お久し振りの細江です。
旧ミュータントサイクルもあと少し。293巻前半『アトランの裏切
り』についてです。
タイトルのDoppelspielという語句。
ドッペルはドュプロと同じ語源だと想像すれば、ローダン・シリーズ
を読んでいるとその意味は類推できます。
で、spielが2つあるってどういう意味なんでしょう?
ローダンと違う方針のアトランが、独断で集合ミュータントをアスポ
ルクに連れて行こうとします。
今までも意見の違いは時々ありましたが、本当にローダンとアトラン
と意見が分かれて、かつ別行動になってしまったという事例は、あまり
記憶にありません(出会った当時のヘルゲイトや金星での決闘は別とし
て)。
顕著なのは、せっかく脱出したホラーにまた降下するかどうかの時ぐ
らいです(この時もトロトは大提督に肩入れしています)。
あと、中枢部の設計者に対して交渉するか殲滅するのかで、アトラン
が勝手に攻撃部隊の出撃命令まで下したエピソードがありましたか(あ
の時アトランの眼は本気だった?)。
アトランが帝位に就いていた時代は、最も2人の立場が離れていたは
ずですが、意外にもローダンと本当に対立する機会はなかった様です。
22世紀に一旦、協調関係は崩壊していますが、それは第一執政官が偽
物だったせいですし。
あの当時、アウリスが死ななければ、あるいはその後に個人的対立が
生じたかも…、いえ既に摂政を失ったアトランは、ローダンの援助なく
してはアルコンを維持できないと知っていたはずですか。
今週のメールマガジンを読んで。
頭に皿があってキュウリを持っている姿しか想像できない超知性体
カッバ。発音しにくい名前です。
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