最終更新:$Date: 2004/11/23 03:49:15 $
有用と思われる本の紹介です。
本のタイトルに、Amazonの紹介ページへリンクが張ってあります。
このサイトは現在、 wikiベースの資料室に順次移行しています。
こちらの更新はしていません。
主に物語(プロット)作成を取り扱った、小説作成技術の訓練書。
著者による専門学校での講義を基にしていて、講義→課題→作品の例→その解説、という形で各章が構成されています。
アルジミール・プロップの論文を応用した物語作成法と、それによりできる物語の例を紹介しています。
また、同じ手法を逆に使い、村上龍の小説を解析したりもしています。
読んで、「課題をこなしていけば簡単にプロットが作れる!」という気になりました。
かなり良い本だと思います。ライトノベル作家やRPGのシナリオライターを目指している人にオススメです。
「分かりやすい説明」をするための説明本。
自分の意図を相手に理解させるために、注意しておきたい15の法則が書かれています。
どれも汎用的かつ実用的な手法なので、説明文・広告・小説など、ほぼ全ての発表に応用できます。
自分では気付きにくいことが的確に指摘されていて、目から鱗が落ちました。
この本自体でも実際に、それら説明の手法が使われています。
要点を押さえてすんなりと理解できる文章なので、効果にも説得力があります。
直接的な技法は紹介されていませんが、書かれている法則は映像・漫画・小説などにも応用できると思います。
他人に自分の意図を伝える全ての人にオススメ!
スペースオペラと呼ばれる、宇宙冒険活劇ものの書き方。
キャラクターの作り方や、ストーリーへの起伏の付け方、アイデアのメモ法、執筆環境構築術、誰かに試し読みをしてもらう時に気をつけたいこと、などが書かれています。
そして、それらと絡めた著者の体験談ふうなものが随所にあります。
内容は少し古く、創作意欲に湧く青年へのメッセージといった感じです。
エッセイとしては面白いですが、自分はこれを読んで小説を書けるようになるとは思えませんでした。
「スペースオペラを書くぞ!」という情熱がある人は読んで見るのもいいかもしれません。
星雲賞を受賞したり、創作指南本で紹介されたりして、他の人の評価は高いようです。