけ方自体に意味を認めません。相互比較には価値があるのですが、前提に偏見が入りすぎてると思っています。
 >比ユ的にゆうと「鯨は海に棲むものだが、象は陸に棲むもの」って観点で相互比較をするようなものと言えます。言語記号やテクストの構造的メカニズムが充分整理されてなかった時代の旧弊なんですね。
 〔中略〕
 >実際J文学(笑)でも、江戸川乱歩の推理小説に描かれた昭和初期の都市感覚(=都市生活者の感覚)とか、ですね、そーゆー、ジュンブンガク/娯楽小説って旧弊なわけ方を排した研究はありまして。アタシの立場はそっち寄りなわけです。
 
 えー、先の投稿では「ジュンブンガクとは何か?」ってお題がお題でしたので、論も大まか、かつ、やや抽象的だったと思います。
 
 アタシ的には、エンターティメントもそうでない作品も、同じ観点から読解を試みる視座が重要、とか思い込んでる(笑)のですが。
 これは場合によっては、エンターティメント作品もよりシビアな視線で鑑賞する、とゆうことにもつながります。
  で、今回、「映画雑談所」に、「クウガは正義のヒーローになるか?(EPISODE7「傷心」レポート)」(長文)  (カンナ記,2000年03月14日:23時05分37秒)、ってゆーのを投稿しました。
 
 TV番組『仮面ライダークウガ』についてのレポート(やや批評的:笑)です。よければお読みください。
 題材は、バリバリのエンターティメントです。
 エンターティメントも、そうでない作品も、同じ視座から読解してゆく方法の1ケース、にはなってると思います。
 
 エンターティメント作品をマジメに、シビアな視線で鑑賞したときに、なにを読解できるか、何を語れるか、みたいなところをお読みいただけると幸いです。
 
 えー、指図がましいことをいうつもりはありませんが。
 もし・アタシの投稿についてご感想などいただけるばあい、「エンターティメントとそうでないもの(の比較とか関連付け)」とかの関連でしたら、当掲示板が、「仮面ライダー」とか「クウガ」自体についてのご意見でしたら「映画掲示板」が、適当なのではないかなー、とか思いますです。
2000年02月11日:22時08分56秒
アレコレの立場(割と意味無し) / カンナ(鍼原神無)
@ライラさんWrote
>楽しい楽しくない、面白い面白くない。その人によって価値観は違いますが、基準はコレでしょうか?
>個々の価値観は、環境(親の遺伝、時代、空間、経済面、運、自分の意志すらも?)がすべてだと思うですが。
 
 うん、まーアレですね。
 ライラさんの言ってるとーりなんですけど。
 では・どーゆー個性ならば、何が・どんなふーに・面白く読めるのか・観えるのか、って話が、アタシは・おもしろいのではないかなーとゆー気がします。
 
 で、まー。「唯美的な立場」とか、「(ストーリーではなく)物語内容の立場」とか、まー他にもあるんだろーけど、そーゆーのを解説してみたわけなのでした(大ザッパなアレでしたけれど)。
 
 「センス」とゆーのも、似たようなもので、「唯美的な立場」だと、センスってゆーのは、言語センスと、音楽的なセンスになってくと思います。
 例えば、「唯美的な立場」の人が「イメージ」って言ってるときは、「ストーリー的な立場」の人が言うイメージとは随分違う内容になったりとか。
 
 「物語内容の立場」のセンスってゆーと、うーん、これは自分がそうだから、ちゃんと自己分析できてないかもしれないですけど(汗)。
 言語センスと、後はまー解釈のセンスでしょーか(ってこれではトートロジーですけど:汗)。
 
 で、まー、ジュンブンガクって言葉がアタシはいらないと思うんですけど。
 コレは、最初にこの言葉が使われた頃から「『文学的価値』の高いものをジュンブンガク」と呼ぶ的な使われ方があって。
 最初はよかったけど。どんどん時間が過ぎると、何に「文学的価値」を見出すかが違う人がそれぞれに自分がよいと思うものを「ジュンブンガク」と呼ぶからわけからん、と。
 
 だから、ジュンブンガクなんて言葉は無しにしちゃって、「それぞれの人が、何を『文学的価値』と思うか」って、話をしたほーがスッキリするし、おもしろい話「も」できると思うんですね。乱暴な意見だとは言われるでしょーけど。
 
 「文学的価値」ってゆーのも、他によい言葉がアタシには思い付かないんでとりあえず使ってるだけで、「何に面白みを見出すか」って事ではあると思います。(←コレもライラさんが言ってますね)
2000年02月03日:14時28分13秒
反省です。 / ライラ
えー。どーもー、ライラです。
愚痴。これはいけなかったです。反省してます。公共の場なら、なおさらです。
自分の好みに合う、合わない、、、それだけで解決する問題と、解決しない問題がありますよね。

結論を言うと、「私は自分に合った面白い作品に巡り合いたかった」、それだけなんです。 しかも、公共の場なのに、「長い間止まってたから」という理由で、愚痴独り言をコボシテしまった。

私は「新しい切り口」=「個性のある」とは思ってません。「奇を衒ったもの」である可能性もあるからです。

草野球とプロ野球の比喩は、、、うーん、分かる部分もあるけどー。合うと合わないの問題ですかねー。

さーて、取り直してっと。
純文学と娯楽文学の違いについてですか? うーん。作品の善し悪しは表現技巧や構成はもちろんのこと
、センスあるなしですね。それ以上でもそれ以下でもない、と思うんですがー。

楽しい楽しくない、面白い面白くない。その人によって価値観は違いますが、基準はコレでしょうか?
個々の価値観は、環境(親の遺伝、時代、空間、経済面、運、自分の意志すらも?)がすべてだと思うですが。 その環境の違いが個性。個性が無いというのは、、、環境にそぐわず無理してるってことでしょうか。
合うと合わない、、、コレも個性ですね。ライラでした。


2000年02月03日:13時18分57秒
Re:Re:純文学と娯楽小説の違い / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>彬兄さんへ
 あ・前半チンプンカンプンでしたか。
 それは、すみません(汗)。アタシの力いたらずですね。
 
 えーと、「ストーリーよりも構成や表現技法を重視したものが純文学と理解してます」との事ですが←コレは、間違いではないですけど、そーゆー立場「も」ある、と理解していただきたいと思います。
 
 それから、この「ストーリーよりも構成や表現技法を重視」する立場は、小説から積極的にストーリーを無くして行こうとすらします。
 「純文学と娯楽小説の違い(長文) 」では、話のまとまりがつかなくなるので割愛したのですが。梶井基次郎って、ご存知ですよね。『檸檬』とゆうのが有名で、高校の教科書なんかにも載ってるのではないかと思うのですが。
 それとか稲垣樽歩とかですね。
 
 梶井は普通、新感覚派、稲垣は普通、新感覚はとか未来派とか言われますが。散文詩と区別がつかなくなるくらいストーリーを積極的に無くしてゆく、と。
 ここまでゆくと、「娯楽小説というカテゴリのなかに純文学というカテゴリができてしまう」とゆー事態にはならないと思います。
 
 例えば、吉本ばななの『キッチン』とゆうのがあるのですが。アレとか、いわゆるエンターティメント小説に比べると、出来事としては事件らしい事件など起きません。村上春樹の短編にもそうしたものがたくさんあります。
 
 だけど、よい、人を感動させる、それはなぜか? って事を考えようとしたときに、かつては純文学って観念が考えられたのですが。
 アタシは、現在の文学研究のレベルではジュンブンガクって観念は不要と考えてまして。
 そんなもんなくとも、事件らしい事件もおきない作品が、どのようなメカニズムで読者を感動させるか分析可能と思っています。
 
 で、また別の立場があります(アタシはどちらかとゆーと、こっち寄りなんですけど)。
 
 ちょっと専門用語入っちゃうんですみませんが。ストーリーではなく、物語内容のところに文学性を求める立場です。
 えーと、この立場から言いますと、「ストーリーと物語内容にあまり差が認められない作品」は文学性が低い(≒純文学ではない)とも言われます。
#繰り返しになりますが、アタシは「純文学」って言葉に価値を認めていません。
#ですけど、ストーリーよりは物語内容を重視する観点から、文学性の高い・低いは言えると思っています。
 
 この場合「物語内容」って、普通、作品主題って言われるものと近似と理解していただいて構わないと思いますが。
 重要ポイントは、ここでゆう「作品主題」は、ストーリーのレベルでの「題材(モティーフ)」の事ではない、とゆー点なんです。
 
 リアリズムがジュンブンガクだ、とか、私小説がジュンブンガクだとか、そーゆー意見もどちらかとゆうとこちらの立場に近いものですが。
 
 えーっと、「娯楽小説と純文学を比較するときって、何のために比較してるんでしょう?」との問いかけですが。
 既に述べましたように、アタシは「純文学」って言葉に意味を認めていません。
 ですので、「娯楽小説と純文学の比較」とゆうわけ方自体に意味を認めません。相互比較には価値があるのですが、前提に偏見が入りすぎてると思っています。
 比ユ的にゆうと「鯨は海に棲むものだが、像は陸に棲むもの」って観点で相互比較をするようなものと言えます。言語記号やテクストの構造的メカニズムが充分整理されてなかった時代の旧弊なんですね。
 
 ただし、「物語内容」の豊かな作品(=文学性が高い)、「ストーリーと物語内容に大差の無い作品」(=文学性が低い)、とこれは言えると思っています。
 で、これは作品テクストを相互比較してゆくことで検討してゆける事と思われます。
 実際J文学(笑)でも、江戸川乱歩の推理小説に描かれた昭和初期の都市感覚(=都市生活者の感覚)とか、ですね、そーゆー、ジュンブンガク/娯楽小説って旧弊なわけ方を排した研究はありまして。アタシの立場はそっち寄りなわけです。
 
 後、もうひとつだけ(すみません)。
 この投稿の説明では、話をわかり易くするために「ストーリーよりも構成や表現技法を重視する立場」と、「ストーリーではなく、物語内容のところに文学性を求める立場」とをフタツに分けてご説明しましたが。
 実際はそんなふうには割り切れません。
 
 と、ゆーのは、「物語内容」ってゆうのは、「構成や表現技法によって暗示されるもの」だからです(←ストーリーは、その主体は、基本的に作品テクストに明示されるものですので、そこが「物語内容」と異なります)。
 
#えーっと、余計チンプンカンプンになっていないことを願っていますが。
#ご不明の点がありましたら、またお問い合わせくださいませ。
2000年02月03日:12時26分27秒
Re:純文学と娯楽小説の違い(長文) / 彬兄
 解説ありがとうございました。正直、文学史をまったくといってよいほど知らないもので前半部分はちんぷんかんぷんでしたが(^^;)
 とりあえず、ストーリーよりも構成や表現技法を重視したものが純文学と理解してます。
 とすれば、構成や表現技法という点で見ればハイティーンの中にも純文学は混ざりうるんですよね。
#間違ってたら突っ込みください

 ところで、彬兄的な解釈の中では娯楽とは人を楽しませることなので、表現技法や構成で楽しませてくれるならそれはそれで娯楽小説ということになります。
 だとすると、娯楽小説というカテゴリのなかに純文学というカテゴリができてしまうんですが…。

 じゃあ、娯楽小説と純文学を比較するときって、何のために比較してるんでしょう?
 もし、無目的に表現技法のみを比べて優劣を決定しているのだとすればナンセンス極まりない話だと思いません?
2000年02月03日:10時08分54秒
部分改訂:純文学と大衆文芸・中間小説(Re:純文学と娯楽小説の違い) / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
#アタシの投稿「純文学と娯楽小説の違い」(当掲示板,2000年02月02日:20時05分40秒)の内、記述が曖昧で、意味がとりづらい個所を部分改訂します。
#「■純文学と大衆文芸・中間小説」の途中からです。
 
部分改訂:
 戦後に関して長期的に観ると、いわゆる文芸誌はご存知のようにジリ貧です。
 ことに、バブル期の頃からは、村上龍、村上春樹、山田詠美、吉本ばなな、など、多数の読者に支持される一部文芸作家以外はあまり売れていないと聞きます。

 さてこのように“ジュンブンガク”が、ほとんど売れなくなる以前、戦後の一時期に、大衆文芸誌(と言われたもの)への世間的注目度、と文芸専門誌へのそれ、とが近接した時期があります。
 この時期には、いわゆる文芸作家が推理小説や時代小説のような題材を扱った場合「中間小説」なんて呼ばれたりしました。
 後、人によっては吉行淳之介の“風俗小説”までを中間小説に入れたりします。
 「中間小説」って言葉は、立場によって内実の違うジュンブンガクを曖昧なままムリヤリひとまとめにして、大衆文芸との関係性を想定した観念なので、あまり意味のある言葉と思われません。「中間小説」も内実がバラバラすぎるんです。ですので今ではほとんど使われないのだと思います。
  
 もし、今「中間小説」って言葉を使ってる人がいたら、かなり古臭い小説観の持ち主と思われます。そうゆう場合は「何と何の中間なんですか?」と聞くとよいでしょう(多分、「ジュンブンガクと大衆文芸の中間」と応えられると思いますが:苦笑)。
 
下線付け部が改訂個所です。
2000年02月03日:08時28分02秒
Re:雑談というか愚痴!パロディ批判! / 航
ライラさん、はじめまして!
 
 他の方も色々書かれているので、今更私が書くことも 大してないんですが・・・
 
 僕は、漫画家業を(はしくれですが)やってたり、 昔コミケに参加してたりしたこともあるので、
  ライラさんが憤懣を持ってる作品の系統はなんとなく わかる・・・つもりです。  
 
  が! 皆さんも言ってるように、あくまでライラさんの 私的意見で、それはまあそれでいいんですが・・・
一般論・・・というか公にしてあまり意味のあることでは ない気がします。
(愚痴だから意味がなくてもいいということかな?
 でも、だったら
 >作家の卵に発破を仕掛けたつもりでいるライラより。
 ↑これは余計だったのでは。)
 
神無さんもおっしゃってますように、
>どうして作品を書くの?
のあたりが象徴していますが、ライラさんは自分の価値観が「みんなもそう思っているはず!」と
思っているかのような・・・そんな印象を受けてしまいました。
世の中には色んな価値観の人がいます。
作品を書く理由も、読者に求めてるものも、みんな 違うのです。
読者の方だって、求めてるものはみんな違います。 作品のオリジナリティやモラルを重視する人もいれば、
カワイイメガネッ娘や美少年5人組が出てくれば 満足な人もいます。^^
「良くある話」だけど「良く出来た話」もあれば、
「新しい切り口で個性的」だけど「つまらない話」もあります。
 
ライラさんは不満かもしれませんが、それも一つの真実です。
(こう書くと、ライラさんの価値観からすれば「妥協だ!」ってことになるのかもしれませんが。^^)
 
 というか、ライラさんの意見で「作家」を一つの方向性 に縛る方がキケンな香りがします。私には。
色んな価値観で作品を書く人がいる。その中には商業主義もエロもパロディもなんでもあるでしょう。
そして今まで誰も考えつかなかった作品を書く人もいるでしょう。
 いや、もしかしたらそれは商業主義から偶発的に生まれるかもしれないのです。間口は広い方がイイのでは?
 
 別に私は金儲けばかり考えている人や、自分の世界だけで話を作っているが好きなわけではありませんし、
ライラさんの感じるような憤懣に近いものを感じることもあります。ありますが、「それもアリ。」ってことです。
 結局、方向性を決めるのは作家自身と読者さんがすることだと思いますし。
 
 
 ・・・・まあ、これを言っちゃうと終わりなんですけど・・・
「不満だったら自分で世の中の見方を変えるようなやつを創ればい〜じゃん!!」
などとも、思うわけです。
2000年02月02日:20時05分40秒
純文学と娯楽小説の違い(長文) / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
 「純文学」について、文系の専門用語は避けてですか。むずかしいですけど、できるだけ避けてやってみましょう。
 ただ、「根本的な違い」はこれおを論じると、「アタシの意見」になってしまいます。これが客観的でない、文科系のめんどくさいところです(苦笑)。
 ですので、「根本的な違い」ではなく、周辺から責めてみようと思います。
 
 まず、「純文学」とゆう場合、日本語では主に小説について言われます
 
 英米文学では“Literature”とアタマの「L」を大文字で表記する場合、日本語でゆう「純文学」に近い方向性が含意されと言われます。
 しかし、英米文学での“Literature”は単に小説に限定されずに、詩・戯曲・エッセイetcについても平常に使われます。ですので、“Literture”は実は、日本語でゆうと「文学性」、または「文芸性」と言った概念に近い、と思われます
 
 アタシの立場を最初にお断りしておくと、「純文学」って言葉にはあまり意味や価値を認められません。ただ、「文学性」とか「文学的価値」って概念には、意味があると思ってます。
 以下はそうした観点からの整理です。
 
■「純文学=私小説」とゆう立場
 日本語の「純文学」に特有の偏りは、明治維新のときに近代文学を受容する際に被った偏りに起因しています。
 まず、いわゆる近代文学の作家達の多くが、ロシア文学を含めた西欧文学を小説中心の態勢として理解したって背景があります。
 
 それから、後の写実主義小説につながる坪内逍遥は、江戸時代からあった「小説」の語をNovel(←リアリズムの小説)の訳語として再活用することを提唱し、滝沢馬琴などの江戸文学を「戯作」として貶めました。
 
 この件は坪内と森鴎外の間での有名な論争「没理想論争」に発展します。鴎外はロマン(←リアリズムではない騎士道物語)なども「小説」の一類であり得る、と主張しました。これに対して、坪内は、ロマンスや戯作は「(リアリズム)小説」ではなく「物語」と呼ぶことを提唱しています。
 
 しかしこの「没理想論争」は単に、「小説」の物語内容の類型を巡る議論ではありませんでした。
 坪内の主張の主眼は、「作品テクスト中に作者の価値判断(と思われる文言)が含まれること」を、彼なりの「リアリズム小説」の観点から排斥しようとしたのです。←これが、「『没理想』論争」と呼ばれる議論の焦点です。「没理想」の「理想」とは、「作者の価値判断」を意味しています。
 
 この議論は、うやむやな内に、明治・大正を通じて、文学と言えば第一に小説、小説と言えば第一に写実小説、写実小説と言えば第一に私小説、といった権威主義に固まってゆきます。
 
 とゆう流れで、日本語で「純文学」と言ったときに、まず「私小説」を指す使い方が、かつてはありました
 
 この用語法は今ではほとんど用いられないと思います。
 とゆうのは私小説の新作なんて、今ではまったくと言ってよいほど、発表されないからです。
 いわゆる私小説の理念も、文芸批評の分野ですらかなり下落していますし。
 もし「純文学」=「私小説」とゆう用法を今でも使ってる人がいたら、よほどの権威主義者かふるくさい考えの人と思います。
 
 鴎外と坪内の議論は今のレベルから観ると、いろいろな概念が未整理で、話の食い違いが目立つと思われます。
 ですから、議論が曖昧化したのも当然と思われます。
 
 坪内は、作品テクストの形式「文中に作者の価値判断を直接現す文言が混入しない」を文学性の評価基準として論じているのに、鴎外は、物語内容の類型、「写実主義」とか「ロマン」とかを分類し、それぞれに文学的価値のある作品はあり得る、と主張していたのですから。
 
■「純文学=唯美主義」とゆう立場
 さて、その後もいろいろがあるのですが飛ばして、大東亜戦争後の話に移します。
 昭和初期から日本の文学的な小説に大きな影響を与えたのはマルクス主義の文芸理念でした。
 文学性を計る基準として、「社会と歴史についての思想」が提唱されたわけです。
 これは文学性の基準を、作品の主題に求める立場といえます。
 
 こうした立場に反する作家もたくさんいましたが、いくつかある反・マルクス主義のひとつに、「作品の言語的美しさ」に「文学性」の基準を求める立場がありました
 川端康成なんかがそうした立場なわけです。一般には日本浪漫派と呼ばれますが、川端の場合やはり作品の出来が群を抜いていると思います。
 
 今では、マルクス主義文学の理念を追求している作家で売れてる人はいないと思いますが(私見)。
 川端康成のような「唯美主義」の意味で「純文学」が使われることはあります。
 
 この立場の欠点としては、小説に関して唯美主義を言ってゆくと、どんどん小説と散文詩の区別がつかなくなることがあります。
 小説ってのは散文詩と比べてもともと雑多な在り方が本来なんだ、って対抗意見があります。
 
■純文学と大衆文芸・中間小説
 さて、明治・大正期と、昭和期の文学環境の大きな違いに、出版業の規模の変化があります。
 昭和期は間に大東亜戦争を挟みますが、実は昭和初年には「円本ブーム」とゆわれる出版の一大ブームがありました。
 文学全集が大部数(それ以前に比べると大部数とゆうことですが)売れたり。後、後に大衆娯楽小説とも言われる分野のルーツになるような、講談の口述筆記本などが大量に売れたりし始めたのがこの時期と言われます。
 
 戦争の前後でこうした出版市場の活況は一時中断されるのですが。それ以前の明治・大正期と比較すると、小説などを読む人口が爆発的に増えたと言えます。ここで、明治・大正的な「純文学」の考えが一段階通用しづらくなった、とゆうことは言えます。
 
 戦後に関してマクロに観ると、いわゆる文芸誌はご存知のようにジリ貧です。
 ことに、バブル期以降は、村上龍、村上春樹、山田詠美、吉本ばなな、など、多数の読者に支持される一部文芸作家以外はあまり売れていないと聞きます。
 今のように“ジュンブンガク”が、ほとんど売れなく時点の前に、大衆文芸誌(と言われたもの)への世間的注目度、と文芸専門誌のそれ、とが接戦になった時期があります。
 この時期には、いわゆる文芸作家が推理小説や時代小説のような題材を扱った場合「中間小説」なんて呼ばれたりしました。アタシはあまり意味のある言葉と思いませんし。今ではほとんど使われないと思います。
 
■「純文学」について、総論
 ダイタンな意見かもしれませんけど、「純文学」って言葉は、いまではほとんど意味がないと思われます。例外としては大学の文学研究なんかで、「明治・大正期の純文学の理念は」みたいな使い方は、コレは意味があると思いますけど。
 実際、最近の文芸誌では「J文学」なんてのが流行語になってます。←コレは音楽の方で「J-POPS」って言葉がはやってるのでマネしたんだと思います(イヤ、ホント:笑)。
 
 「純文学」って言葉の使われ方の歴史を観ると、それぞれの妥当性はともかく、一貫しているのは、「文学的価値の高い(と思われる)もの」を指して「純文学」と呼ぶ、って姿勢です。
 ですので、「純文学」なんて言葉は使わずに、直接に「文学性」とは何か、とか、「文学的価値とは何か」って話しをした方がよいのは当然と思います(私見)
 
 ただ、「娯楽小説と純文学」って比べたときに、今でも、次のような事が言われる事は多いと思います。
●娯楽小説は、娯楽を目的に書かれるので、小説表現の美的価値が低いものが目立つ。物語展開にも、凝った技巧の無いタイクツなものが目立つ。←コレは「唯美主義」ほどではありませんけど、文芸としての出来・不出来を価値尺度を基準にした評価です。
 
●娯楽小説は、作品に含まれた思想性を観るときに通俗的価値観で書かれることが多く価値が低い。←コレは、文芸が持ち得る風刺や批評性(文芸的思想性)を「文学性」の価値尺度にした評価です。←乱暴に言えば、TVの『水戸黄門』より、シェークスピアの『リチャード三世』の方がおもしろいよね、って意見です。
 
●娯楽小説は、娯楽を目的に書かれているので、読み棄てである。時代を越えて読む価値のある古典に比べて文学的価値が低い。←コレは、古典と娯楽小説の比較としてはある程度妥当なんですけど。“ジュンブンガク”の新作とを比べた場合、どこまで通用するか検討の余地があります。
◎結局、文芸として言語表現が美しさが認められ、批評性も認められ、時代を越える価値もみとめられる作品は、娯楽作品であっても、文学性は高い、とゆう事になると思います。
 例えば『レ・ミゼラブル』とか、『嵐が丘』とか、『坊ちゃん』とか、イロイロあるわけです。そーゆー意味では「純文学」だからって偉いわけではない。でも、逆に「エンターティメント」だから偉いって事もないと思います。
 
◎ただ、娯楽としてのストーリー性と「言語表現」「批評性(文芸的思想性)」のどちらに重点置いてるか、って傾向の違いはあると思います。
 
#こんなところと思います。いかがでしょうか。
2000年02月02日:18時39分37秒
純文学と娯楽小説の違い / 石頭
日本の文学論壇に認められているか、否か。
2000年02月02日:18時21分55秒
純文学と娯楽小説の違いって? / 彬兄
 一連のやりとりを見ていてふと疑問に思ったんですけど、純文学(小説)ってどういうことですか?
 よく、純文学に比べエンターテイメント小説はレベルが低いなんていう人がますけど、根本的な両者の違いって何なんでしょう?(それ以前にレベルって何をさしてるのかが疑問だったりしますが、それは置いておきます)

 大衆向けの娯楽小説がエンターテイメント小説だったとして、純文学ってなんでしょう?
 彬兄はティーンズノベルばかり読んでいるので、エンターテイメント小説には頻繁に触れているのでしょうが、純文学とよばれているような小説にはあまり触れていません。
 どなたか詳しい方、両者の根本的な違い、純文学の特徴とその意義について、エンターテイメント小説との比較という形で解説してください。お願いします。

#できれば文系の専門用語は避けていただけるとうれしいです
2000年02月02日:16時15分40秒
Re:雑談というか愚痴!パロディ批判! / YAN
 
 ライラさん、初めまして。宜しくお願いします〜。
 
> 蚊帳の中(コミケ内)なら通用するけど、外じゃ役に立たないって作品が 溢れている
 
 うーん。それは…。
 同人誌作家は、基本的に趣味でやっているでしょうから、プロ意識を求めること自体に無理があると思います。 
 
# それは、草野球に興じる少年たちを見て
# 「日本の野球界もレベルが落ちたもんだ」
# …などと愚痴るようなものでしょう。
 
 ライラさん自身「お節介」といわれていますが、実際、大半の人はプロを目指して同人誌を作っているわけでは
 ないのですから、「それではプロの世界では通用しない」といわれても、まったく意味を成さないかと思います。
 
 もちろん、中には真剣にやってる人もいるはずですから、評価するとしたらそういう人を対象にすべきでは。
 
# 「甲子園やプロ入りを目指す人」と、「愛好会で楽しくやってる人」、
# そして、「公園でキャッチボールして遊んでいる子供たち」とを
# 一緒くたにして評価するのは、とても無茶なことですよね…?
# (特に、プロの作る映画と同人誌と比べるのは…) 
 
> パロディ 
 
 パロディというのは、何かを「模倣」したり、微妙に「ディフォルメ」したりして”楽しむ”もの。
 いわば、「物まね」や「新春隠し芸大会」、「カラオケ」のようなものです。
 
 そこに独創性を求めるのは、隠し芸大会で「真剣に演技していない」とか「特撮効果がなってない」とか
 「オリジナリティがない」等と言うようなもので。…やはり「求める場所」自体を間違っているのでは…。
 
# もちろん、物まねでも人を呼べる人もいますが、プロを目指して隠し芸やカラオケを練習する人も
# 多くはないでしょう。普通は自分や、見ている人/聞いている人(読んでいる人)が、それなりに
# 楽しければ満足してしまうものでしょう。(というより、それで十分です) 
 
> だって愚痴のつもりで書いたのですから。 其処は許容して欲しかったですね。
 
 これはですね、こういう、公共の場所で「愚痴」を書き込むこと自体、いけないことなんですよ。
 ここって、ほら、創作小説に関する話題で、楽しく雑談する場所じゃないですか。そこで愚痴を言うのは…。
 
 ええと、例えば、みんなで楽しい時間を過ごそうとして、居酒屋に行ったとしますよね。そうしたら、
 隣の人が「いやぁ、最近の小説はダメだねぇ」などと愚痴り始めたとします。でも、話を聞いていると、
 具体的にどの小説がダメとはハッキリ言ってくれない。で、「どの小説ですか?」と聞いても、「いやぁ、
 具体的な名前を挙げるとヤバイからね。ところで某出版社が…」という感じで教えてくれません。
 
 さて、こんな状況で貴方には何が出来るでしょう?何せ、相手の言っている対象が何かわかりませんから、
 「そうですね」とも「それはどうかなぁ」とも言えません。ただ、一方的に愚痴を聞かされるだけです。
 
 しかも、そのうち「まったくウザイ!!甘えるな!!」等、周りを気にせず大声で、汚く罵り始めたら、
 端で聞いている人も気分が悪いし、「この店って雰囲気悪いよね。もう来るのよそうか」と、そのお店
 (場所/サイト)にまで迷惑をかける羽目になります。 
 
 
> マニュアルに則すことがそんなに大事だとは思いませんし。
 
 マナーやルールは、堅苦しく感じるかもしれません。でも、ルールが決められているのには、ちゃんと
 理由があって作られているのです。まずは「なぜダメなんだろう?」ということを考えてみましょうよ。
 注意されたのは、冷たくされたのではなく、「そうされるようなトンデモナイことをやってしまった」と
 いう風に考えておいたほうが後々にの人生に役立つと思います。ルールは大事ですよ〜!
 
  
> でも具体的対象を示すと思い切り傷つく
 
 理由の伴った批判であれば、名指しでも全然大丈夫なんですよ。逆に言うと、筋の通らない批判が
 マズイわけなのです。理由が書いてあれば、それを元に改善策なりを考えて、次に活かせますから。
 
 その意味で言えば、別に作品名は無くてもいいのですが。ともかく具体的な問題点と、出来る事なら
 その改善案まで書いてくれれば、読んでいる人も役に立つのですが、ライラさんの書いた「理由」は
 抽象的というか、あまりにも「個人の好み」に依存するところが大きいような気がするので。
 
 例えば、パロディの何処が問題で、どうすれば改善できるのか?
 「個性が無い」のが問題なら、どうすれば個性をだせるのか?そもそも個性とは?
 
 「美男美女がとくに理由もないのにくっ付く」のなら、どういう理由があれば納得できるのか…?
 「異性に対してそんなに深く考える」のは、それなりの意味があるのではないか?問題?
 
 同人誌ではない、プロの世界で質の低い「某出版社」とは?
 その作品の、どの部分が問題なのか、どうすれば良くなるのか?
 
 その辺りの詳しい方法論などを挙げてもらえると、みんな喜んでくれるんじゃないかなぁ。
 
 
 ともかく、「愚痴」はやめましょうよ。あくまで建設的に、そして、読む人が喜ぶような記事を
 書いて、「みんなで」盛り上げるようにしましょう〜
2000年02月02日:15時21分23秒
願望充足小説について(Re:謝罪かな?) / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
@ライラさんWrote (「謝罪かな?」,当掲示板,2000年02月02日:12時43分57秒)
>うーん、ベタなところで、「美男美女がとくに理由もないのにくっ付く」とか
 
 これは、アタシわかる。文芸批評用語で言う「願望充足小説」(←もちろん悪口:笑)のことですね、多分。
 
 「願望充足小説」とゆうのは、例えば、ある種のポルノ・グラフィーとかです。
 ポルノ小説がすべて、「願望充足小説」だ、とは言えません。
 
 また、「願望充足小説」は、ポルノ・グラフィーには限りません。
 誤解を招くかもしれない曖昧な言い方をすれば「願望充足小説」とは、「御都合主義の極端に甚だしいもの」(笑)と言えるでしょう。多くの場合、作中で、まず作者の願望が第一に充足されてることもあります(苦笑)。
 
 従って、この種の小説は、作者の願望に同調できる人には不快ではなく、作者の願望に同調できない人にはタイヘン不快だと、との特徴を持ちます。
 
 法律とか、良識のレベル以外で(以外でも)、作品としていろいろもんだいがあるとするのが、「願望充足小説」って概念です。
 
 ポルノ・グラフィは、書く人がいて買う人がいて、市場がなりたってるなら、それはそれで構わないと思います。
 少年愛や男子同性愛を題材にした小説が主に女性の読者を対象にして売り買いされるのも、従来のポルノ小説が、主に男性の読者を対象にして売り買いされてたのと同等の権利で成り立ったり成り立たなかったりすると思います。
#「成り立たなかったり」ってゆーのは、青少年有害図書が云々ってゆーきな臭い法制設置の動向の事で。コレはコレでもんだいと思いますけど、ここでは置いておきます。
 
 ただ、従来女性の方に、「ポルノ小説に出て来るよーなオンナが生身でいると思うなよ・クソオヤジども」的な意見があったように。
 男子同性愛者の方に、「押忍ッ、少年愛小説に出てくるような、男子同性愛が生身のそれと思わないでいただきたい。押忍ッ」みたいな意見があるとは思います。
#カンケーないけど、アタシはCD(異性装者)だからっこで言ってるような男子同性愛者とはちょっと違うんですよね。
 
 でまー、一般に「願望充足小説」がキモチワルイってゆーのは、そーゆー事かな。
 願望の赴くまま、極端な御都合主義で現実が歪めて描かれる、と。
 コレは……、気持ち悪いと思うけど、なくなんないと思うんですよねー。ジャンルとゆーか、分野として。
 アタシは、仮に、願望充足小説撲滅キャンペーンとかを張っても、不毛な展開になる気がするので、そっち方面は興味ないです。
 
 個別の作品で腹に据えかねるものがあったら、個人的に叩くことはあるかもしれない。
 でも、いくら個別の作品をどーこーしてっても全体としてはなくならないと思うなー。
2000年02月02日:14時43分55秒
同人誌とか“パロディ”とか(Re:謝罪かな?) / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>ライラさんへ
 Resありがとー。
 うーんと、よーするに、ライラさんは「コミケでたくさんみるような個性の感じられない“パロディ”」にむしゃくしゃしてるわけね。
 むしゃくしゃする理由としては、「パロディだと個性が育たない気がする」。
 
 ふーん。アタシ的には別にいーじゃん。ほっとけば、そーゆー人達もって思うけどなー(もしいるならね)。
 
 ライラさんは「〔コミケの〕外じゃ役に立たないって作品が溢れている」って言われるけど。
 例えば、アタシ、ハーレクイン・ロマンスってアレ、個性なんて感じないんですよね(アタシの感想だけどさー)。でも、商品としてはなりたってるじゃん(笑)。
 
 それにねー、コミケで売ってるような、“パロディ”の大多数は、アタシは好きな作品やキャラに倒するファンレターみたいなもんだと思うのね。
 コミケとかでやってる人がみんなプロめざしてるわけではないと思うのね。それどころか創作目指してない人もたくさんいると思うんだ(私見)。だってファンレターみたいなノリで小説書いたりいろいろしてるわけでさ。
 だからあんまり目くじらたてること、ないではって、思うけどなー(超私見)。
 
>「趣味で終わるから、いいじゃない」って豪語するあなた!どうして作品を書くの!!! 人に見て貰いたいからでしょ? さもなくば自分の能力を試したいんでしょ?可能性を見出したいんでしょ?
 
 アタシが思うに、うえに引用したとこ、ライラさん外しちゃってる気がするのね。
 コミケでファン小説みたいの書いてる人って、不思議と、“パロディ”の元になってる作品しらない人に興味示さないのね。←アタシの経験では、そーゆー傾向が顕著と思います。
 
 コレって不思議でサー(笑)。アタシだったら、アタシが好きな作品知らない人に、凄く知ってほしって思いでレヴュー書いたり批評文もどき書いたりすることもあるんだけど。
 
 あの人達は違うの。
 本の作品とか、キャラとかを好きな同好の士を見つけ出すアイテムとして同人誌やってるのね(笑)。
 だから、本の作品読んでない人とか、アウト・オブ・ガンチューなわけ。
 
 ライラさんの言ってるような意味では「『人に』見て貰いたい」とかすら思って無い(苦笑)人の方が目立つわけ。
 もちろん「自分の能力試みたい」わけでも、「可能性見出したい」わけでもない人が大勢いると思う。
 あの人達が見出したいのは、自分と同じシュミの仲間なのね。そのためのアイテムだから、作品ってゆーか、同人誌に個性がないのはあたりまえだし、あの人達の目的からすれば、正しい選択なわけ。
 
 これはキモチワルイ、っちゃキモチワルイかもしれない。でも、まー、人にめーわくかけてるわけでもないから、ほっとけばー。と思います。
 
 そりゃ中には、あー勘違いって感じで、(ライラさんが言うように)剽窃に近いことやってるのに、創作してるみたいに(勘違いして)いっぱしな口効く人もいるのかもしれないけど。ほっとけば?そんな勘違い永続きするわけないんだし。
 
 後、TRPG.NETのマニュアルは、アタシ割とよくできてると思うのね。
 そりゃアタシだってうっかり反則しちゃうことはありますけどねー。
 わかってて、反則やるのはやっぱダメーと思う。
 特に、うっぷんバラシに使っちゃだめー(苦笑)。なんてゆーか、対話になってかないじゃん、と思います。
 ライラさん、「見てしまった皆さんへ」って(笑)。TRPG.NETって利用者すごく多いのね。ROMの人もいれると。「簡易掲示板・ゲストブックの新着情報」なんてページまであるんだから、ゼッタイ誰かに見られるって(笑)。TRPG.NETでは「独り言」って成り立たないと思います。
2000年02月02日:12時43分57秒
謝罪かな? / ライラ
#神無さん、その他見てしまった皆さんへ。
総じて、すみません。独り言のつもりだったのですが、みんな見てるんですね。 長い間止まってたから、いいのかなー、とか、活気を与えようかな、なんて思っちゃって。 ひらひらにご容赦を。

あと、最近名作に巡り合わなくなってしまって、ムシャクシャしてたのかもしれません。

あとね、んー、キツイとは思ったんですけどね、言いたいことを言えないって致命的でしょ。 でも具体的対象を示すと思い切り傷つく。だから仄めかして言ってしまったんですよ。 が、結局は神無さんを傷つけてしまった。でも、敢えて言いましょう。 対象はコミケの多くのパロディ漫画や絵などです。 そしてありふれたパターン化した様々な作品です。具体的には多すぎて書き切れません。
もちろん一部であり、全体ではありません。
誹謗中傷ですかー、これは痛いですね。思い切り誹謗中傷ですものね、私の書いたことは。 ただ某出版社全体が悪いのではなくて、その中の作品の一部ですよ。 でも誹謗中傷に変わりはないですよね。


あとー、その人が「面白い」と思える作品というのは、その人の人格を指し示すこと が多いと思うんですよ。例え専門家がその作品を好きになる人は科学的統計的に「異常者」という レッテルを貼ったとしても、好きなものは好きだと言える人は別にいいんですが、 もし、もしですよ、その作品を好きでいることが「健康を害すること」、だとしたらどうでしょう。
コミケを例に挙げますと、個性の問題ですよね。パロディだと個性が育たない気がするんです。 もちろん質、程度によるんですけど。 個性がないと、私は生きていることが苦痛なんじゃないかなって思うんですね。 蚊帳の中(コミケ内)なら通用するけど、外じゃ役に立たないって作品が溢れている。 私自身がコミケに行かなければ、それでいいのですが。 ただ、この人たちは社会的に出奔する時に 潰れるんじゃないかなって心配心もあったわけですが、お節介ですか?(多分、お節介だと思う) 当然コミケからプロになる人もいます。というかプロがコミケやってる人とかいます。 私が思うに、プロになる人というのはどこかひとつ魅力的な個性、引き立つものがないとなれないんですよ。 だから馴れ合いは嫌いだと言ったんです。言いたいことは、分かる、けどありきたり では駄目なんです。そうですね、むしろ私が批判したいのは、パロディではなく個性のない人たちなのかも。
読んでスッキリしないのは、当たり前。だって愚痴のつもりで書いたのですから。 其処は許容して欲しかったですね。というか、そんなに冷たくしないで、って感じですけど。 なんていうか、こうフランクな感じ? っていうんですか? マニュアルに則すことがそんなに大事だとは思いませんし。 それくらいいいじゃんって感じの奴もあったりして。もしかして常識はずれな私?
怒らないで下さいね、神無さん。しかし見事にマニュアルに反してますね、私は。

#エントさんへ。具体的にですか?うーん。文体ではなくて形式でもないから、 やっぱ内容設定かな。上に書いた通り、個性がない作品=パロディではないように 思います。つまりパロディは質の差があるので、それによって作品が独立することがあるから、かな? 個性のない作品を具体的挙げよ、、、とエントさんはオッシャル(^^;)。 これは、、、うーん、ベタなところで、「美男美女がとくに理由もないのにくっ付く」とか、、、かな? コミケでいえば。
あと「剣と魔法コメディ」、「銃器、メカ、大暴走」、「純文学を書く人はどうして、異性に対してそんなに深く考えるの?」とかですかね。
「妄想入ってる恋愛ネタ」かな? っていうか等身大の自分、またその欲望が露わに 出過ぎてるような気がするのですわ。だからこっちが恥ずかしくなることが多々あるみたいな。
「銀河英雄伝説」のパクリ? 「宇宙戦艦ヤマト」? 「ナデシコ」? なに?って感じの、とか。 ちょっとマニアック入っちゃったかもしれません。エヴァアンソロジーとか・・・うーん。 あ、ゴメンなさい。かなり私の方向性見えちゃったかも。そうですね、映像です。 っていうかアニメかも。
あ、そうそう。設定が幼なじみ。これっていわゆる退化?
2000年02月02日:10時54分12秒
Re:雑談というか愚痴!パロディ批判! / ENT
らいらさんはじめまして。ENT(エント)と申します。
作家でご飯!ですね。ご紹介ありがとうございます。

ところで、らいらさんがお怒りになっている「パロディ」ってどういったものなのでしょうか?

形式ですか?内容ですか?文体ですか?設定ですか?

全部挙げろとはいいませんが、2,3つ例を挙げてもらえると話も進むかと思います。
「この作品のこの部分は、先行のこの作品の猿マネで芸がない!」とか。


2000年02月01日:19時45分45秒
[抗議]Re:雑談というか愚痴!パロディ批判! / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>らいらさん
 こんにちは。はじめまして。
 はじめましてで恐縮ですけど。
 個人的にらいらさんの投稿に抗議をしたいと思います。
 
 「雑談というか愚痴!パロディ批判!」(らいらさん記,当掲示板,2000年02月01日:17時34分09秒)、についてですが。
 
 らいらさんは、「思いっきり偏見入ってるけど、言いたいこと言ってスッキリしました。作家の卵に発破を仕掛けたつもりでいるライラより。」 ってことですけど。あなたはすきりしたかもしれまでんけど。読んだアタシはすっきりしません。
 
 アタシの個人的な感想ですが、いくら雑談所だからと言っても、愚痴ややつあたりみたいな調子の投稿は、見苦しいと思いますし、アタシは読後感が不快でした。もう少し内容や書き方に配慮していただけないでしょうか。
 
 ここの掲示板の上の方に、「簡易掲示板利用マニュアル」、ってありますよね。ご覧になってますか?
 まだなら是非ご覧になってください。
 
 「ものごとは具体的に論議してほしいと思います。適用対象や5W1Hを明確にすると良いでしょう」
 「たとえ伏せ字にしても、発言内容についての責任を免れることができるわけではありません。伏せ字にしたくなるようなら書かないというのも一つの見識でしょう」

 
 >!!! 某出版業者! 印税でお金が入るからって面白くもない作品(量は書けるんだけど)を出版するな!!! 堕落させるんじゃない!
 
 「某出版業者」なんて書き方は伏せ字と同じではないでしょうか。そんなに腹が立つことがあるなら具体例をあげて欲しいと思います。
 
 でも、あなたが「面白くもない作品」と思っているものも、「おもしろい」と思って買う人はたくさんいるのですよね。
 それでなくては、「印税でお金入るから」って事になりませんし。
 
 「自分の意見・体験を一般的・社会的な要請・意見であると主張するのは、議論の泥沼化を産みやすいようです。避けましょう」
 「誹謗中傷は行わない。根拠のある批判であれば、論拠を示して行えば問題はない」


 ほかにもいろいろあるのですが。
 総じて、らいらさんの投稿、「雑談というか愚痴!パロディ批判!」は、今一つ批判の対象が何なのか、具体的なイメージがわかりません。
 だから、賛成も反対も、意見のいいようがありません。
 それに、対象が不明だから、らいらさんの意見(批判)が妥当なのかどうなのか。根拠はもっともなのかどうなのか、判断できないんですよね。これはアタシだけではないのではないかな、と思います。
 
 結果として、らいらさんのうっぷんだけが書き散らされてる印象になり、掲示板投稿としては、不快な読後感を感じました。
 
 アタシはTRPG.NETの一利用者にすぎませんけど。「利用マニュアル」の精神でキープされてる、このサイトの雰囲気が好きでよく利用させてもらっています。
 お願いですから、「雑談・雑談所だから」と言って、どんな利用法をしてもよい、とかは思わないで下さい。
 できるだけ、「利用マニュアル」の内容に即した利用を心がけていただきたいと思います。
2000年02月01日:17時34分09秒
雑談というか愚痴!パロディ批判! / ライラ
えー、止まっているようなので、ちょっと小噺を。独り言ととってもらって結構です。

創作についてですか? 物語ストーリーについてですか? いえいえそんなこと ではないです。 はっきり言って雑談です。だって雑談所だから。
言いたいことを書き、推敲を重ねるのは創作の面白さですよね。

小説に限らず、分かりやすく相手に伝えることはとても大事です。普遍的にってこと でしょうか。私は人間の感覚は深い所では殆ど違わないような気がするのです。 普遍的=人間の共通感覚=深層心理=常識かな?
「結局、言いたいことはOOだよねー」と割り切れない作品は良質でしょう!多分。。。

映像と活字。映画と本。媒体の差ですが、やはり映画は強い。何より見るのが楽! 勿論、本の方が断然良い場合があります。でもお金儲けの点ではどうなんでしょう。
あとー、批評と中傷の差って際どいですよねー。人の作品のことを批評すると、これは 中傷っていうんだ!って言われるかもしれないし、怖いですわー。分かる人には分かるんですけどね。

突然ですが! ちょっと声を大にして言いたいんですけど! 最近の作品(なんでもオッケー)面白くない! 何かないのか! 誰か教えて!
めちゃくちゃパターンはまっとるやんけ! パクリやん! って作品が多すぎる!
これマジで!!! マジで何かないのかい! ありきたりは売れない! 面白くない! 端的に言ってガツンと面白いのを、誰か書いてええええ! 誰か教えてくれえ!っていうと努力が足りないとか言われます。

結構、漁ったつもりなんですけど、こうウザイのが長く続くと、愚痴も言いたくなるかも。 今まで観賞読破してきた良作なんてほんの数百品程度。面白くないのが多すぎ!!! パクリ多すぎ! 盗作したことさえ気づかない人とか、い過ぎ! ていうか、パロディとか楽しんでしてる人がいすぎ! ヤバイってマジで。こりゃ小説業界が落ち込むわけよ。真似してないようで真似してる! 個性なさ過ぎ! 内輪もめは止めろ! あと美人を起用したって描写したって、作者自身が美人になるってわけじゃないんだよ(時々いるけど)!! その気になるんじゃない!!! 妄想に耽るのは止めようね。身体壊すよ!! 誰だってさ、平均美的感覚があると思うから! 言ってしまえば常識?

あと他人とのコミュニケーションの場としてしか使っていない! コミケとか! 大体さー、意思伝達ちゃんと できない人ってコミケとかに多くない? 安住の地の甘んじてるっていうか! そういうの、キライっていうかヤバイ! 常識を踏まえない作品が多すぎ! ラストは常識的な文句で締めるなんて、目も当てられない! 批評は甘んじて受けよ! 妥協するな! 邪推は止めろ! 中傷はあるけど、批評もある! その人が自分の作品を面白いと言ってくれるから、その人の作品を甘くみるようなことはするな!
日本人特有の馴れ合いって大キライ! 封鎖的っていうの? 考え物ー。

もっと新しいものをやって欲しい!!! 某出版業者! 印税でお金が入るからって 面白くもない作品(量は書けるんだけど)を出版するな!!! 堕落させるんじゃない!
っていうか作家の皆さんが面白いものを書いて!!! そういうことから改善しないと!!!
お金は要るけど、堕落よかマシ!!! 結局、堕落は不況になるの!!!

「趣味で終わるから、いいじゃない」って豪語するあなた! どうして作品を書くの!!! 人に見て貰いたいからでしょ? さもなくば自分の能力を試したいんでしょ? 可能性を見出したいんでしょ? だったら人まねはいけないよ!!! 気味悪いしね、そんなん(パロディ)を書いて喜ぶのって。 パロディでも自立したものはあるんだけど、してないのが山ほど(程度の問題ね)!!! しまいには剽窃なのにコレは私のオリジナル作品よって人もでてきそう。 いるけどね、実際。 競争スピリッツっていうの? 足りない気がするね。
常識ってのは無いようで、実はあるよ! それも納得できるものが!!


#えー、 「作家でご飯!」っていうサイトは作家で飯食えるようなことを目指したサイトです。 あ、でも、リンクを付けるのは面倒くさいです。
思いっきり偏見入ってるけど、言いたいこと言ってスッキリしました。作家の卵に発破を仕掛けたつもりでいるライラより。
2000年01月07日:09時02分08秒
境地 / 柳 一(作家)
どうも初めまして。 私は人間を描きたいと思っています。
「永続的に普遍な精神衝動の追求」ですね。 なんだか見てくれだけの言葉のようですが、要するに時代や価値観の変遷の波を越える強度を持つ作品、ということです。 それに二元論をも超越したいですね。そこからもう一つ向こうの、弁証論的境地に到達してみたい。 私の作品など理想と現実の差が著しいことこの上ないですが、理想のまま終わりたくはないと強く思い、日々精進している次第です。 皆さんは自らの方向性をどのようにお考えでしょうか。 私は初めてカキコする者ですので、この質問は雑談に分類していいのかわかりませんが。 ではまた、いつかどこかで。
99年12月30日:04時08分53秒
追加です / イシクラ
とが
99年12月30日:03時59分39秒
何か意味があるの? / イシクラ
知らない人物(多分…)から あいつは男だ〜 で始まる、なんかひどく中傷的な文章が
     が      らない
99年12月28日:23時08分21秒
TEST / sf
 動作テストです。
99年12月28日:19時08分56秒
話題があれば反応もあると思いますケド / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>なぜ『創作論』は止まっているんでしょうね??
 
 さぁ……。どーなんでしょー??
 
 ついこないだがコミケでしたのでみなさんお忙しかったのかもしれませんし。
 今日あたりは、仕事納めも多いでしょーから、やっぱりみなさんお忙しいでしょーし。
 
 あまり気にされなくともよいのでは、と思います。
 
 イシクラさんが、応答し易く整理された話題をなげられれば、どの掲示板でもしばらく待てば反応かえってくるのではないでしょーか?
 
 アタシは、、、こちらの掲示板でならともかく、「創作論」の方では自分から話題をなげたり、話題移動をしたりはちょっとためらわれます。
 だって自分では、いわゆる創作はしないんですもん。悪しからず☆
99年12月27日:23時29分43秒
創作論の掲示板は…… / イシクラ
>鍼原神無さん
 
 視点の切り替わりは、大事だと思います。
 とくに、キャラクターがいっぱい出てくるときには 
 何度も読みなおすことで、カバーしようとしています 
 がなかなかに難しい。
 
 でも華ですからいろいろ研究したいです。はい。
 僕もこれは『創作論』かな? 
 とは思いましたけれど、 
 どうも、あまり書き込みがないようなので……
 リアクションが期待できないかな〜、と。
 冬、なんですかね?
 みんな、創作論るほど、困っていない、とかあ!?
 なぜ『創作論』は止まっているんでしょうね?? 
99年12月26日:13時16分13秒
Re:アクションシーン / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>イシクラさん
 こんにちは、はじめまして。
 
 「アクション・シーンにテンポが必要」って事は、その他のパートでの基本的な描写よりも省略の効いた描写になるってことと思います。
 
 後、アクション・シーン自体の内での緩急・時間密度の変化とゆーのが割と重要なのではないでしょーか。
 
 それと、これは、アタシが好きってだけなんですけど、視点とゆーか、カメラが割とグラグラゆれたり、切り替わったりするような描写のアクション・シーンが盛り上がるような気がします。
 
#と、ゆーよーな話題は、やっぱり「創作論」の掲示板の方が適しているかもしれませんでした。
99年12月24日:00時38分28秒
アクションシーン / イシクラ
アクションシーンは、テンポも必要だし、 似たような言葉も使いがちで、 むつかしいですねえ。 なにかコツのようなものがあれば教えてください!
99年12月21日:16時23分05秒
僕の作品・・・。 / 健児。
みなさん、レスありがとうございました。
#僕の書いている文章には、概ね悲壮感、社会に対する皮肉的なのものが漂って います。哲学だとか、宗教だとか・・・。コメディ的なものも入れて、なにかと雰囲気を 明るくしようとするのですが、中途半端でいけません。
99年12月21日:09時05分12秒
アタシの書いてる文章(Re:どんな小説書いてるの?) / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
 先日も書きましたけど、アタシは小説書いたりはしていないです( 「[紹介]文芸批評関係の辞典」(創作小説雑談所 LOG 001,カンナ記,99年12月10日:15時36分23秒)。
 
 アタシの批評文みたいのを書くのが趣味で。ちゃんとした批評文−−批評文芸とか言われるくらいちゃんとしたのを書きたいんですけど、今んとこ「もどき」みたいなのをチョコチョコ書いてます。
 
 オフラインのペーパー同人誌でチョコチョコ。
 一番書きたいのは、アニメとかTVドラマとか、マンガとかの個別作品についての批評文なんですけど。なかなか納得のゆくものが書けないでいます。
 
 インターネットだと知人がやってる橋本治さん関係のHP「デジタルももんが」ってゆーとこに、少し前のをまとめて置いてもらってます。
 おひまがありましたら観ていただけるとありがたいです。「カンナのピック☆アップ」ってとこです。
 
 自分的に一番マシと思ってるのは、「『アンダーグラウンド』 〜『世間』あなどりがたさについて 〜」
 
 後、「TRPG『深淵』 〜 『言語ゲーム』の不透明な戦慄 〜」ってゆーのは、コレを観てくれた人のおかげで、TRPG.NETを知ることができたって、ちょっと個人的に思い出深い文章です。
 
 それから、「『言語表現法講義』 〜 元気がでる作文のヒミツ 〜」は、まぁマシかと思ってます。
 アタシ的には、コレ書く時は、最初から「批評」はめざしてなくって、ただのレヴュー目指したんですけど。仕上がりもレヴューにはなっててOKって思ってます。
 
 そーそー、最近別のとこで公開させてもらった、「中世西欧とは何か」も、はじめから批評文は目指しませんでした。
 こっちは、HPやってる人の趣旨に共感したので寄稿させてもらった文章です。
 この文章はジャンル的にはなんでしょーか?(笑) エッセイではないよねー(苦笑)。なんでもいーんですけど(笑)。
 先日、少し反響をもらって嬉しかったです。
#「中世西欧とは何か」は先週末、トンデモな誤字を一個所発見したんで、あわてて直さなくちゃいけないとこです(汗)。
#第10章「ヨーロッパがヨーロッパらしくニャったのはいつからか?」の最初の文に誤字があって。
>1075年にときの教皇グレゴリウス7世は俗人による聖職者の売買を禁止しました。
 
#グレゴリウス7世が禁止したのは、「聖職『位』の売買」です。「聖職者の売買」って(苦笑)。ダメじゃんアタシ。
#直してもらうようにメール出さなくっちゃ(汗)。
99年12月21日:01時30分22秒
書いているもの / イシクラ
健児さんへ >みなさんの書いている小説はどんなものですか?ぜひ教えて下さい。
 
 ヒロイックファンタジーを10年くらい書き続けています。
 もともとは友人の背景世界を借りて短編を書いていたのですが、すっかり抜けだせなくなってしまって(^o^)、
 その世界でのキャラクターのことを想うと、むくむくと小説が書きたくなってしまうんですね。
 
 世界との相性がよかったんだと思います。
 その世界のことを語れることが嬉しくて楽しくて、しかたがないんですね。
 
 3年くらい前から、広がるばかりだった世界設定がおさまってきて、
 徐々に小国、港町と扱う舞台が狭まっていって、このあいだは12人家族の話を書きました。
 視点をどんどん下げてゆくと、「あちらの世界を覗ける」感が強くなって愛着が湧いてくるものですねえ。
 一時でもいろんなことを忘れて、思いをはせることが出来る世界をもっていることが、こんなに心安らかなものなのかあ、と社会人生活も長くなった最近よく思います。
 
 現実逃避ですかね。
 でもこれが現実逃避といわれるものなら、甘んじてうけようって感じっスね。
 いやマジで。
 では。
  品崎さんへ>
 俺も今のここの雰囲気が好きですぜ。
99年12月21日:00時12分42秒
ぼくがかくもの / 品崎
 健児さん。そのほかみなさまえ。

 僕が書いてるのはハードボイルドものか現代ものですね。
 フツーにテレビドラマとかで放映されそうな刑事もの、とか職業もの系……かな。

 ファンタジーとか、SFみたいなワールド設定に凝らなきゃいけないやつ、実はあんまり得意でなくて(笑)。

 なんか数年前はファンタジーとか好きだったんですけど。(僕もいちおTRPGゲーマーなので)
 飽きちゃったんでしょうねえ……。ファンタジー書くのに(笑)。
 ファンタジーって、安易に筆が進んでしまうでしょ(笑)。とくに話の展開考えなくても。
 それが自分でもイヤでしてねえ(笑)。
 もちろん凝った展開をひねり出せばいいんですけど。
 でも僕はそれやるんだったら、現代世界で、とか思ってしまうわけです。
 あー年を取りすぎたんでしょうか(笑)。髪の毛がカラフルなジュブナイル小説を書けなくなってしまいました。
 オヤジ1匹発生ですね……(笑)。

 そんなところです。なんか今のここのムードいいですね(笑)。
 僕もわりと雑談好きなもので……。
99年12月20日:23時51分37秒
Re:どんな小説書いてるの? / E.R
健児さんへ >みなさんの書いている小説はどんなものですか?ぜひ教えて下さい。

……小説などといえるものは書いておりません<おい
というと、あまりに根性が悪いお返事なので(苦笑)
まあ、文章、という範疇で括ることを許して下さい。

どんなもの………

……………昔ホラーで今童話(爆)
というか。以前は自分的には「ファンタジー」を書いていた積りなんですが、
「あんたの話読むと、ファンタジーとホラーとって紙一重っての良く分かるわ」と 友人から酷評を受けておりました。

今は…童話です。
それと、心象スケッチ、というと言いすぎですが、
見たもの聞いたもの、そのまま文章にしてます。
その他、ここのHPの主(失礼な(苦笑))のsfさん、と言う方の作られた 狭間世界で、毎日のように話の断片を書いております。
#それもやっぱり、童話ですけど。
そんなものでしょうか。
では。
99年12月20日:16時35分16秒
どんな小説書いてるの? / 健児。
みなさんの書いている小説はどんなものですか?ぜひ教えて下さい。
99年12月16日:20時24分22秒
文章の上手いプロの物書きさん…… / E.R
文章の上手い人……

…………みんな。

って言ったら答にもなってないので、
司馬遼太郎さん。
人間を、一行の形容で、ぱしん、と、示してしまうあたり凄まじいなと。

きちんと憶えてないんですが、たしか「この国のかたち」で 孫文を金管楽器に例えたところがあるのです。
その文章に、惚れこみました。

ゼロさんへ>

…書いてますよー(笑)>文章、私も。

…………って、現在は報告書ですけど(^^;;

では。
99年12月16日:20時02分45秒
訂正:文章のうまいプロの物書きさん / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
×:養老孟子さん

◎:養老猛司さん
 
 人の名前間違えちゃだめじゃん、アタシ(滅)。
 解剖学で、にんげんの脳みそにメス入れたり、動物の脳みそとヒゲの関係調べたりしてたおじさんですね。
99年12月16日:19時04分47秒
れす:文章のうまい人 / ひる子
 芥川賞もらってる人とかはノキナミみんな文章うまいんじゃないかしら?
 一言でゴメンネ。
 ゼロさんの書きこみ見て、心が和んだものでつい(W
 がんばってね♪ 
99年12月16日:17時46分05秒
楽しいけど書くのって辛いなり / ゼロ
 みんな書いてる〜!? あたしゃ書いてるよ〜! 
 冬コミのコピー本だけど書いてるよ〜!
 も〜上手く表現できないと、ひとの(プロの)小説をパクりたいくらいじゃ〜!(^o^)半分本気かも〜(^_^;)
 でも書いてるよ〜!
 みんなも書け〜
 誰かいっしょに苦しんでくれぇぇ
 
99年12月16日:12時42分56秒
上手い小説 / イラマ
綺羅光と鳳春紀(ともにフランス書房) ジャンルはアダルトだけど、上手で巧み。 悪人の幅をひろげるのにもいい。
99年12月16日:02時28分47秒
文章のうまいプロの物書きさん / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
#本海さんこんにちは。はじめまして。

@本海さんWrote (「おや、お初?」,等掲示板,99年12月16日:01時12分40秒)
>文章の上手い小説家(印税もらっている)のって誰かな。
 
 文章がうまい人と言えば、山田詠美さんと関川夏央さんだと思います。
 お二人とも傾向が違いますけど(作家さんでしたらあたりまえですよね;笑)。。
 
 ほかにも、文章のうまい作家さんっておられますけど。例えば村上春樹さんはやっぱり文章はうまいです。
 でも、なんてゆーかな、クセが強くない文章で、かつうまい、とゆーとこのお二人と思います。
 
 後、小説家ではありませんけど、印税を貰ってる人としては、養老孟子さん、中沢新一さん、竹田青嗣さんなどがお勧めできる文章のうまい人と思います。     
                 
 
#ところで、TRPG.NETの簡易掲示板ですけど。、「簡易掲示板・ゲストブックの新着情報」から観たときに、内容の推測がし易い題名をつけることが推奨されてたりします。
#「おや、お初?」はちょっと内容の推測つけにくいです。
#次から題名工夫していただけるとよいと思いますです。
99年12月16日:01時12分40秒
おや、お初? / 本海

文章の上手い小説家(印税もらっている)のって誰かな。                        
 『好みによるかな』は無しで、自信をもってすすめられる小説家っている?                
 誰にきいても歯切れが悪い(^.^;
99年12月14日:15時55分55秒
創作小説雑談所 LOG 001 / sf
 創作小説雑談所 LOG 001として1996年9月29日から1999年12月14日までのログを切り出しました。
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