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Date: Mon, 15 Apr 2002 00:03:15 +0900
From: "HOS" <gazelle@capella.freemail.ne.jp>
Subject: [PR-J 01491] DER SONNENGIGANT
To: <PR-J@cre.ne.jp>
Message-Id: <002b01c1e3c5$bb667100$7473eed2@hosmedic>
X-Mail-Count: 01491

 細江です。
 新刊も出ましたが、278巻後半の『大巨星』についてです。

 ようやく話題の人物、シュミットが登場しました。
 思念エネルギーでいろいろな能力を発揮しています。サイノスっ
て一応有能だったんだ(ホモ・スペリオルよりは)、というのが感
想。
 どうやらサイノスは各惑星に7人ずつ潜伏しているようです(1
70ページ)。銀河政治の中心であるテラも、核時代の惑星と同等
の配分なのは非効率です。

 成熟した女性にコンプレックスを抱くアラスカ・シェーデレーア
(178ページ)。
 出撃前に心に浮かぶのは少女キトマ。
 異種族とのコンタクトを通じて精神的に成熟したテラ社会におい
て、たかが顔にマスクをつけているだけで女性と付き合えないとは
考えにくいです。おまけにイルミナもまた一般人とは違い、不気味
な能力を持っているミュータントであり、ある意味釣り合いは取れ
ています。
 アラスカがカピン断片を理由にして、成人女性から距離をおくの
は口実に過ぎません(現に興味はある)。
 大人の女性が怖くて幼女に走る…。やっぱりアラスカはロ○○ン
か。(ローダンではない)。
 …などという視点でアラスカとキトマの関係を読み解くとまた面
白いものがあります?

 ところで中部地方には、「日本の真ん中」を売りにした観光ス
ポットが複数あります。
 それぞれが異なる計算方法を採用していまして、例えば国土の地
形の重心や、人口密度からの算出、単純に緯度と経度の中間点など
があります。
 これから考えるに、35世紀にはさらに「パラ物理静力学的中
心」も加わるんだろうな、と思った次第(166ページ)。


 今週のメールマガジンを読んで。
 やはりドイツSF界では、ヒトラー関係はよく作品の題材になっ
ているのかぁ。


    

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