細江です。
アエトロンという語が登場したのは唯一回、<ガニメード>のアルコン
遠征の時だけだったと記憶しています。
よってトーラとクレストの船が<アエトロン>だというのを聞いて、ハ
ハーンと納得するのは、ドイツであれフランスであれ、かなりのローダン
通だけのはず、でした。
しかし、ローダン・ハンドブックにはしっかりと収められていますので、
日本に限れば200巻からの読者にも理解され得るネーミングだと言えま
す。
やるな、ハンドブック!(結果オーライです)
クレストとトーラがケルロンの報告した永遠の生命の秘密を信用したの
は、太古のアルコン皇帝が細胞シャワーを受けていたという話を聞き知っ
ていて、そういう土台があったからではないでしょうか。
同様に、摂政が1万年前に生まれたアトラン王子の復権をすんなりと認
めたのも、古代アルコンに永遠の生命との接点があった傍証となりえます。
「それ」がヒューマノイド種族に与える2万年のチャンスってのは、島
の王、アルコン、テラといずれも「相対的不死」ですか。うーむ、ワンパ
ターン。
他にも何か贈っていませんかね。
中央戦争の帰趨に「それ」が関与していると思うのですが(重力爆弾の
供与とか)。
それにしても、超知性体の寵愛(超愛?)をすっぽかされたアコンって
つくづく哀れ。
今週のd-informationを読んで。
> 「"Das kosmische Schachspiel"?」
> 「宇宙ちぇす……」
ハンドブックのこれからのストーリー紹介では、「銀河のチェス」って
副題がつけられていました。
この調子ですと、公会議サイクルもいつか「テラの逃亡サイクル」に変
わってしまうかも。
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(PR-J ML)
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