細江です。
引き続き『訓練惑星の妖女』です。
156ページの「マール節」で、通常ポジトロニクスと生体ポジトロニ
クスの特長に、それぞれスピードが早い、記憶容量が大きいと説明してい
ます。
自分は今まで、有機脳の利点は、感情を持ちそれを加味した判断が可能
である事、直感/ひらめき/第六感/インスピレーションといった、発想
の飛躍ができる事だと考えていました。
特にカピンサイクルにおいて、『生命の本質』とでもいうべき概念であ
るU”SBEF定数が作品に導入され、またポスビがペドトランスファー
された(アーガイリスやフラグメント船司令)エピソードがあった事から、
プラズマ付加はポジトロニクスにいわば霊魂を与える様なものだとさえ見
なしていました。
それを単に「記憶能力に優れる」とされ、違和感を覚えてしまいました。
ま、機能面のみを科学的に比較した、これが「マール節」なのかも知れ
ませんか。
つらつら思うに、ポスビサイクルで、やれ生体ロボットだ、やれポジト
ロニクスとプラズマの融合だ、やれハイパートイクト伝導だと、あれ程騒
いでおきながら、それが今までのポジトロニクスと能力面でどう違うかの
言及は、断片的にしかありませんでした。
何しろサイクルのクライマックスは、二百星系への遠征&制圧に大わら
わで、ポスビの謎に迫る所じゃありませんでしたから。
>ドイツ語式略語
アトランの親衛隊『ブルー・タイガー』は、略すと「ブタ」!?
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(PR-J ML)
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