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Date: Sun, 04 Mar 2001 22:10:19 +0900
From: HOS <gazelle@capella.freemail.ne.jp>
Subject: [PR-J 01323] Re: DER DURCHBRUCH
To: PR-J@cre.ne.jp
Message-Id: <3AA23EBB.E60@capella.freemail.ne.jp>
X-Mail-Count: 01323

 細江です。

 セクスタゴニウム。
 ホワルゴニウム。
 モルケックス。
 いずれも強力なエネルギーを潜在させる貴重な金属で(多分、金属だと
思いますが)、シリーズ内で重要な役割を果たしてきました。
 しかし、これらの物質に共通する情けない特徴があります。
 それは「サイクルの後半になると出番が減る!」です。

 カピンサイクル前半では、セクスタゴニウムがなくてタイムマシンが機
能不調に落ち入ったりしていて、ためにコレッロに作らせたり、オヴァロ
ンに用立てさせたりしていたのが、いざソンブレロ遠征となると、一切記
述なし。

 自由商人ダントンの資金源だったホワルゴニウムも(税金払えよ!)、
ヒュプノ・クリスタル制圧の際にテラが大量入手。市場にダブついてアオ
リで値崩れしたか、二次制約者出現後はやはり作中に見かけなくなりまし
た。

 モルケックスも、第二帝国の滅亡とアコンの決死隊によるトムストーン
の破壊以後、出番が減りましたが、これは幸いな事に、ネオ・モルケック
スとして残り続け、<ライオン>が追跡したり、ホンドロが最後の兵器に
使おうとしたりと、それなりにサイクルの最後まで登場しました。

 これらとは毛色が違うのが、インケロニウムです。
 アッカーローリーとの平和的コンタクト成立後、彼らとはそれっきりな
ので、インケロニウムの出番はなくなったと思われましたが、艦殻の材質
としてちゃっかり作品内に生き残っているのでした。
 しかし、これって艦の値段が無茶苦茶跳ね上がります。
 純金製の戦艦みたいなものです(よく議会の予算がおりたものだ。さす
が独裁者ローダン!)。


 今週のd-information を読んで。
 いつの時代でも、革命闘士たちってのは仲間同士で争ってしまうものな
のでしょうか(そういう世代ではないものでして)。

    

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