河内のhiroこと松浦です。
FURUTANI Shun-ichi <sf@cre.ne.jp> wrote:
>やなんかが抜けてるのが残念ですね。しかし直系四光年の恒星という無茶な舞台
M87のオケファノーケスの本拠は、直径6000光年の空洞恒星でしたね。
それを思えば4光年なんて・・・。(笑い)
一応、科学者の端くれとして「news:japan.sf.perry-rohdan」で出た
>自分自身の重力で潰れてしまわないのだろうか?
という質問を考えてみたのですけど、
恒星の平均密度が地球(つまり固体)の10億分の1よりずっと小さければ
シュバルツシルド半径が1光年クラスの恒星半径よりずっと小さくなって、
重力崩壊は免れることになります。
1気圧の大気は固体の約1万分の1の密度で、1立方センチあたり
10の19乗個の気体分子がありますが、惑星間空間ではこれが
10の1ないし2乗です。つまり、10の14乗程度の分子(多分電離して
イオン)数の恒星はあっても不思議ではない。
偶然ながら、この10の14乗と言うのは「制御核融合」の研究が行われている
密度領域。実際の恒星だとこの密度では核融合反応が「遅すぎる」ので
もっと中心部では高密度になっていないとダメでしょうね。
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Hiroto Matsuura@Osaka Pref. Univ., Energy System Eng.
松浦寛人@大阪府立大学工学研究科エネルギー機械工学分野
e-mail: matsu@energy.osakafu-u.ac.jp
Tel : 081-(0)72-254-9226 Fax : 081-(0)72-259-3340
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(PR-J ML)
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