細江です。
285巻はまだ買っていませんので、マイペースに284巻後半『サ
イノスの叛乱』を読んでです。
偽神を倒し大群は制圧し、後はユルユルと残務処理に入っていきます。
サイクル最後の巻まで慌しく艦隊決戦をし続けるポスビサイクルやカ
ピンサイクルよりも、こういうプロット構成の方が好きです(M87サ
イクルの199巻はボンテイナーよりもオールド=マンの様子をもっと
書いて欲しかったです)。
いつものタッチャーとロルヴィクのコンビに加え、ロコシャン少佐や
メルセイレ、名前だけですがボサ・コヴァ、ラッキー・ログ、ちょっと
出番を間違えたワリンジャー、それからオクストーン人など、キャラが
いろいろ登場してサイクル終了間際であることを臭わせています。
この面子を見るだけで、担当作家がエーヴェルス先生だと分かります。
大提督ご自慢のUSO宇宙陸戦隊レオニダス軍団(語源はライオンと
同じでよろしいでしょうか?)は、エリート将兵1000人、戦闘ロボ
ット1万体の大部隊です(216ページ)。
お約束としては、こういうポッと出の特殊部隊は見かけ上のスペック
が高ければ高いほど、作中では、いかに敵が強力かをアピールするため
だけにあっさり壊滅させられてしまう、いわゆる「リトマス試験紙」の
扱いとなるものなのですが、コントラ・サイノス相手に善戦しました。
やはりオクストーン人がいる部隊なだけあって、非常識なまでに無敵
です。
オラーナ・セストレは未亡人なだけでなく、どうやら喫煙者の模様で
す(227ページ)。
この将来のローダン第三夫人もまた、クセの強いエーヴェルス・キャ
ラの一員なんですよねぇ。
艦隊内で、チーフもとんでもないのに捕まっちまったよなぁ、と噂が
立ったとか立たなかったとか。
久しぶりのアトランの一人称形式ですが、付帯脳の台詞がないのは寂
しい感じがします。
既に大群内にいるはずのワリンジャーが、再び二百の太陽の星からや
ってきていますが、278ページでは既にスタトIIにいるはずのアト
ランが、再び<マルコ・ポーロ>で着陸してきます。
などと細かいツッコミをしながら、いよいよあと1話で終わります。
敵対サイノスもいなくなり、今さらカピンが何をしにやってくるのか
全然予想が出来ません。
Goto
(PR-J ML)
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