桜庭です。
> これで思い出すのが、藤子不二夫のSF短編です。
藤子・F・不二雄がSF短編の名手というのはもっと知られていいと思います。
以下書評から。
「ドラえもん連載開始の前年、『ミノタウロスの皿』に始まるSF短編小説の
数々は、広大な藤本の作品世界で重要な位置を占めている。SFが『空想
科学小説』と呼ばれていたころからの愛読者だった作者の趣味を、子供
マンガで培った一話完結の手法で凝縮して描いたため、一話一話がずしり
と心に応える。人間の運命は偶然に左右され、現実世界も無数のパラレル
ワールドにすぎないという、無神論的世界観で人の世の哀切を浮び上らせた」
彼の作品では<もう一つの世界>を扱ったもので名作が多いようです[私見]。
パラレルワールドの『魔界大冒険』、鏡面世界の『鉄人兵団』・・・
彼の死は日本SF界の損失だったというのは言い過ぎでしょうか?
私は手塚治虫の系譜を引くSFマインドの持ち主とみなしています。
> > 「パラディン」・・・あえて、日本アニメに類似を求めると「ラピュタ」の
> > ロボット兵あたりですかねぇ。しかしなぜこのシリーズは量産され
> > なかったか。なにも人材はハール・デフィンだけでもないでしょうに。
> >
> 製作費、特に材料の値段でしょうか(少なくとも初代は、十分にコスト
> 回収は出来ていますが、ミュータントとの連係がなければここまで活躍で
> きなかったのですから、量産しても有効活用できないかも知れません)。
> 噂では、ハルト人でなく熊に似た試作機があったそうです。
コスト・・・たしかに高価なものを使ってましたね。しかし外見を
ハルト人にする必然性は本当にあったんでしょうか。
もちろんハルト人に向かってこられたら恐いですけど(^^)
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(PR-J ML)
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