書籍雑談所 LOG 001

書籍雑談所の1996年9月29日から2000年02月05日までのログです。


2000年02月05日:21時25分25秒
小説『羊たちの沈黙』(長いです) / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
 トマス・ハリスの、小説『羊たちの沈黙』を、既に読んでられる方は多いと思います。
 
 サイコ・ミステリーとか、サイコ・スリラーとか言われてますよね。
 
 小説はまだお読みでなくとも、映画やヴィデオをお読みの方も多いでしょう。
 
 タイトルの「羊たちの沈黙」“THE SILENCE OF THE LAMBS”は、映画で、あまりに有名になってしまった、人喰いの精神科医にして天才的犯罪者のキャラクター、ハンニバル博士(人喰いハンニバル)が、物語の主人公である、FBIの女性訓練生、クラリス・スターリングに加える精神分析、または尋問・精神的拷問のようなやりとりと関わっています。
 
 精神カウンセラーの免許を持っているために、FBI訓練生であるにも関わらず、快楽殺人者の手によると思われる、連続殺人事件捜査のアシスタントに起用された女主人公。
 
 彼女は、捜査の一環として、殺人者にして、精神科医である人喰いハンニバルから彼の殺人事件に対する所見を聞き出す事を任務として命じられます。
 博士は、FBIに協力することの交換条件に、クラリスが心理分析に応じる事を要求するのですね。
 
 「羊たちの沈黙」は、レクター博士による心理分析で明らかにされる、女主人公の「子供時代の最悪の記憶」、夜間勤務警察官だった「彼女の父親の死」にまつわる記憶=物語のキーワードです。
 
 さて、小説版と、映画版の『羊たちの沈黙』ですけど、ストーリーはほぼ同内容ですが、物語内容はかなり違う、そうした関係にあります。
 ゆうまでもなく、小説版と映画版は、表現手法が違う、全体の構成が違う、細部の表現技法が違う、プロットもかなり違う。
 だから、ストーリーはほぼ同じであっても、物語内容は相当異なったものになっています。
 
 アタシの意見としては、映画版『羊たちの沈黙』は、小説と比較した場合、女主人公の関わる物語内容がメロウな感じに流れてしまっている面が残念と思います。
 一般に映画は、小説と比較した場合、ストーリー分量が少なくならざるを得ない特性がありますので、ある程度やむを得ない面があるでしょう。
 ストーリーの比重を希薄にしつつ、物語内容を豊富にしてゆく手法も映画にはあるのですが、こちらの方向では、一般に難解と言われる表現に傾きがちですし。映画製作陣の選択としては、ストーリーに重点を置いた方針選択は、わからないでもありません。
 
 ただ、女訓練生のクラリス・スターリングが、父親についての子供時代の記憶=物語を捉え直そうとする精神的挌闘、についての物語(物語内容)が、通り一遍なものになってしまった印象は拭えません。その為に、彼女の関わる物語内容はすべて、緊張感の緩んでしまっています(←その点を指してメロウな感じと評しました)。
 
 その代わり、映画版ではハンニバル博士の「怪物」と語られるハンニバル博士のにんげん像・イメージとかが、大げさな演出などによって、効果的に描出されてます。これが映画版の方のポイントにはなっていると思われます。
 
 ここで、「大げさな演出」って言ってるのは、悪口ではなくって。例えば、ティム・パートンの映画、“BAT MAN RETURANS”に観られるような、調子外れの演出で、常識をはずれの「怪物」の怪物性を描出するような手法・表現を指しています(表現主義的演出、と言っても構わないでしょう)。
 
 “BAT MAN RETURNS”では、特に“仇役”であるPenguinの怪物性・悲劇性が観所になっているのですけど。
 映画版『羊たちの沈黙』の場合、残念なことに、レクター博士の怪物性ばかりが突出して、物語内容を構成する他の要素から浮きだってしまっている。物語内容の構成としてはアンバランスになっちゃっているのが残念なところと思います。
 
 一般に、小説を“原作”に映画化したり、コミックを“原作”にアニメ化したり。いろいろな形態でメディア変換された作品は、バク然とした印象で、“原作”との違いが云々されることが多いですけど。
 ここで言っているのはそうしたナンセンスな観方によるコメントではありません。
 一応は、別個の作品として読解したうえで、映画版の物語内容の方にアンバランスが目立つとの評価を、意見として述べています。
 
 例えば、FBIが捜査をしている連続殺人事件犯人のにんげん像も、小説版の方が映画版と比べて暗示が豊富で読み応えがあります。これも、映画版ではレクター博士の怪物性だけが突出しすぎているので、対比がうまくいかず、相対的に矮小なにんげん像になりすぎているのですね。←この件は、既に述べた女主人公の関わる物語内容のメロウな調子にもフィード・バックされています。
 
 乱暴にゆうと、映画版での連続殺人犯は、ただのおバカに描かれてると思います。小説版の描出と比較すると。異常者としてのわけのわからない恐ろしさとかが希薄です。
 そのため、映画版の方の主人公と連続殺人犯の対決なども、小説版に比べて緊張感が希薄になっちゃってるんですね。
 
 アタシ的には、小説『羊たちの沈黙』は、映画やヴィデオで映像版を観た方こそ読まれると、おもしろく・興味深い読書体験になるのではないかと思います。ストーリーもおもしろいのですが、物語内容が興味深く読めるのではないでしょうか。
 
 小説版の最終章で、レクター博士は女主人公に問い掛けます、
 
 どうだね、クラリス、子羊の悲鳴は止んだかね?
 
 人喰い博士から女主人公へのメッセージは次のように続きます。
 
 子羊たちの悲鳴は今のところは止むだろう。
 〔中略〕
 きみはそのありがたい沈黙を何度も何度も自分の努力でかちとらねばならない。きみは人の苦しみを見てその苦しみに駆り立てられているが、世の苦しみは永久に耐えることがないからだ。
 〔後略〕
 
 この辺の作品主題を、読者がどぉ読み解いてゆくかが、小説版の読みどころと思われます。
 
 トマス・ハリス、著,『羊たちの沈黙』(新潮文庫ハ−8−2),新潮社.
 ISBN4-10-216702-1 C0197
2000年01月29日:00時03分12秒
幻想小説メールマガジン / ヘンルーダ
どうぞ「幻想小説メールマガジン」をお読みになって下さい。 サンプル誌と登録ページはこちらです。 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/6428 ありがとうございました。
2000年01月08日:00時20分28秒
ちょっと面白い記事めっけ / 数の子
 タイトルの通りなんですが、ファミ通BOOKSの新刊で「ゲームの時事問題」平林久和著というものが発売されてました。
 この本の中の「第4章 振り返ればそれは誤解ではないのかRPG」という、記事があり、なかなか興味深いです。
 
 この章は、RPGというのはそもそもテーブルトークロールプレイングゲームというモノがあり、それがコンピュータと出会いこうなっていった...うんぬんというものを書き綴っています。
 この中で特筆すべきは、「テーブルトークロールプレイングゲームとは」という説明が、指輪物語の紹介から始まって、おおよそ15ページにわたって説明されていたことです。
 なんだか、(ネット上ではなく)紙面でこんだけ懇切丁寧にTRPGの説明してるのをみたのは始めてのような気が!とか思いました(少なくとも私は初めてです)。(^^;
 コンシューマゲームに関する本なので、この記事の為だけに純粋に購入する気にはなれませんけども、ちょっと目を通してみるのも良いかも〜と思っての紹介です。
 本屋さんに寄った際にどうぞ〜。
 
 ファミ通BOOKS 「ゲームの時事問題」平林久和著
 定価1300円+税 発行:アスキー 発売:アスペクト ISBN4-7572-0661-5 (306ページくらい?)
1999年12月02日:01時42分51秒
アルスラーン戦記10巻発売! / セヴィー
初めて書き込みますが、アルスラーン戦記10巻発売していました。
買っちゃいました。
国王(シャーオ)とか、大将軍(エーラーン)とか、用語忘れまくりです。(T-T)
アルスラーン戦記読本には、外伝「東方巡歴」も収録されるみたいです。(2000年1月刊行予定)

それにしても、7年ぶりの再開とは…。
1999年11月26日:06時35分32秒
アルスラーン戦記10 / Ray
 12月の頭に出ます……これは間違いなく(^^;
 ライトスタッフの方からの発表もありまして、Nifでは既に特設会議室の準備も整ってます。
 
 しかし、
 
>担当編集さんいわく「まるで先月9巻が出たような始まり方をして、来月には11巻が出るような終わり方」
 
 とはまた……(^^;
 
 ではでは
1999年11月25日:21時54分19秒
RE:あるすら〜ん(汗) / Take-D
え? 10巻出たの?
8月くらいに 発行予定表に名前を見て
すっごく喜んだのは憶えてるけど、
いまだ出てなかったような気が(苦笑)

追申
私はそれよりも「タイタニア」や「夏の魔術」の方が・・・(笑)

では再見!


1999年11月25日:19時31分43秒
あるすら〜ん(汗) / セス
毎々お世話になっております、セスです
本当に10巻出るんか?(核爆)
今日は、大きめの本屋行けませんでたが(汗)
スコーリアと釜瓶、まあまあでした(笑)
でわでわ!

1999年11月09日:23時55分08秒
中井英夫の短篇集探してます / 智子
前に図書館で読んだことがあるのですが、確か精神病院の話だったと 思うのです。知ってる人いたら幸いです。 それから、小学生の時の本で、水俣に住む男の子の話で、化け猫がなんたら・・・ というかなり暗い話の本があったと思うのですがそれも同時にさがしてます。 知ってる人がいたらいいんですけど。
1999年11月08日:15時22分34秒
探しもの / なみ
はじめまして、なみといいます。 本を探していたら、ここへたどり着きました。 もしご存知の方がいらっしゃったら、教えていただきたいのですが。 児童書で、題名はたぶん「耳なしハンス」といいます。 私は読んだことがないのですが、友達で憶えている人たちがいます。 内容は、人の心の声が聞こえて困っている少年ハンスが、耳を切れば聞こえなくなるのではないかと思って、 耳を切ってしまうのですが、それでもやはり聞こえてきてしまう という少し残酷な話らしいです。 それ以外の情報が全くないのですが、どなたか少しでもご存じでしたら、 教えてください。よろしくお願いします。
1999年09月05日:20時43分35秒
re:『家族の誰もが満足する「間取りと外観デザイン」900例』 / 漆黒
 あ、こないだ本屋で見かけて、此処に書こうと思って、後で買おうと思ってる間に無くなった本だ(苦笑)
 僅か一日で、場所を変えたか、売り切れたかで、失探してたのですが..。
 
 書名を忘れてたので、助かりました(笑)今度は、ちゃんと買ってこよっと。
 
1999年09月04日:22時15分46秒
紹介:『家族の誰もが満足する「間取りと外観デザイン」900例』 / ラウール
 『家族の誰もが満足する「間取りと外観デザイン」900例』というやたらと長ったらしい題名の本ですが,家の平面図と外観のスケッチがそれはもうたぷりと載っています。
 「900例」というのは,どうやら「外観」で1例,「平面図」で1例と数えているようなので,実際には450軒分の例が載せられているわけですが,一生のうちで到底使い切れないほどの例が載っている事には換わりありませんな。何に使うか,と言えばもちろん,セッション中(もしくは,シナリオ作成中)に家の平面図の必要になったマスターがプレイヤーに見せる素材として使うわけです。
 現代日本の家屋しか載っていないとか,これだけの例があるのに秘密の地下室付きの家の例がひとつも見当たらないといった不満はありますが,文庫なので1,200円と安く,マスターなら1冊持っていてもいいんでわないかと思います。

講談社編,『家族の誰もが満足する「間取りと外観デザイン」900例』,講談社+α文庫,1999


1999年06月03日:12時05分38秒
保坂和志の『残響』 / リノア
保坂和志の『残響』を読み終えました。人に勧められて だいぶ前に買っていたのだけど、ちょっと読んで、 つまらないやと思って一年ぐらい放っておいて、それで 同じく保坂氏の『季節の記憶』を先に読んだら、これが すごくよくって、また読む気になったのです。文体に 特徴があるので、慣れないとなにがなんだかわからなく なってきてしまう小説だけど一度その中に身を委ねたら %
1999年04月14日:13時11分16秒
「上海の西、デリーの東」読みました / トレバー・マシーン
「上海の西、デリーの東」読みましたよ。 ウン。こりゃ傑作かも。 次作も5月に出るそうですよ(事情通より) とのこと。
1999年04月14日:12時55分12秒
タイトルに偽りあり / 古仁志一範
なんか、下記のタイトルは変ですね。

「好きな乱歩賞作品は?」の方が良かったですね。

(sf:重複削除しました)


1999年04月13日:12時34分16秒
昔の推理小説 / 古仁志一範
はじめまして、古仁志一範です。

皆さんは、江戸川乱歩賞作品の中ではどれが好きですか?
ちなみに私は、「殺人の棋譜」「テロリストのパラソル」が好きです。

それでは、また。


1999年04月08日:12時10分35秒
『花神』&『坂の上の雲』のススメ / PALM-12
司馬遼太郎の作品です。

前者が明治維新,後者が日清日露戦争を題材に扱った小説です。
『花神』が全三巻,『坂の上の雲』全七巻(?)と少し長いですが,寝不足間違い無しで一気読みできます。

最後に……ハインライン先生とレムとブラッドベリイは,マイナーじゃないやい!
以上,ハンドルがヴォネガットの拡大家族計画のPALM-12でした。
1999年04月07日:18時46分10秒
『吉原御免状』&『かくれさと苦界行』のススメ / Prof.M
面白い歴史小説ということで,隆慶一郎の諸作品などは如何でしょう?

題名にある2作品の他,『捨て童子・松平忠輝』とか,未完ながら,『死ぬことと見つけたり』や『花と火の帝』などは読み応えがあってよいかと。舞台は戦国時代末期〜江戸時代初期ですけどね。


1999年04月07日:17時26分59秒
もっと面白い歴史小説教えて! / 京都人
はじめまして。京都に住む京都人です。ちょっと前迄は内田康夫やら京極夏彦物も読み、さらに前にはR・A・ハインライン、スタニスワフ・レム、ブラッドベリイとまあマイナーなSF物も多く読みましたが、昔から歴史が好きなもんで(大学のときは一応史学専攻)近頃は早乙女貢の「会津士魂」、池波正太郎「幕末新選組」「徳川慶喜」と幕末物の歴史小説に一寸のめり込んでます。ただ時代背景は日本の歴史にこだわっているわけではなく、佐々木譲「ストックホルムの密使」「ベルリン飛行指令」船戸与一「蝦夷地別件」などのフィクション系の歴史物も読んでます。ですが、ここ最近少々物足りなく過去に読んだ物の読み直しをしたりと退屈なのですが、何かこれといった読み応えのある面白い歴史小説はないですか?期待してます! では、おおきに〜
1999年03月21日:01時55分47秒
虚無への供物 / ぞぞ
初めまして、ぞぞと申します。 中井英夫の「虚無への供物」というミステリー小説をご存じでしょうか? これ、どうやら犯人は読者らしいのです。あからさまにそう書かれてはいないんですけど・・・ で、わたしは読んでいて京極夏彦っぽいと感じました。 犯人はちゃんと作中人物の一人ということになってはいて、解決もするんですが、 どうもその背後には「読者」という犯人がいる、と読めてしまうのです。 読んだ方いらっしゃいましたら、感想を伺いたいのですけど。
1999年02月17日:23時34分53秒
オススメ / クロウ
ども、はじめまして。
どんな時も不幸を見出す存在のクロウです。
SFならアジモフ(アシモフでないとこが味噌)と神林長平の作品がオススメです。
「殺されなければ生きていける」
最高のせりふですね。
あとは「ブラッドジャケット」なんかも名作ですね。

1999年01月19日:17時55分18秒
ヴァン・ダインとカーが混ざる理由 / いー・あーる
……は。
実は、非常に莫迦らしいものです。
うちの高校、クリスティとクイーンは早川文庫で、 ダインとカーは創元文庫で入ってまして。
どれもこれも、まず、カバーを取っておりまして……

……つまり、見てくれで混乱してたんです。(ひどい理由)
まあ要するに、確固たる好き嫌いも無しに読んでたんですね。


……などと思い出していたら、唐突に「僧正殺人事件」読みたくなって
本屋に行ったんですが、ヴァン・ダインは置いてなかった…


「ユダの窓」読みました。(^^)
青い羽根…………(もぐもぐもぐ)

摩耶雄高という人の「夏と冬の……」という話は読みまして。
これってミステリなのかなあ、と、首をひねりました。
何か……謎が解けてない。<高校数学的発想(苦笑)

ではでは
1999年01月17日:03時06分06秒
カー・ダイン・京極? / 品崎
 ううむ。ヴァン・ダインとディクスン・カーがなぜ混ざる(笑)?
 ヴァン・ダインは「僧正殺人事件」しか読んでいないんですよね。だってクイーンを読めばニーズは足りてしまうし。“もっとペダンチック”を望むなら魔耶雄高っちゅう人の作品を読めばいいし。うーん。わたしはヒットしなかった。

 しかし、出てしまいましたね。京極夏彦の話が(笑)。
 止まらないので、流すのですが。

 話を戻す。
 「帽子収集狂事件」「三つの棺」は今読んでも面白い古典ミステリってヤツですね。もしお読みでない方がいらっしゃったら、あとはカーター・ディクスン名義の「ユダの窓」がイイですね。
 なんちゃって、今日はこんなもんで。
1999年01月16日:11時23分15秒
ディクスン・カーも好きです / いー・あーる
ディクスン・カーも(というか、カーター・ディクスンも含めて)何冊か読みました。
「火刑法廷」は……むう、あれ、「鉄鼠の檻」の直後に読んだので、あまりインパクトがなかったというかなんというか(苦笑)
何となく全体に、どろどろした印象があったので、以前はさほど読んでなかったのですが、 この前、「帽子収集狂事件」「三つの棺」を読んだら……
面白いじゃないですか(笑)

密室といえばこの人、なんですけど、 再現不能な、けれども可能な……ってところがいいです。

短編集の「妖魔の森」(だっけな?<うろ覚え)をちうがくの頃に読んで 流石にげえっと思った記憶がありますが。(横溝正史と連続で読んだ為いんぱくと尚更強し)

しかし、何故か、同じ創元推理文庫で読んだ ヴァン・ダインとごっちゃにしてる気が(笑)
(僧正殺人事件はやはし名作だと思います。
グリーン家殺人事件は……和田信二さん、本歌取りして書いてますよね、多分あれは(笑))

#……要するに、結構何でも読んでるのか?>己
1999年01月16日:08時21分27秒
ディクスン・カーはどうでしょう? / 品崎
 こんにちは。品崎です。
 海外ミステリの話ですが、どうでしょう。ディクスン・カーのお好きな方はいらっしゃいませんか?
 今月の「ダ・ヴィンチ」に毒殺ミステリの特集があって、そこにかの名作「火刑法廷」があったので、ちょっと思い出してしまいました。
 あの人のはクセがあるので、好き嫌いが分かれるという話をよく聞きますが、どーでしょうね。みなさんは。
 ちみに、わたしはビギナーには「火よ燃えろ!」をオススメしますね。
 現代のスコットランド・ヤードの刑事がタクシーのったら、いきなり200年前くらいのロンドンにタイムスリップして、事件を解決するというスゴイ話です。(あの、SFくさいけど、ちゃんと本格ミステリです)
 なんちゃって、書き散らしました(笑)。

 グラナダTVの本はわたくしも買いました。
 ジェレミー・ブレット氏がお亡くなりになられていたことを初めて知りました。ご冥福をお祈りします。
 あの本はなかなかビジュアルが良かったです。わたしはテーブルトークであの時代をよく使用するので、とても資料として役立っています(笑)。
1999年01月14日:02時28分23秒
シャーロック・ホームズの冒険 / Prof.M
シャーロックホームズの冒険,とは言ってもワトソン博士がまとめた事件簿ではなくて,ピーター・ヘイニングがまとめたグラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』の番組ガイド&写真集の方であります。

 全288ページの内,最初の100ページほどは過去1世紀に及ぶホームズものの舞台,映画の歴史解説に当てられ,実際にグラナダTV版の解説がなされているのは残り180ページに過ぎません。が,その内容たるや非常に濃く,作中のシーンを撮影した写真(カラー・白黒。中にはシドニー・パジット(最初のホームズものの挿し絵画家)の絵と写真を並べておいてあったりする)や,俳優とのインタビュー,作品リストなどがびっしりと詰め込まれています。

 中でも,p130から始まる「ベイカー街ファイル」は,原典に出来るだけ忠実につくるため,原典におけるホームズやワトソン,ベーカー街に関する記述が200項目にまとめられており,RPGでホームズもの(1890年代のロンドンを舞台にしたもの)をプレイする際に有効な資料となるでしょう。

 以上,簡単ではありますが「グラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』」のレビューを終わります。

「NHKテレビ版 シャーロック・ホームズの冒険」 ピーター・ヘイニング 著, 岩井田雅行,緒方桂子 訳,求龍堂 
ISBN:4-7630-9824-1 


1999年01月13日:15時21分50秒
海外ミステリ / いー・あーる
久しぶりに覗いたら、凄い……(嬉々)

クリスティは殆ど全部読みました。(高校に揃ってたので)
クイーンも国名シリーズは殆ど読破しましたね。
ライツヴィルものは……ちょっと後味が苦いです。
ウィムジイ卿のは……「ナインテーラーズ」と「殺人は広告する」の ラストの表現方法に惚れました。
がーっとハイテンポで盛り上げて、 ふっと力を抜いて、最後に一言。
上手いっ。(と、思いました、私は)

でも、いわゆる黄金時代の作家達の話って好きです。
中学生に勧められる……ある意味、一本良識が通ってるな、って。

最近の人では……山口雅也さんの「生ける屍の書」とか、
「キッド・ピストルズの冒涜」とか。
私は知らないんですけど、この人の「十三人の探偵士」(かな?) は、確かゲームになってた筈です。
1999年01月13日:00時06分20秒
SFが苦手な方のためのお手軽SF短編集 / 銅大

SFが苦手な方のためのお手軽SF短編集

 世の中に「SFはキライ」「SFは苦手」という方は多くおられます。
 その理由をお聞きすると、次のような意見が返ってきました。

「難しい」
「専門用語が多い」
「リクツばかりでタイクツ」
「科学のコト知らないから」
「SFファンはうるさくてキライ」

 とまぁ、さんざんでございます。たしかに「ソレはSFであるか否か」につ
いて、一言ないSFファンはおりません。

 たとえば、あなたが「面白いな」と思った作品について、SFファンの友人
に話を振ったとしましょう。彼(おそらく彼)は、憐憫と優越感に満ちた眼差
しをあなたに向けた後こう言うでしょう。

「まぁまぁ、楽しめたけど、“SF”じゃあないよね」
「“SF”としては、陳腐だよね。そもそも−−」

 そして、得々とSFがいかに優れた作品であるか、その素晴らしさを理解で
きる選ばれたSFファンというのがいかに優れた人間であるか述べたてるわけ
です。

 一度でもこういった経験をした人が、SFとSFファンに対してきわめてネ
ガティブな意識を持ったとしても、私はそれを狭量と責めるつもりはありませ
ん。ただし、いきなり持っていたAD&D日本語マニュアルで人の頭を殴りつ
けた場合は別です。あれは実に痛かったぞ。おい、わかっとるんか? ええ?

 しかし、実際のところSFというのは「ホラ話」「バカ話」の延長線上にあ
るのではないかと、私はそう考えております。ただし、漫然とホラを吹くと面
白くないので、「ここまでは科学的に正しい」「もし、こーゆーアレがあった
ら世界はこうなる」と、なにかネタを中心に妄想を膨らませていくわけです。

 現在でも気楽に手に入り、しかも面白いホラ話SFを幾つか紹介しましょう。
 入門用ということで、アイディア・ストーリー型の短編集をご紹介します。

 星新一 : 言わずとしれた短編の名手。2ページとか4ページとかの短い
      物語が多いので、ちょっと乗物の中とかでめくるのに便利。
       新潮文庫から40冊を越える著作が発売されており、何冊かは
      確実に入手可能と思われる。

 草上仁 : これまた軽妙洒脱な短編の名手。1つのアイディアをひねくっ
      てねじって、オチに運ぶ手法が見事。ハヤカワ文庫から10冊ほ
      どの短編集が出ており、何冊かは(大きい本屋であれば)入手で
      きるんじゃないかなぁ。

 筒井康隆: 長編は人によってスキキライがあると思うが、短編であれば−
      −−−やっぱりスキキライがあるか。とりあえず短編集の最初の
      作品を読んだ上で、買うかどうかを決めた方が良いかもしれない。
       慣れると行間からあふれんばかりの毒が、実に面白いのだが。
      新潮や角川文庫他。

 小松左京: ハルキ文庫から短編集が発売になったので、しばらく入手でき
      なかった最盛期(と呼んで良いだろう)の作品群が手に入るよう
      になってきた。博覧強記とはこのことか。

 こうした作品群にはしちめんどくさい計算や、難解な専門用語は出てきませ
ん。まぁ、ほとんどの作品において。
 当然、読んだからといって、ナニか知識が身についたり、エラクなったりも
しません。

 それでイイのです。

 SFとは、かしこまって付き合うような堅苦しい物語(ばかり)ではありま
せん。気の置けない友人と酒の席で談笑しながらおバカな話に花を咲かせる。
 そういう、SFだってあるのです。

 どうですか? 長い冬の夜を、小粋なSF短編をお供に過ごしてみては?

1999年01月12日:05時48分39秒
上海の西、デリーの東 / KZ
旅行記というモノをあまり読みませんが、本屋でジャケ買いをしたこの本は 面白かったです。

新潮文庫:上海の西、デリーの東:素樹文生
ISBN4-10-127421-5

バックッパッカー的な旅行がだいぶ以前からTVとかで取り上げられていますが その手の旅を難しい事抜きに読める本でした。熱い空気、空気って感が出てたと 思います。
1998年11月16日:20時36分17秒
あ、ありがとうございました! / 建.
TTBさん、すばやいレスありがとうございます。
ネットで「Joel Chandler Harris 」で検索したところ、見事にあたりました。

おっしゃるとおりUncle Remusは「弱いけど賢いウサギ」が「強いが抜けてるキツネ」を手玉に取る、という童話でした。うむ、バニーズ&バロウズにぴったりだ。
現物は図書館などをまわって探してみます。

ところで、下の書き込み中のセリフ「ブライア畑…」 の訳は正しいんでしょうか?
"bred and born in a briar patch"となっていて、「イバラの園」とか「ブライアの藪」とかいろいろ訳せそうなんですが…。


1998年11月16日:18時22分46秒
re:「Uncle Remus」 / TTB
>建.さんへ
 うろ覚えですが Joel Chandler Harris の作品でしたかね。
#ウサギがキツネを出しぬく話じゃなかったかなぁ。
1998年11月16日:17時57分15秒
どなたかご存知ありませんか?「Uncle Remus」 / 建.
この掲示板では初めまして、建.と申します若輩者です。

実は今、とある英語の本を翻訳しているのですが、その文中で「Brer Rabbit」という単語が出てきました。
辞書で意味を調べてみると
「ウサギどん:Uncle remus 物語に登場する主人公の一人。ほかにもBrer Fox などがいる」
との事でした。おそらくこの「Uncle Fox」が題名なのでは、と思うのですが…。

どんな本なのか、また邦訳がございましたらその題名もお教えいただけたら、と思います。

「おらぁ、ブライア畑で生まれ育ったウサギだでよぉ」 これも正しい訳かはわかりませんが、このようなフレーズが文中にあるんではないかと思います。


1998年11月12日:08時29分33秒
読者への挑戦(re:クイーンについて) / TTB
 まあ。あまり読書はしない方なのですが。(^^;)
 クイーンのものは10代のころ、読みましたね。
 
「読者への挑戦」が結構気に入ってまして。(^^;)
(でも負けてばっかりなのですが)(;_;)
 
 一番好きなのは陽陰さんと同じ「Yの悲劇」かな。
 
#ロス・マクドナルド、レイモンド・チャンドラーなんかも好きですね。
#ここのボード群には、たくさんいると思いますよ。品崎さんと同じような方
1998年11月11日:20時43分44秒
クイーンについて / 品崎
 うわあ、しまったあ。
 しばらく見てなかったら、クイーンに関するお話がたくさん!!
 ……良かったあ。
 ちゃんとファンがいるんじゃん。
 あんまり会わないんですよお。リアルスペースだと。
 
 法月倫太郎の作品はかなりもうそのまんまなので、クイーンファンは怒るか笑うかのどちらかですね。
 わたしは笑うほうで、ヤツの好きなロス・マクドナルドもとても好きなので、「頼子のために」のラストが「ウィチャリー家の女」のモロパクリなので、笑えました。
 
 話がずれましたが、
 言いだしっぺのわたしは、ライツヴィルものが好きです。「ダブル・ダブル」とかね。
 国名シリーズなら、「オランダ靴の謎」ですけど、「シャム双生児の謎」のあのアクション映画のようなアホな展開も捨てがたい(笑)。
 でもやっぱり一番好きなのは「災厄の町」。
 「フォックス家の殺人」もいいです。
 
 ああ。書き始めると止まらない……。
 でも、ハリウッドもの系はわたしぜんぜんイイのがないと思う。ハリウッド系のでなんかイイの知りませんか?
 わりと年代で見て買ってしまうので、
 あんまり知らないです。
 (なーんつって、まだまだクイーン読破には至っておらず、あと1/3くらい未読が残っているのですが……)
 
 こないだ、「チャイナ・オレンジの謎」を読みました。
 あまりのレッドヘリングの多さに、ちょっと泣いた(笑)。
 論理的推理をしながら読もうと思って、メモ取りながら読んでいただけに、ラストのエラリィ君の推理に「おいおい、そりゃあ飛躍しすぎじゃねえかい?」と思ってしまった……。
 まあ、偉大なる作家クイーンでも、たまにはそーゆーことありますよね(笑)。
 
 ではでは。
 みなさん。レスありがとうございました。
1998年10月13日:14時07分28秒
はじめまして / 鳴海
おじゃまします。 最近注目している川上稔さんという作家の方の作品ですが、「風水街都香港」が良いと思います。ジャンルとしてはライトノベルですが、なかなか読み応えのある本でした。お勧めします。
1998年10月09日:10時15分43秒
うぃむじぃ / うぃんどろーど
ウィムジィ卿ですか、、、、

「忙しい蜜月旅行」は大好きです。
余裕ある御遊びって感じなところとか^^)

後は手にはいらんのは「大学祭の夜」だけですが、、、
もうすぐ訳されるので手に入るのは時間の問題^^)。
1998年10月09日:05時51分29秒
RE:クイーン愛好家はいらっしゃいませんか? / Prof.M
実わ,W.H.ワトソン医学博士の残した記録の次に読んだ外国作家だったりする>E.Q.
私としては,バーナビィ・ロスが書いた「悲劇」ものよりは,クィーンの,それも初期の「国名もの」や,アンソロジーの方が好みでありまして
特にお気に入りは,「フランス白粉の謎」(これがきっかけでマザーグースに」興味を持った)と「オランダ靴の謎」です。あと,アンソロジー
だと「犯罪見本市」でしょうか(これで,私は「アマチュア泥棒」のことを知りました)。
それに,「黒後家蜘蛛の会」の偉大なるヘンリーが誕生するきっかけを作った人だし。

#「途中の家」も捨てがたいけど・・・・できれば英語で再読したいね(ファンなら理由はおわかりのはず)。
#ファイロ・ヴァンスの影響を受けてはいるけど,十分キャラクターが立っていると思う>E.Q.
#そう言えば,初期と後期のエラリーの変化について,ジュリアン・シモンズがいい本を書いていたな。

#ところで,ウィムジィ卿の話を読んでいる方はいますか?
1998年10月09日:00時39分49秒
RE:クイーン愛好家はいらっしゃいませんか? / 陽陰
 悲劇シリーズが大好きです。
 初めて読んだ推理小説が、緋色の研究でもモルグ街の殺人でもなくて、Yの悲劇でして、それ以来惚れ込んでいます。
 
 ドルリー・レーンは、私的にNO.1の探偵です。
 元俳優で耳が聞こえない。シェイクスピアなどの引用を行う。。。くらくらぁ(爆)
1998年10月09日:00時30分46秒
re:クイーン愛好家はいらっしゃいませんか? / 宇津見
 私の場合、クイーンは10代前半に国名シリーズを読んだきりですからねえ。
 むしろ、法月倫太郎の作品で触れられているのをよく目にするぐらいです。
1998年10月08日:23時40分14秒
re:クイーン愛好家はいらっしゃいませんか? / GMN
 クイーンは人気あると思いますよ。ベストミステリは毎回Yの悲劇がトップだし(爆) ドラマ『眠れる森』でエジプト十字架が出てましたな。
 
#個人的には『スペイン岬の謎』かな。ライツヴィルモノも好きです。
##そういやクリスティの短編集が出ましたな。でもハードカバー(T_T)
1998年10月08日:22時23分40秒
EQ、、、、なにもかもなつかしい、、、、 / うぃんどろーど
わたしゃ、EQのファンですよ。
あの論理の糸を手繰っていく手法は非常に面白いと思います。
やはり国名シリーズはすばらしいです。
その一方での「クイーン警視自身の事件」など、一種、
ハードボイルド的な苦みを感じさせる作品をかくなど
芸風が広いなぁと思います。
あえて一冊挙げるなら、、、、
私は「オランダ靴の秘密」ですかねぇ^^)。
1998年10月08日:21時41分45秒
クイーン愛好家はいらっしゃいませんか? / 品崎
 お初にお目にかかります。
 みなさん、アガサ・クリスティはよく読まれるようですが、エラリィ・クイーンは読まれないのでしょうか?
 個人的にはクリスティよりも技が凝っててスキなんですけど。
 プロの作家さんには愛好家多いのに、普通の人にはクイーンは人気ないのかしら?
 意見ください。
1998年10月08日:10時29分31秒
絵本もアリですか? / M・小西
ちわっす、ここには初めて書き込みます。皆さん、割と読書してらっしゃるようですね。
私も月に数冊は読むようにしているんですが、最近では絵本なんかも色々と見るようになりました。
そこで、お勧めの絵本を一冊だけ紹介。

「わすれられないおくりもの」
(作/絵・スーザン・バーレイ 訳・小川仁央 評論社刊)

・・・泣くぜ?


1998年10月06日:12時48分48秒
すみません、まちがえました / イッペイ
『ムギと王様』じゃなくて、『ムギと王さま』でした。
1998年10月06日:10時39分19秒
本を買う時のポイント / イッペイ
どうも、はじめまして。 こういう場所もあったんですね。ぼく向きだなあ。うれしい発見です。 ところで、はじめて読む作者の本を買うときって、みんなどういうふうに選んでるのかなあ。 ぼくはだいたい表紙の絵とかで決めちゃうんですけど。あとは題名とか・・・ あ、それでおすすめの本はですね・・・『ムギと王様』なんてどうかなあ、どうでしょうか?
『ナルニア国物語』とかと一緒の、岩波少年文庫からでてます。 たぶんきっとほのぼのしますから読んでみてください。

1998年09月20日:20時47分56秒
ジェンダー関係(?)2冊ご紹介 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
#唐突だけど、ジェンダー関係(?)の本を2冊ご紹介します。
#ちょっと迷ったんですけれど、これくらいはよいよね、って思いました。

金井淑子、編,『家族』、新曜社(ワードマップシリーズ),Tokyo,1998〔1st.Pri〕
ISBN4-7885-0304-2 C1036

新曜社の「ワードマップ」シリーズは、題材にする分野の、重要キーワードを解説しながら、関連する主要な論考や主要人物を紹介してくコンセプトのシリーズ。良書の多い概説書シリーズです。
何より、質の高いブックガイドとして読めるので助かります(笑)。
『家族』は、ほんとは、社会学(主)+フェミニズム論(副)+ジェンダー論(補足)って感じなんだけど、、ジェンダーの考え方が単に性差を扱うだけでなく、「家族」の概念分析などにも役立つところとかが参考になるかと。

えっと、架空世界の「家族(制度/システム)」に実在感〔アクチュアリティ〕を与えるのには、役立つ、、かな?? 社会学的裏付けがあってもプレイヤーがついて来れなかったら意味無いよね、、(苦笑)。
あぁ、でも、歴史のお勉強するために、歴史書読むときには役に立ちますよ。「現代の家族(制度/システム)と異なる制度/システム」ってなかなかイマジネーション働かないのよね。

井田真木子、著,『もうひとつの青春_同性愛者たち』文芸春秋社(文春文庫_い_28_3),Tokyo,1997(1994/1st.Ed)
ISBN4-16-755403-8

この国で最初に作られたゲイPeopleの自助グループに関するルポルタージュ。
井田真木子って『プロレス少女伝説』で大宅壮一賞を受賞したルポライター。才能あると思う。
えぇっと、「もうひとつの青春」はシャドゥランとかでサブヒューマンのグループを出すときに参考になるんじゃないかな? なると思うよ、きっと。
1998年09月05日:19時10分01秒
遅れてご免なさい(^^; / サーラ
 sfさん、詳しくご説明いただいて有り難うございます。
 今日は図書館に行って捜して、また借りてきました(^^;アキトさん、ご免なさい。
 でも実は、「トイレ」と「寝室」しか読んだこと無いのですね。文庫となったのでしたら、入手しやすいですよね。買ってみましょう(^^)
1998年09月05日:09時38分50秒
re:やんごとなき姫君たちの〜 / アキト
sfさん、ありがとうございますにゃ。
1998年09月05日:08時53分29秒
やんごとなき姫君たちの〜 / sf
 もとはTOTO出版ですが、いまは文庫落ちして角川文庫になっているようです。
 角川文庫『やんごとなき姫君たちのトイレ』桐生操 本体485円 4-04-193803-1 1995年11月発行
 角川文庫『やんごとなき姫君たちの秘め事』桐生操 本体520円 4-04-193809-0 1997年08月発行 (原題『恋は夜作られる』)
 角川文庫『やんごとなき姫君たちの寝室』桐生操 本体476円 4-04-193807-4 1998年08月発行

 TOTO出版『やんごとなき姫君たちの食卓』桐生操 本体971円  ISBN4-88706-127-7
 は1996年1月に出てますから、文庫落ちするのは来年でしょうね。

 面白そうなんで、今度通販で本を注文するときに紛れ込ませとこう。


1998年09月05日:01時23分36秒
アニメ論 / リチャード・バートン卿
 斎藤美奈子著、『紅一点論』などどうでしょうか。なぜ宇宙戦艦ヤマトの女性乗組員は森ユキただ一人なのか? 少年アニメ、少女アニメを通じて、女性がどのように描かれ、それが子供たちにどのような教育効果を及ぼしてきているのか、という非常に興味深い問題を、 非常に簡明な文章で論じております。
1998年09月05日:00時41分28秒
「大江戸庶民事情」が抜けてました / 極丸刀史朗
すいません、と、ゆー訳で現行は五冊です。
1998年09月05日:00時00分33秒
ジェンダー論関係の本 / 極丸刀史朗
小谷真理・著「女性状無意識<テクノガイネーシス>」勁 草書房・刊
「聖母エヴァンゲリオン」マガジンハウス・刊

誰か期待されていた方がおられるかどうかはわかりませんが・・・(^^;)前にフリートークボードで「書きます」と言っておりますものですから、書き込ませていただきます。以前、神無姉御が挙げられていた橋爪氏の著作のような、「純粋な学問としてのジェンダー論」というのとはちょっと違うのかもしれません。正直に言って私自身、著者がアーシュラ・K・ル・グィンやジェイムズ・ティプトリー・Jrあたりに続く、SF分野におけるフェミニズムのムーヴメントの日本における中心人物らしいから読んでおこう、ぐらいの気持ちで読んでみたんです。しかし、面白かった!
「聖母・・・」の方は、エヴァ本の皮を被った(というか、主にネタにしているという程度の)SF評論じゃないかと思ってるんですが・・・なにしろ私は「エヴァ」を見ていないもので(^^;)
なんだか無責任な書き込みですね。すいません(^^;)
1998年09月04日:23時17分18秒
お勧めの数冊(^^)と・・・ / 極丸刀史朗
「大江戸神仙伝」シリーズ
「大江戸事情」シリーズ(石川英輔著・講談社文庫)
「アーサー王宮廷のヤンキー」(マーク・トゥエーン著・ハヤカワ文庫SF)

平凡な製薬会社勤めのサラリーマンが江戸時代にタイムスリップ!現代医学の知識を武器に奇跡の癒し手「神仙・速見氏」として大活躍!の小説シリーズ。TVムービー化もされてるので観られた方もおられるかも知れませんが、ぜひ原作も読まれることをお勧めします。

そしてここの掲示板に来られる皆さんにはこちらの方が必見必読の、「大江戸えねるぎー事情」「大江戸テクノロジー事情」「大江戸生活事情」「大江戸リサイクル事情」の現行四冊のエッセイ(?)シリーズ。(「大江戸神仙伝」1巻を先に読んでから読んだ方が数倍楽しめます)
時代的には近世にあたる江戸時代が、いかにエネルギー効率に優れた自然環境に優しい文明の時代であったか、衣食住・文化芸能学問から始まって、日本刀の原材料たたら鉄や西洋諸国が驚いた高品質の和蝋燭などの「意外と知られていない」大江戸テクノロジーの数々を、物凄く分かり易く、かつ面白くまとめた貴重な書です。明治政府の自己正統化に始まる、江戸文化の不当な貶められた評価とチャンバラ時代劇による固定観念に毒された我々現代日本人の目の鱗を完全に落としてしまう「悟りの書」であると、断言してしまいましょう。未読の方は、直ぐに読んで、賢者に転職です。

「アーサー王宮廷のヤンキー」は有名でしょうが、知らない方もいるかもしれませんし、書いておきましょう。「大江戸神仙伝」の原形というか同系統の作品の元祖です。現在入手は困難だと思いますので、古本屋さんで探しましょう(^^;)


「焼物の目利き」中島誠之助著・二見書房刊(いわゆる新書版の本です)

TV「なんでも鑑定団」で御馴染み中島氏の著作です。タイトルに騙されてはいけません!骨董品好きのための真贋の見分け方のコツだけが書かれた本ではないのです。むしろ中国・日本の先史時代にまで遡った焼物の歴史と製造技術、およびそれに纏わる逸話を紹介してある部分が主な本です。

以上ちょっと前のSWボードでの話題に関連した部分のある本でもあります。「大江戸事情」シリーズには、徒歩での旅のことなども載ってるんです。
1998年09月04日:16時56分35秒
始めまして / エル
雑談所にこんな所があったとは。 皆さん読書家ですね。図書館が遠くなってから遠ざかってたのをちょっと反省。
お薦めというにはちょっと古いのかもしれないけど、塩野七生さんは非常に良質の文を書いていらっしゃいます。この方の考え方、感じ方がとても好きです。読んだ事のない方、手にとって見てください。地中海の古代から中世を題材にした小説〔伝記?〕が主です。
今度から時々顔を出しますので宜しくお願いします。
1998年09月04日:15時46分20秒
マスターキートン9巻ですね(核爆) / セス
毎々お世話になっております、セスです。
>"テロリストのパラソル"、略して"テロぱら"。
こちらでは、みんなでそう言ってます(笑) でわでわ。
1998年09月04日:14時30分30秒
お勧めの一冊 / 石頭
"テロリストのパラソル"、略して"テロぱら"。確か講談社文庫から出ています。 江戸川乱歩賞をかっさらった、その次に直木賞を取ったのはこの作品だけだそ
ーです。もー、むちゃむちゃ面白い話です。お暇があればご一読を。
1998年09月04日:14時16分28秒
最近読んでるもの / 速水螺旋人
 新潮文庫で出始めたので、なぜか読んでます「木枯らし紋二郎」。
 いや、面白いですよ、ホント。
 
 日本のエンターテイメントの神髄はやはり時代劇かもしれぬ。
 
 でも一番好きなのは柴田練三郎なのさぁ。
1998年09月04日:10時28分56秒
「やんごとなき〜」って / アキト
>サーラさん
 出版社どこでしたっけ?TOTO出版?
 昔、本屋で見かけた記憶はあるんですけど、読んだこと無いので、教えてくださーい。
1998年09月04日:10時18分54秒
追加 / サーラ
 下の書き込みの追加ですが。
 「やんごとなき姫君たちの食卓(寝室、等)」のシリーズは、中世欧世界の一面を知れるだけでなく、とっても面白いと思います。是非捜してみて下さい(^^)
1998年09月04日:10時15分40秒
お勧めな本/愛読書 / サーラ
 雑談所から移って参りました。 それにしても、皆さん、凄い読書かでいらっしゃるんですね(驚)私も結構読む方だと思っていたんですけど、全然かないません。
 
 さて、好きな本はいっぱいあって、あげると大変ですけど、幾つか出してみましょう。あえてライトファンタジーは避けておきます。
 
 趣味的に言えば、
 大好きなアガサ・クリスティの「火曜クラブ」、「NかMか」、「ハロウィン・パーティーの殺人」、「アクロイド殺し」などなど。(ただし、ハヤカワ・ミステリでの題名)
 それに、安立倫行さんの、イカについて色々書かれている「イカの魂」。岡田淳さんの「二分間の冒険」は、子供向けファンタジーですが、世界の雰囲気がライトと言うよりは暗めなところが良いですね、明るいのとリアルさが出ているのは別けてありますし。リドルはシナリオに利用させて頂いてます。
 
 より一般的そうなものは、 
 景山さんの「遠い海から来たCOO」は、何度かの読み返しまでは泣いた本です。厚めの本の「世界の民話」シリーズは、物書き等に役立ってますね。「毒のある動物」とかいう本も良いと思います。童話で言えば興味深いのが「世界一美味しいスープ」。それに「アイスクリームのお城」や「黒頭巾ちゃん」などのお話がまとまってる本も心に残ってます(何度も読みましたし)。
 ……上げるときりがないですね(^^;
1998年08月06日:09時16分34秒
フランスの奇書2冊 / らむだ
  >ゆみさんへ
  
  たしか、ディドロの「ダランベールの夢」(でしたか)と、ヴォルテール(かな)の「カンディード」です。
  えらい不明確な記憶で申しわけありません...前者は岩波文庫青帯(哲学)だったと思います。昔パラフィン紙カバーのを立ち読みして頭痛を感じました(哲学苦手)。たぶん入手困難です。後者は赤帯(仏文学)で、何年か前に再版してました。
  最近岩波も、「オシアン」やら「カレワラ」やらを復刊し始めてて、何か嬉しいですね。
1998年08月05日:23時23分44秒
トリストラム・シャンディ再び / ゆみ
 >らむださんへ
 この手の本はやはり読まれていないんだろうと思っていましたが、らむださんの書き込みを見て嬉しくなしました。 わたしは荒俣氏の著作はほとんど読んでいませんが、氏の挙げているというフランスの奇書とはなんでしょうか? ぜひお教えくださいませ。
1998年08月05日:10時30分53秒
だいぶ前の話題ですが、トリストラム・シャンティ / らむだ
  こちらでははじめまして、らむだと申します。よろしくお願いいたします。
  
  >ゆみさんへ
  
  「トリストラム・シャンディ」読んだことあります。荒俣宏が「奇書100選」みたいなのに入れていて、どんな内容かな、と思って手にとりました。岩波の赤も奥が深い(笑)。
  しかし、神に仕える人があんな痛快な小説を書いてしまえるあたりが、イギリス恐るべしですね。というか、啓蒙主義という時代のなせる技でしょうか?荒俣が他に挙げていた岩波文庫の奇書は、フランス啓蒙主義の2冊でしたし。
1998年07月27日:13時53分09秒
バリツが成った! / とほほ
 こちらのボードでは初めまして、お騒がせ者の北野とほほです。
 えー、前に、あるRPGのキャラクターの格闘技を、謎の武術「バリツ」って事にした事があるんです。名前だけですけど。で、もうメチャメチャ。何か、「バリツが成った」とか「宇宙はバリツで満ちている」「バリツが徹る」「バリツが足りない」と、訳分からないセリフばっかし。 
 真面目なシャーロキアンの皆様、おこんないでね。
 
 PS その時、速水氏は「バリツ=バーリ・トゥード説」を唱えておりました。いつか、トンデモ本のネタにするとかしないとか。
1998年07月27日:11時34分29秒
シャーロックホームズの柔術 / 大蛇丸
確か「馬術」と柔術を混同していたのではないか、という説を読んだことがあります。馬術(Bajyutu)にしても、武術(Bujyutu)にしても、どう読めば、Baritsuになるんだろうという気がしますが・・・。
案外、よく知らないことを突っ込まれるのが嫌で、わざと少し変えたんだったりして(^^;)
1998年07月27日:10時02分31秒
シャーロックホームズと柔術 / 神尾
 シャーロックホームズと柔術の関係で前田光世が関連してるんではないかということですが、これはどうも関連があるようです。
 昨日見てた「知ってるつもり」でちょうど前田光世をやってまして、それで出てきた話では前田光世は最初アメリカへ行って、その次ヨーロッパへ行って、それから南米へいったってことです。
 で、そのヨーロッパへ行ってたときにコナンドイルもその影響を受けてシャーロックホームズが身につけている格闘技に柔術を使ったと言ってました。
1998年07月27日:01時58分09秒
Baritsuですって!!? / ヌケサク
  >骨さん
  ありがとうございます。まず、ぼくがこんな珍説・名説・大暴説をなぜ唱えたかと申しますと、バーリ・トゥードは、前田光世という日本の柔術家がブラジルにわたったときに当地に広まったといううわさを聞いたからなのです。でも、だめだねこりゃ、年代が合わないッすね。
  >鏡さん
  ありがとうございます。あ〜あ、年代が合わないッすね(ドイルとは)。しかも、BARITSU!!? わはは。たしかにジャ・ジュ・ジョは、ラ行音に変化することが多いみたい(と大学で習った)だし、こいつは、ぼくのこっけいなひとり相撲でやんすな。
  ほんと、こころよりお礼もうしあげます。よかった、シャーロキアン諸賢に恥さらさないで(もう十二分にさらしちまってるとかいうはなしもありますな〜)。
1998年07月27日:01時21分14秒
RE:シャーロック・ホームズの武術 / 鏡
 ヌケサクさんへ。
 「バリツ」ですが、原書の該当部分は次のようになっています。
 「I have some knowledge, however, of baritsu, or the Japanese system of wrestling, which has more than once been very useful to me.」("The Adventure of the Empty House"中 のシャーロック・ホームズのセリフより抜粋)
 この記述からすると、柔術か柔道らしいです。少なくともそれのつもりではあったろう、と。 BaritsuはBujutsuの間違い、というのは私も聞いたことがあります。単なる綴り間違いとしても ありそうな線です。
 かく言う私は別段シャーロキアンではありませんが、理由あって同シリーズの原文が読めるサイトは 資料として押さえてありました。参考までにお知らせいたします。
1998年07月27日:00時43分32秒
もっとも / 骨
「バリツ」とジュージュツ、ブジュツってのも納得できないですけどね。
1998年07月27日:00時39分07秒
ヌケサクさんへのレス / 骨
「バーリ・トゥード」はなんでもありという意味で、「素手の戦い」という意味ではありません。
「バーリ・トゥード」形式での試合が広まったのも最近の事であり、「バリツ」と「バーリ・トゥード」を関連付けて考えるのは、こじつけすぎだと思います。
1998年07月26日:23時58分35秒
シャーロック・ホームズの武術(与太話です) / ヌケサク
  シャーロック・ホームズの得意とする格闘術「バリツ」って、なんだろ、って話があってたいてい「ドイルが武術を聞き間違ったんだろう」とか「柔術を聞き間違ったんだろう」とか言ってる。
  ぼくは、これが信じられないのです。武術はともかくとしても、柔術って、どこがどうなったらバリツにきこえるのかな〜。でもこんな気分を共有してくださるような方はいらっしゃるかな、いらっしゃったらいいなと思ってこちらにおじゃまします。よろしいでしょうか。というのも、シャーロキアンのHPはどなたもこなたもまずもってBBSを全然つくって(つけて)いらっしゃらないんです。こまったこまった。絶対必要だと思うんだけどなあBBS>シャーロキアンの皆様。
  何が言いたいかといいますと、ぼくは、「バリツ」ってもしかしてブラジルポルトガル語の「バーリ・トゥード」がちぢまったんじゃありませんか、って書きたいんですよ>シャーロキアンの皆様。
  「バーリ・トゥード」って知られていないんだろな。「素手の戦い」という意味だと思うんだけど(詳しい人おしえてくださいませんか)。格闘技界から有名になったことば(言わずもがなの人はホント言わずもがなですね)。だれかシャーロキアンの方はいらっしゃらないかしらん。それでいてなおかつBBSをおもちのかた。またそのうえ日本シャーロックホームズクラブにも入会しておいでの方。(ぼくは格闘技には、まるっきり、うといんですけどね。このことばしか知らないといっても過言ではないんで)
1998年07月20日:03時30分17秒
プーさんも忘れずに / リチャード・バートン卿
 児童文学と言えば、ミルンの「クマのプーさん」を忘れないでほしいですね。 もちろんディズニーのプーさんシリーズは対象外ですが。
1998年07月20日:03時13分28秒
RE:児童文学 / TOL
 斉藤敦夫さんはいいですよね。僕は佐藤さとるさんのコロボックル物語シリーズも好きですね。
1998年07月20日:00時45分04秒
児童文学 / 大蛇丸
「冒険者たち」(TVアニメ「ガンバの冒険」の原作)も良いですよね。
(小三の時、私が初めて自分で買いに行った文庫本なので、思い入れが強いのです)
/ まさしくロールプレイングな内容とアドヴェンチャー。どこかでシステムデザインしてくれないかな、とも思いますが、ちょっと採算が難しいか。
1998年07月15日:14時40分20秒
ドリトル先生、他 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
#「ドリトル先生」 
 「ドリトル先生」は、デザイナーの門倉さん(門倉直人氏)もお好きらしいですわよ。
 「ラビッツ&ラッツ雑談所」、のボードに、そのものずばり、「ドリトル先生」(門倉さん記,98年06月06日:07時33分40秒)、って書込みがされてますわ。ご存じでした??
 
#「マガーグ探偵団」って??
 「五人と一匹」みたいのかしら、、あ、あぁ、また前世のきおくが(苦笑)。
 
#ジュヴィナイル冒険
 あと、“文学”ではないですけど。『冒険ガボテン島』(←開き直ったらしぃ;苦笑)、みたいのもよいですわね。
 いえ、別に「十五少年」でもよいのですけれど(笑)。中ぐらいのキャンペーンで、文明社会に帰還できるまでのキャンペーン。
 『蠅の王』はこの際無し(別のゲーム)ってことにしておいて。
 
 「ルールを作成することについて」、のボードで、「ほのぼのした、“殺さず”のルール」のお話が出てますけれど。
 子どもが、能力的には「殺し」もできるけど(とても大変だけど)それをしたくなくって悩んだり、仲間をけがさせちゃって悩んだり、ってゆぅのもよいと思いません?
 (“殺さず”のゲームも面白そうね、って思いますけれど)
 
1998年07月14日:21時11分41秒
ブルーリボン!! / ねこぱんち
 ねこぱんちは、
  アーサー・ランサム全集(ツバメ号とアマゾン号他)
  ナルニア国物語(ライオンと魔女他)
  ドリトル先生シリーズ
 とかが好きです(当然マガーク探偵団も)。
 
 あ、「ドラキュラ紀元」読みました!
1998年07月14日:20時47分48秒
Re:児童文学をゲーム化する? / 速水螺旋人
 マガーク探偵団とはまた。
 いやもう大好きでしたよ、あたしゃ。
 あれをRPG化すると、ウィリーのプレイヤーはかわいそうだなあ(笑)。
1998年07月10日:09時43分19秒
re:ススキノシリーズ(東直己)はいいぞぉー! / 漆黒の破壊者
>東直己の「ススキノシリーズ」、文庫最新刊「消えた少年」が出ていたナリ。
>一気に読んじゃいました。

いい趣味してるなぁ(笑)>速水螺旋人氏

そういえば、金がなかったからまだ買ってなかったけ。
でも、最近見かけないぞ、つい先日の新刊のはずなのに...(ーー;)
そういえば、先月の新刊関係ほとんど、買ってないか...(T_T)

#今日の帰りにビールと一緒に買うてこよっと。
1998年07月10日:03時28分19秒
ススキノシリーズ(東直己)はいいぞぉー! / 速水螺旋人
 東直己の「ススキノシリーズ」、文庫最新刊「消えた少年」が出ていたナリ。
 一気に読んじゃいました。
 いやー、面白い! 極上のエンターテイメント!
 しかし、「俺」もおっさんクサくなってきたなあ……。
 
 えー、ハヤカワ文庫です。
 札幌はススキノを舞台にしたハードボイルドで、文庫では「探偵はバーにいる」「バーにかかってきた電話」「向こう側に座った男」そして新刊「消えた少年」が出てます。
 いま、おいらが最も注目しているシリーズのひとつだよ。
 軽妙でいて、それでいてしっかりとハードボイルド。
 オススメです。
 
 うーん、おかげで今日済ませてしまうつもりだった仕事が済んでない……。
 あかんやん。
1998年07月03日:12時43分47秒
とうとう体験してしまった恐怖の事態 / SeyfertSluw
今日の朝、山積みになってた文庫本(書店でもらったカバーつけたまま)を整理していると、覚えのあるタイトルが……。あれ、と思って、鞄の中に入っていたつい最近買った文庫本を調べると同じタイトル……。 ぎゃー。同じ本を買ってた〜。少なくとも自分で買った本のタイトルはすべて覚えているはずなのになんちゅう不覚〜。
1998年07月02日:15時13分13秒
レムで好きな作品 / はたの
 レムではハードな方の作品の方が好きです。
#「宇宙〜〜」とかは肌に合わなかった。
 「ロボット物語」って連作短編集のあれでしたっけ。
 ハードカバーでしか出てなかったので、学校の図書 館で読みました。割と好きでした。
#けど...記憶があいまい。
 三部作では「無敵」→「エデン」→「ソラリス」の 順番かしら。どれも好きだけど。
 「完全な真空」という「この世にない本の批評集」 っていうのもあるんですけど、割とおかしかったです。
 もう一冊この手の本を書いたらしいのですが、日本 語では読めないはず。
 「枯草熱」とかも読んでみたいのですけど、あの
「サンリオ文庫」ですからねぇ。ううう。残念。
1998年07月02日:13時59分48秒
トルルとタクパウチュスだったっけ?? / 速水螺旋人
 やあ、「宇宙創世記ロボットの旅」と「ロボット物語」はいいですね。
 レムだと「捜査」や「砂漠の惑星」あたりが好みですか。
 いや、ファンと言うからには全部好きなんですが。
 
 「航空宇宙軍史」だと、やはり素直に面白いのは「火星鉄道19」の一冊になりますかね。
 「惑星CB-8越冬隊」も好きですが。
 
 おいらはストルガツキー兄弟のファンでもあるのだな(笑)。
 「ストーカー」とか「蟻塚の中のかぶと虫」とか。
 タダのたちの悪いマイナー好みか!?
1998年07月02日:13時47分14秒
政界の、もとい星界の宇宙創世記ロボットの索敵 / SeyfertSluw

星界のアニメ:どーせビデオででるだわさ。

星界のシリーズは設定が丁寧なのはいいものの話のテンポがあまりにも悪いのが気になって、さてそれがこれからどうなるか。

スタニスワフ=レム:ファン、というほどではないですが、『宇宙創世記ロボットの旅』と『ロボット物語』がすげー好きだったりします。

終わりなき索敵:私がSFマガジンを読んでたころたしかにリアルタイムで読んでたけど、今考えると『航空宇宙軍史』としては相当な異端で、実はあんまり好きじゃないでわ。少なくともほかの航空宇宙軍史の面白さとは別ですからねぇ。

古本屋で3冊100円で買い込んできた中の『銀河遊撃隊』(でよかったよな?一文字かえると別の作品になるし)と『メド=シップ』が非常に楽しくて御満悦のSeyfertSluwでした。


1998年07月02日:12時43分14秒
待ちにまったです!戦旗の2巻 / ねこぱんち
 わーい!早くでないかな〜わくわく。
 アニメ・・WOWOW?????
 がーん・・・
 
 にしてもジント君地味やのう・・
1998年07月02日:12時33分06秒
Re:星界の紋章は…… / 速水螺旋人
 なにぃ、星界のアニメはWOWOWですと!?
 おいらに加入せぇと言うのか(笑)。うぬぬぬぬ。 
 
>佐藤大輔(名前あってるかな?)を薦められていますがどんなもんでしょう。
 結構面白いですよ。でも、いろいろシリーズを出すのはいいが、終わらせてくれ(笑)。
 個人的には「遥かな星」が一番好きなんですけどね。タマラン。
>あと、パロディが結構入ってるかな?
 うん、奴はタダのヲタクだと思うときが多々ある(笑)。
1998年07月02日:11時24分53秒
re:空宇宙軍史? / 漆黒の破壊者
こんにちは、ども(^^ゞ

>TOL氏、記
>「終わり無き索敵」でオワッタ(文字通り)やつですか?(笑)

終った?(^_^;)
単に、早○書房が、SFがあまり売れないから谷甲州さんに書かせないだけでは?(-_-;)

一応、大きな流れの結末は、あそこ(「終わりなき索敵」)でついたけど。
確か、第二次外惑星動乱とか、一次と二次の外惑星動乱の間の話を書かないといけないというような事をどこかで昔言ってた様に思います。


佐藤大輔さんの作品ですか?
結構、面白いですよ。戦史や歴史にある程度の理解があって、ぶらっくゆーもが理解出来るなら、楽しめるのではないでしょうか?
私は、戦史や歴史関係の知識がないのですが、好きな作家さんの一人です。
#あと、パロディが結構入ってるかな?わかる人には判るってレベルの物ですが...。


どうでも、いいけど、火浦功、「スターライト」シリーズ、続きでないかなぁ?
#<みのりちゃん>シリーズ、<高跳びレイク>、<トリガーマン>でもいいぞ(火暴)
1998年07月02日:03時17分29秒
航空宇宙軍史? / TOL
 「終わり無き索敵」でオワッタ(文字通り)やつですか?(笑) 
 すんごい話でしたねえ。先輩に薦められて無理やり読まされた記憶がありますが。
 その先輩からは今、佐藤大輔(名前あってるかな?)を薦められていますがどんなもんでしょう。
 非常に面白いらしいのですが。
1998年07月02日:02時17分42秒
星界の紋章は…… >速水さんへ / Ray
 アニメ放映は来年1月からに決定しました。
 Wowowのスクランブルですが。(^^;
 戦旗2の方は、8月にも出る予定だそうです。
 
 IRC#星界チャンネルからのお知らせでした。(笑)
1998年07月02日:02時04分19秒
うーん / 速水螺旋人
 EASYPOSTの方が適当だったかなあ。
1998年07月02日:01時52分26秒
星界の紋章はまだ? / 速水螺旋人
 えー、「星界の紋章」関係のコンテンツはまだできませんか(笑)?
 sf's小説情報ページにちょっと書いてあったので期待してるんですが。
 秋からアニメも始まるし、戦旗の2巻もようやっと出るらしいですし。
 ……どんなもんでしょう?
 
 航空宇宙軍史もお待ちしております(笑)。
 関係ないけど、はやく「エリコ」単行本出ないかな。
1998年06月26日:21時47分52秒
おお、こんなトコロがあったとは(笑) もしくはレムについて / 速水螺旋人
 ナルホド、本の話はここですればいいのですな。
 ……といっても、あまりネタはないのですな。
 
 とりあえず、スタニスワフ・レムのファンって、この掲示板にいます?
 おいら26年間生きてきましたが、まだ直接レムのファンに会ったことないんで(泣)。
1998年06月26日:19時57分56秒
本の話はここです / sf
 じつは、本の話はここなんですが……。(;^^)
 ほかにも、意外なものがあったりしますので、掲示板リスト工房・匠ホームページはチェックしもらえると嬉しいかも。(;^^)
1998年05月11日:11時01分33秒
書籍紹介「ブレイブ」 / 石頭
石頭と申します。

書籍紹介です。「ブレイブ」(新潮文庫、G・マクドナルド作、安藤由紀子訳)。

ISBN4 - 10 - 214411 - 0 C0197 原価 476 円。
--
一人のインディアン青年、ラファエル。極貧の中、彼が家族を救うために取った
選択とは、1時間に渡って切り刻まれ、最終的には死を向かえる、

”スナッフ・ムーヴィー”の主演者となることだった・・・。3万ドルの報酬と 引き替えに。 -- 読了後は、ちょっとした衝撃です。インディアン達の現状などを端的に表してお り、短時間で読み終わる小説としては、良作なのではないかと思われます。 お暇でしたら、一読をどうぞ。

1998年05月11日:02時55分04秒
金庸・武侠小説のススメ / のべ
 どうもです。久しぶりに書き込みいたします。
 最近はまった金庸の紹介です。
『書剣恩仇録』『碧血剣』『侠客行』『笑傲江湖』と徳間書店より
 岡崎由美監修のもと、着々と翻訳がすすんでおります。
 映画『スォーズマン』でピンとくる方、そうです『笑傲江湖』はその原作にあたる作品です。
 もちろん有名な魔教教主・東方不敗も登場しています。
 中国小説を好きな方も、またはそうでない方にも楽しめる
 洗練された大衆小説ですので、どうぞ一度手にとってみてください。
 ちなみにTRPGの参考に非常になり得る本です。
 東洋ファンタジーの一つの形式として金庸は完成された形式だと思うからです。
 追伸、星界の紋章は僕も読みました。たいそうな人気だとか。
 アニメ化するみたいですしね。しかし本編の続きがしばらく出てませんね。どうしたんでしょう?
1998年05月07日:12時43分20秒
お勧め本「リスト・オブ・セブン」 / azatoth
 扶桑社より文庫が出ている「リスト・オブ・セブン(上巻544円、下巻563円)」はお勧めです。
 著者は一時連続もののビデオで話題になったツインピークスのライターのマーク・フロスト。
 内容は、シャーロックホームズシリーズの著者であるコナン・ドイルが主人公のサスペンススリラー(分類に自信なし)。
 ホームズ好きにはたまらない一冊で、TRPGで言えば「クトゥルフの呼び声」や「ゴーストハンター」のネタにはなりやすい題材と言えましょうか・・・。
 SANの減る恐い本です。
1998年05月01日:12時24分08秒
ありきたりですいません / ばんぺい
<星海の紋章> ありきたりですいませんが、読むと結構はまる。<戦旗>の方の二巻目を待ち望んでいる最中です。
1998年04月21日:01時31分14秒
トリストラム・シャンディ / ゆみ
 最近、岩波文庫の「トリストラム・シャンディ」(全3巻)を読みました。最近はやりのメタ小説の元祖みたいな小説ですけど、 べつに難しいことはなくて、結構笑えました。デイヴィッド・ロッジの「小説の技巧」という本に紹介されていたので読んだんですけど、 18世紀にすでにこんな過激で超ふざけてぶっとんだ小説が書かれたということにまず驚いちゃいます。誰かこれ読んだ人いましたら、ぜひ感想をきかせてください。
1998年04月10日:15時33分47秒
re:京極夏彦のススメ / のべ
 僕も京極大好きですよ。姑獲鳥の夏以来の大ファンです。デビュー当初はとんでもない新人があらわれたと思ったものです。塗仏の宴も早速読みました。発想の無茶加減は両者はいい勝負だと僕は思いますよ。そうそう、だいぶ前の話ですが、ゲゲゲの鬼太郎の京極堂バージョンがかなり笑えました。ぼったくりの絵コンテ集のようなものがでているらしいですが、まあ参考までに。
1998年04月10日:07時44分19秒
re:京極夏彦のススメ / 宇津見
 と学会が定義するところの、「トンデモ」、つまり対象の無知、妄想、大ボケ、勘違いで、本来の意図とは別のところで大笑いできる、という意味なら、高橋先生の圧勝で、京極夏彦は該当しません。
 超常現象、超科学系での高橋先生の著作を読むと、そうした分野を、実に広く浅く真に受けていて、それまで読んだ歴史、ミステリー物の著者と同一人物か、最初本気で疑ってしまいました。まあ、コナン・ドイルも同じようにそちらの分野には待ってましたから、ご愛敬でしょう。
1998年04月10日:03時03分16秒
京極夏彦のススメ / ゆみ
みなさんはじめまして。 わたしは個人的に高橋克彦より京極夏彦のほうが数倍すごいと思います。高橋克彦は以前集中的に読みまくりましたけど、京極さんのほうが ずっとずっとすごいですよ。
1998年03月26日:16時12分18秒
続・高橋克彦のススメ / のべ
 難しいことを聞きますね、宇津見さん。 
 ええとですね、まだ読んでないということなのかな?
 それとも読んでいて僕の評価が単に知りたいということなのかな?
 とりあえずやってみます。
#出版社的には
 『総門谷』:構想15年を費やしたSF伝奇超大作。
 『竜の柩』:文明史とその定説を覆す壮大な推理で激賞を浴びた大河伝奇巨編。
 というふうに位置づけています。
#僕的には
 僕は伝奇ものとして楽しめると思って薦めています。
 が、僕の周囲にはトンデモ小説であると位置づける人達も多くいます。
 そしてその意見にも僕は賛成なのです。
 それは彼の創作姿勢によるものでして、高橋克彦は
 「そのまま真実を書いたら信憑性もへったくれも薄れてしまう。
 だから小説という形を借りて、僕は世に伝えるんだよね」
 というようなことを『バンドネオンのジャガー』のなかでキャラクターに語らせています。
 小説には3割の真実と申します。
 当人は至ってマジで『総門谷』『竜の柩』を書いています。
 作者的には読者に「さもありなむ(そんなこともあるかもしれない)」
 と本気で思って欲しくて一連の作品群
 (2作品の他に、バンドネオンのジャガー、時迷宮、星封陣など)を書いているわけです。
 そういう姿勢を伝奇と言えば伝奇だし、トンデモと言えばトンデモといえると思うのです。
 その中での成功作・代表作が、妙な説得力でもって語ってくる『総門谷』『竜の柩』なんですよね。
 あまり質問の答えになってないかもしれませんけど、どちらに転んでも楽しめると思いますよ。
1998年03月26日:07時33分38秒
re:高橋克彦のススメ / 宇津見
 高橋克彦は、浮世絵シリーズや、いくつかのミステリーしか読んでおらず、あとは、ちょー分野での著作をお笑いとして読んでいました。
 『総門谷』『竜の柩』に関しての薦めは、フィクションの伝奇物として楽しめるという意味か、トンデモ小説(「黒豹スペースコンバット」や「発情期ブルマ検査」など)という意味かどちらでしょうか。
1998年03月25日:14時45分57秒
高橋克彦のススメ / のべ
 限りなくトンデモ本の領域に近い、直木賞作家にして玉子魔人、高橋克彦の紹介です。江戸川乱歩賞受賞後、浮世絵シリーズで世に飛び出しましたが、その後次第にその本性を表しだしました。僕の中では彼の代表作は直木賞を受賞した 『緋い記憶』やNHK大河ドラマ原作『炎立つ』ではなく、『総門谷』『竜の柩』の両作品なのであります。(緋い記憶も大好きなのですが)現在は新書版で復刻されていると思います。日本の歴史、世界の歴史に全般的に興味のあられる方には抱腹絶倒、驚天動地の一作品になること請け合いです。割と厚い本ですが、京極夏彦よりは薄いですし、また同じようにその長さの分楽しめる本です。是非一読あれ。
1997年09月17日:23時17分12秒
この中では的外れかもしれないが・・・ / ダイアン
スティーブン・キングに交響曲を感じる、と言ったのはだれだっけ。しかし最近のホラー小説はとても良い感じになったと思う。という事で、ホラー満喫ならやっぱり鈴木光夫の「リング」と「らせん」。私は今は貴志祐介の「黒い家」を読んでいるけど、うっかり今更「ツインピークス」全14巻を借りてしまって、見始めたら止まらなくなってしまった。あれもちょっと最後のまとまりつかなかったという印象を受けるんだけど・・・・リンチ監督はあれで大満足なんだろうか。
1997年06月22日:12時57分16秒
こんにちは〜 / イクチオサウルス as 愛敬秀樹
 このURLは初めてです。
 なんか結構固めというかコアというか、ライトノベルばっかり読んでいる私から見るとなんかすごい感じを受けます。
 文庫や新書を離れて、買うハードカバーっていうと私は萩原規子さんや村山由佳さんが最近の傾向です。
 
1997年05月24日:13時13分24秒
石と笛 / まさと
 安彦良和に騙されて、石と笛、を買ってしまいました。
 どーやら、ハードカバーのがあったようでしたが、勉強不足のため、全然、知りませんでした。
 あとがきによると、この本の筆者であるハンス・ベンマンは、ドイツのエンデ、と呼ばれている人だそうで・・・まぁ、そうかな、という気にはさせられます。
 読んでいて、ブルーにさせられる、ってなとこが良く似てます。
 生ぬるいファンタジーになれている私には、この寓話めいたお話は、正直言って、きつい、です。
 今、2冊目の途中なんですけど、主人公の昔話の脇役みたいな性格の悪さにくらくらきて、中断を余儀なくされています。
 あ、でも、つまらない、っていってるわけじゃないですよ。
 面白い事は、面白い。
 だけど、つらい、です。
 あと、1週間もしたら、気合が復活して、再開できると思うので、読んだ方は感想をお聞かせ下さい。
1997年05月22日:20時32分32秒
MOUSE / まさと
 確かに、MOUSEは面白かった。
 オチはいまいちだったけど、アイデアとその使い方としては、ちょっとくらくらするぐらいだったと思います。
 ガープスで、あの世界観で遊びたいと思って、一時期、サイバーパンクやサイオニクスをいじった事があったけど・・・あ、ここは、TRPGのページじゃあないですね。
1997年02月22日:12時59分57秒
埴谷雄高氏を悼んで / 雄高
このホームページを閲覧していらっしゃる方は、
 僕のハンドルネームが誰に因んでいるか、疾うにご存知かと思いますが。
 
 もちろん、彼、埴谷雄高氏の名前からいただいたものなんですが・・・。
 だからといって、僕は、彼の業績に詳しいわけじゃないですが。
 ただ、本名が同じ、というだけで。本名は「般若豊」だそうです。
 結局「死霊」は未完ですか。残念です。
 
 こんな事を書く場所でない事は重々承知の上ですが、
 どうかご容赦を。
1997年02月07日:17時23分18秒
言葉による世界の創世 / いー・あーる
最近読んだSFの中で、MOUSEというのが印象に残っています。多分、大原まり子さんや、 長野まゆみさん(なんか妙な取り合わせだな(^^;;)が好きな方なら、面白いと思います。 言葉、というものによらなければ、主観の世界は外部へと表現することが出来ない、 画像として目に映るものを、文字で表さなければ、内部世界は現れない。
・・・そういう文章が好きな方は多分この話好きだと思います。 日本語で書く必要のあるファンタジーやSFって、好きなのです。
あと、お勧めは天沢退二郎さんの「光車よまわれ!」でしょうか。これも、 詩人が書いたファンタジーですので、文が絵と化している印象がありました。
1997年01月23日:12時16分47秒
御免なさい。 / 漆黒の破壊者
 >とりあえず、最近(ここ2日ほど)は北方兼三さんの本に没頭してます。
 
 御免なさい。北方謙三氏の間違いでした。
 謹んでお詫び致します。
 
1997年01月22日:18時13分14秒
私も、高尚な話題は...(笑) / 漆黒の破壊者
 とりあえず、最近(ここ2日ほど)は北方兼三さんの本に没頭してます。
 ハードボイルドの言葉に惹かれて、ふと手にした「遠く、空は晴れても」
 の本、そのまま、はまった。読み終わらないうちに、続刊を購入。
 続刊の方は、家に置き忘れてきたので「友よ、静かに瞑れ」を買うてきて
 ただいま、読んでる途中。
 
 しかし、どうも、昨日の晩から、歩き方がいつもと違うらしい。
 昔から良くある、やくざ映画を見た後は片いからせて歩く奴がいるのと、
 同じ事が、私に起きているらしい。(^_^)
1996年12月13日:04時44分51秒
うう…。なんて高尚な話題なんだ / ジョーカー
 お二人の話とはなんの、関係もありません。
 ハヤカワで森岡浩之が書いている星界の紋章三部作プラス新作の星界の戦旗1 すごくおもしろいですよ。氾濫する独特の言語、特徴の有る背景世界。兎に角一見の価値 ありです。今まで読んだ本の中で一、ニを争いますね。田中芳樹にも引けは取らないと、 僕は思います。
1996年10月30日:12時14分34秒
詩は苦手なんです。 / 伽耶野響千
私が最初に接した詩集がゲーテやリルケだからか、詩は余りに主観的過ぎて入っていけない。自分のおかれている状況が分からなくて。
 詩では、自分のおかれている空間を感じにくい。私の感じ方はもっと動物的なのかも。五感を刺激されたいほうみたいです。
96年10月30日:06時26分38秒
詩的な感覚ですね / sf
 詩なら分かるんですよ、描写によって引き起こされる感覚を楽しむというのは。
 ただ小説だと筋立てがまともにないと、よほどの鮮烈な印象を受けない限りは、おもしろくないとおもうんですよね……。スラップスティックはまた別ですが。
 まあ、伽耶野さんも言われるとおり、何を楽しみたいかによるんでしょうね、これも。
96年10月30日:02時49分14秒
AKIRAさんに反論という訳じゃないけれど / かや〜んas伽耶野響千
 小説を良いと感じる点は人それぞれなのだということを改めて感じます。
  sfさんとも反対ですけれど、私にとって重要なのは描写です。私には、感じるというリアリティが必要で、それは感覚の共有、シンクロです。それがなければ私にはそれは分かる事のできない小説なのです。
96年9月29日:2時14分56秒
書籍雑談所 / sfこと古谷俊一
適当に買った本についてのかんそうなどを書く場所です。 良い本は紹介しあいましょう。
連絡先 / 書籍雑談所 ログ / 創作小説!!