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Date: Fri, 03 Nov 2000 21:20:18 +0900
From: Psytoh Reiji <psytoh@kt.rim.or.jp>
Subject: [PR-J 01236] Re: Cycles
To: PR-ML J <PR-J@cre.ne.jp>
Message-Id: <200011031220.AA00062@THOREGON6.kt.rim.or.jp>
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西塔玲司@船橋です。

[PR-J 01234]
> クレストとトーラがケルロンの報告した永遠の生命の秘密を信用したの
>は、太古のアルコン皇帝が細胞シャワーを受けていたという話を聞き知っ
>ていて、そういう土台があったからではないでしょうか。
> 同様に、摂政が1万年前に生まれたアトラン王子の復権をすんなりと認
>めたのも、古代アルコンに永遠の生命との接点があった傍証となりえます。

 え〜っと……この件については、エペトランがからんでるんですね。
 『銀河系に還る』で端折ったあたりなんですが、アルコンで、ロボット摂政
のバックアップが発見される事件がありまして。そこに、ケルロンの報告と並
んで、「永遠の生命の惑星をさがして、銀河系にやってきたテフローダーの船」
に関する情報が記録されています。
 で、このへん眉唾なんですが、どうやら生前のクレストが、このバックアッ
プの存在を知っていたらしい……と。

 摂政のデータバンクに、その他どんなことが記録されているのか、わたしも
ちょっと読み込みが足りてないんですが、あるいはクレストをして永遠の生命
の星の探索に踏み出させるデータが残っていた可能性はありますよねえ。

#摂政がアトランを「了承」したのは、たぶんアトランが「未来から来た」こ
#とをエペトランが信じていた、というのが妥当な線かと。

> 今週のd-informationを読んで。
>> 「"Das kosmische Schachspiel"?」
>> 「宇宙ちぇす……」
> ハンドブックのこれからのストーリー紹介では、「銀河のチェス」って
>副題がつけられていました。
> この調子ですと、公会議サイクルもいつか「テラの逃亡サイクル」に変
>わってしまうかも。

 実は以前から、当該サイクルは「宇宙チェス」ないし「反それ」の別称が通
用していました。ハンドブックの副題もそちらに由来しているはずです。うち
のページも、発足当時からこちらを採用していました。
#確か、公式サイトもかなり前から「宇宙チェス」になっていた……はず(^^;
#一番しっくりきそうな「反それ」は、アトラン・ヘフトに同名のサイクルが
#すでに存在するので回避されたのでしょう。

 この「サイクル名」、伝聞によると、元々はファンの間で流通していたもの
を出版社側で汲み上げたものだとか。いつごろ成立したのかは存じませんが、
わりと初期のものはそのものずばりを表しているものが多いように思います。
 例えば、M−87とかカピンとかは、サイクル序盤にはほとんど登場しませ
ん。「後付け」の典型的な例ではないでしょうか。
 一方、最近では「新サイクル開始! さあ、読み始めるのにぴったし!」:-P
的な広告戦略の都合か、「先付け」の名称が多くなっています。ヘリオートス
の堡塁なんか、サイクル2話目にして爆砕しちゃってますしね(爆)

 だから、というか、最近のものは、わりと序盤の焦点になる事象を指してい
るだけのものが多いような気がするのですが。それにしても……2000話の
勢いだけだよなあ(笑) >今回のネーミング

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西塔玲司 (Psytoh Reiji)
  psytoh@kt.rim.or.jp / psytoh@rlmdi.org
  無・限・架・橋  http://www.kt.rim.or.jp/~psytoh/
    

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