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Date: Tue, 18 Sep 2001 22:08:27 +0900
From: HOS <gazelle@capella.freemail.ne.jp>
Subject: [PR-J 01414] THE SPY OF GEVARI II
To: PR-J@cre.ne.jp
Message-Id: <3BA7474A.614C@capella.freemail.ne.jp>
X-Mail-Count: 01414

 細江です。
 しつこく『<ジェヴァリの偵察兵>』です。

 サンダルにアイロニーを教えたカスカル(74ページ)。
 こういう危機的状況ではアイロニーは、厭世感につながるので人類に責
任ある立場としては危険思想ではないかと・・・

 大群内は各種族が役割分担を果たしています(115ページ)。M87
を思い出します。中枢部の設計者が偽神に相当します(けだもの恐怖教と
いう宗教によって統一されて)。
 大群の中で防衛につくのは、裸足戦闘種族ラクーン。
 人間を金縛りにするヒュプノ視線を持っているのですが、視線を合わせ
なければならないのが欠点です。
 暗闇では無効な上に(119ページ)、ロボット部隊相手には全くナン
センスな能力です。
 使い捨ての白兵戦要員なのかな。

 超弩級戦闘母艦という呼称(151ページ)。これで定着した様です。
 つらつら思うに、シェール先生お好きの大型戦艦のクラス名には、常に
いわくが伴います。
・まず、ウニヴェルズム級がインペリウム級とごちゃごちゃになる。あと
からアルコン製とテラ製の違いなどと理由づけされる。
・ギャラクシス級というかっこいい響きも、正式名称はウルトラ戦艦なせ
いで、日本の読者には「3分経ったらどこかへジュワッと飛んでいってし
まうんじゃないか」とあらぬ疑いをかけられる。
・あげく、母艦クラスの超弩級戦艦と、散文的な訳をつけられる。
 なんてね。

    

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