Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sat, 28 Oct 2000 17:06:02 +0900
From: "t.sakura" <t.sakura@chive.ocn.ne.jp>
Subject: [PR-J 01224] Re:DIE SPUR DES RA"CHERS
To: <PR-J@cre.ne.jp>
Message-Id: <001f01c040b6$04585fe0$adcda3d2@default>
References: <39FA3B81.4D83@capella.freemail.ne.jp>
X-Mail-Count: 01224

桜庭です。

>  これで思い出すのが、藤子不二夫のSF短編です。

藤子・F・不二雄がSF短編の名手というのはもっと知られていいと思います。
以下書評から。
   「ドラえもん連載開始の前年、『ミノタウロスの皿』に始まるSF短編小説の
    数々は、広大な藤本の作品世界で重要な位置を占めている。SFが『空想
   科学小説』と呼ばれていたころからの愛読者だった作者の趣味を、子供
   マンガで培った一話完結の手法で凝縮して描いたため、一話一話がずしり
   と心に応える。人間の運命は偶然に左右され、現実世界も無数のパラレル
   ワールドにすぎないという、無神論的世界観で人の世の哀切を浮び上らせた」

彼の作品では<もう一つの世界>を扱ったもので名作が多いようです[私見]。
パラレルワールドの『魔界大冒険』、鏡面世界の『鉄人兵団』・・・
彼の死は日本SF界の損失だったというのは言い過ぎでしょうか?
私は手塚治虫の系譜を引くSFマインドの持ち主とみなしています。

> > 「パラディン」・・・あえて、日本アニメに類似を求めると「ラピュタ」の
> > ロボット兵あたりですかねぇ。しかしなぜこのシリーズは量産され
> > なかったか。なにも人材はハール・デフィンだけでもないでしょうに。
> >
>  製作費、特に材料の値段でしょうか(少なくとも初代は、十分にコスト
> 回収は出来ていますが、ミュータントとの連係がなければここまで活躍で
> きなかったのですから、量産しても有効活用できないかも知れません)。
>  噂では、ハルト人でなく熊に似た試作機があったそうです。

コスト・・・たしかに高価なものを使ってましたね。しかし外見を
ハルト人にする必然性は本当にあったんでしょうか。
もちろんハルト人に向かってこられたら恐いですけど(^^)



    

Goto (PR-J ML) HTML Log homepage