細江です。
 自信がないのでメールのタイトルを訂正して、引き続き271巻後半の
『ケンタウルスの時間』についてです。
 冒頭の4行詩(?)にイザントロミルなる偽神が新しく出てきますが、
作中に登場してない様な・・・
 何の伏線だったんだ?
 新概念、ロシアー効果なるものが出てきます(219ページ)。
 提唱は200年前。中途半端なサイクル間だなぁ。
 同じ種類の超能力が2つ重なると逆効果が生じる、という設定なのです
が、タクヴォリアンのモヴェーター能力以外に何があるというのでしょう?
 テレパスやテレポーテーションの逆効果って何?
 ロシアー効果の恩恵をこうむれるミュータント、誰か思いつきます?
 第二次遺伝子危機以降の200年前だから、ミュータントの数も帝国史
上最低レベルの時代。ロシアー効果が長い間理論だけにとどまっていた理
由は「理論のみしか存在し得ない」、まさにこれにつきますな。
 アスディス人スカンター・トルドスと生体タイムマシン・トルポン。
 重要そうな人物なのですが、このまま再登場しない可能性も大いにある
のが、ローダン・シリーズらしいとこ。
 だってあまりに能力が強力すぎます。
 並行宇宙からきたとの事ですが、並行宇宙と異時間平面はどう違うので
しょう。
 普通のSFでは並行宇宙が一般的で、ドルーフ宇宙を異時間平面などと
呼称するのがむしろ異例なのでしょうけど。
 並行宇宙からわざわざ大群を訪れた理由は、ネガティブ進化傾向が優勢
になる兆候が現われたため(247ページ)。しかも先方の並行宇宙にも
大群があるとの事。
 こ、これは後々に明らかになる、超知性体たちの秩序と混沌の争いにつ
ながる設定!?
 スカンター・トルドスも何とかの騎士!?
> Portier und Pfoertner
 門衛と門番の原語が気になったのは自分です。ありがとうございます。
 ちなみにこの2語の違いは、ポーターの方が荷物を持ってくれる事です
(英語では門番もホテルの赤帽もporter)。
    
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(PR-J ML)
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