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Date: Thu, 28 Oct 2004 23:59:35 +0900
From: "HOS" <gazelle@capella.freemail.ne.jp>
Subject: [PR-J 01656] ARENA EISWELT
To: <PR-J@cre.ne.jp>
Message-Id: <006601c4bd68$904c8980$14bcd8da@computer>
X-Mail-Count: 01656

 大分お久しぶりの細江です。
 304巻前半の『氷惑星の決闘』を読んでです。

 まずタイトルのEISWELT。
 首席宇宙心理学者ツナル・エイスベルト博士は「氷惑星博士」という
意味?

 ローダン対ローダンは興奮しました。これの感動で久々のメーリング
リストを書いている次第。
 心理トリックを仕掛けあう展開などは、ヘルゲイトの決闘の本歌取り
と考えました。
 何よりローダンが直接、敵に手を下すのは、結構珍しく思えます。
 モンタニーもカーディフもホンドロも、アブレブル、ハト=モー、ダ
ブリファ、タシュカル/ギンコラシュ/ヴァスカロなど、あくどい敵の親
玉を自らの手で射殺した例は無い様に思えます。アトランの細胞活性装
置を盗んだバアロル教団を弓で射ている(一応これも射殺)ぐらいでしょ
うか。
 とかいって射殺してるエピソードがたくさんあったりして。

 元の宇宙に戻った途端に、<マルコ・ポーロ>にいた並行宇宙の人た
ちは消えてしまいました(148ページ)。このまま残ってローダンの
味方になる事はありませんでした。
 敵が同じ能力のまま味方に変心するとしたら、それは宇宙のチェスで
はなく宇宙の将棋と呼ばれる事でしょう!!(中国の将棋では敵の駒を
使えないそうです。日本だけみたいです)。

 前話との設定に整合性が無いのは、どうした事? このサイクルの肝
となる話なのに。
 303巻後半を書いたマール先生は、このサイクルの一番手を担当しま
したから、マール先生がプロット作家に違いないと思っていました。フ
ォルツ先生が先にプロット作家を努めるんでしたよね。

 旗艦で異宇宙を放浪する今までのパターンからして、こんなに早く帰
還するとは予想外でした。5万年前やM−87は10−20巻分ぐらい
かけていましたので、それ位を考えていました。
 さらに、並行宇宙に投げ出された理由が反物質の実験だった事と、こ
のサイクルにアッカローリーが登場するという事前知識があった事から、
元の宇宙に戻るためにアッカローリーの肉体をニューガス反応炉に投げ
込むのだと予想していました。
 さしずめ手塚治虫の「ブッダ」の冒頭の自ら火に身を投じるウサギか、
はたまたアンパンマンの「僕の顔をお食べ」か、そんな感じで。


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