おやつというか、台所の白砂糖を親のいない間にビン一個丸々、スプ
ーンで食べ尽くした事のある細江です。
282巻後半『時間、変異す』を読んでです。
口絵のイラスト。
偽神イカトラミュルですが、また今までの偽神とは外見が異なります。
やはり個体差が激しい?
おまけにハルト人の顔も、この方向からの描かれ方が少ないからか、
いつもと違う印象です。
最初の方に出てくる短エピソード、シガ星人の冒険談。
このくだりだけで、シガ星人の個性がよく表されて面白いです。レミ
ー・デンジャーを思い出します。
一発キャラだと思っていたデミデスタファ、再登場。
弟と共に今後もレギュラーになるのか、それとも大群サイクルと共に
いなくなるのか、ヴルチェク先生の考えやいかに(直接の続きである次
話では、同じ艦に乗っているはずなのに登場しません。担当作家が違う
からでしょうけど)。
かつて松谷先生が、グッキーがアメリカでプッキーになった事を挙げ
て、日本でもふさわしくない人名だったら変更すると書かれていた事が
あったと思います。
今回、それに抵触する様な人名が出てきました。
<カペラ>艦長、ハルン・マタキン!
マタキンってのは、ちょっとまずいのでは・・・
しかもハルンってドイツ語は、英語のurineに相当するのでは・・・
(つづりが違うでしょうけど、カタカナになると違わない)
そんなこんなでアルマン・シグノの示唆したタボラを求めて潜入作戦。
それで偽物を掴まされるのですが、252ページの「これはタボラで
はなく、変化に富む盗人パイウン・クアサルティクである」という紙片
はおかしくありませんか?
この偽物は石化した偽神イェンソントレイオンなのですから、これと
パイウン・クアサルティクは無関係のはず。
訳す段でのミスでしょうか。それともこれでいいのでしょうか。
しかも275ページではパイ「ル」ン・クアサルティクになっていま
す。
それに268ページではタボラを守っていると思っていたイカトラミ
ュルですが、どの時点でどうやって、タボラが盗まれたと知ったのでし
ょうか(273ページ)。
最後に判明するアルテフォカーの超能力、時間を変異させる力ですが、
それの判明後からがいきなりで、その能力が本筋に関わる間もなく話が
終わってしまいました。
タボラ護衛とどの様に関係あったのでしょうか。
アイデアは面白い分、ちょっともったいない感じでした。
Goto
(PR-J ML)
HTML Log homepage