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Date: Sat, 22 Sep 2001 00:11:22 +0900
From: HOS <gazelle@capella.freemail.ne.jp>
Subject: [PR-J 01417] THE SCOUTS OF GEVARI
To: PR-J@cre.ne.jp
Message-Id: <3BAB589B.6E49@capella.freemail.ne.jp>
X-Mail-Count: 01417

 細江です。
 何事もなかったかの様にメールタイトルを新しくして、『<ジェヴァリ
の偵察兵>』についてです。
(複数形でいいんですか、Spa"herは?)

 ほとんど条件反射で使った矢を回収してしまうサンダル(120ページ)。
その割には核弾頭つきの矢は惜しげもなく射ちまくります。
 やはり物資の乏しい原始惑星で生まれ育った性分でしょうか。「薬莢を
拾い集める旧日本陸軍」の哀愁を想起させます。

 クライマックスはイザントラモンとの最終決戦。でもあっさりと片付い
た印象が強いです。
 初めての黄色い偽神との直接対決なのに、敵の台詞(口上?)もなけれ
ば、アトランは生け捕りにしようともしません。全力で攻撃して圧勝して
しまいました。
 バリアに開いた数センチの隙間を弓で狙撃し、中のイザントラモンを焼
き殺す・・・。やっぱりまるでゴルゴ13だよなぁ(過負荷でああいう風
に穴が開くバリアは、個人的に好みじゃありません)。

 謎の敵である偽神が、奇襲を前にすると『跳びあがる』ってのもかっこ
わるいです(144ページ)。こいつ、テラナーの行き当たりばったりの
コマンド作戦で暗殺されたわけか・・・
 序列が下位の「島の王」もかなり容易に倒されていましたっけ。そこら
辺を思い出させます。
 ローダンの敵は正体が判明すると弱くなるのは、ある種の法則のようで
す。
 次に出て来る黄色い偽神には「私はあんなヘナチョコなイザントラモン
などとは違う!」などと言ってもらいたい所です。
 と期待しつつ272巻後半に戻ります。

 ファン作家が本編デビュー。
 まぁ、日本でも同人漫画家がプロになりますし(違うか)。
 しかし「トルーキンの世界」ってドイツで未訳でしたかぁ。ちょっと意
外な感じ。でもないか、指輪の世界の雰囲気とドイツはしっくりきません。

    

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