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Date: Thu, 30 Nov 2000 16:11:36 +0900
From: "okaukio+mls" <jtz4046@e6.mnx.ne.jp>
Subject: [bun 00491] 週刊おかゆきお  No44
Message-Id: <200011300711.QAA29396@e6.mnx.ne.jp>
X-Mail-Count: 00491

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カンソありがとう! \(^_^)/ でーーっす。
 着地点をさがす熱気球です。
 とにかく落とします。 どこに落ちるのか。
 ご期待、あれ、あれれ、レレレレ あーーっ!

 この作品はフィクションです。
 実在の人物・団体などとは一切関係ありません。
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    戦闘天使 27
         おかゆきお


「ヨウーサンも聞いてくれ。ここのところ偽札検出器の売上が急に
落ちている」
 ガルシア会計主任がうなずいた。
「まったく、考えられないことなのだ。網の予測にしたがって作っ
ているのに売れ行きが落ちている。なにか異変が起きているんだ」
 ヨウーサンにはなにがなにやらわからなかった。
「特許があるのでしょ?」
「ああ、特許は網とつながっている。だから、網以外の理由で偽札
検出器が売れないのだ」
 説明されてもヨウーサンにはわからなかった。かろうじて神の国
と教えられてきた網の周辺で異変がおきているらしいことがわかっ
た。
「網からの啓示があったんでしょ?」
「だから、その神の言葉が当たらなくなってきている」
 ガルシアが口を挟んで言った。
「やはり、偽札登録機ができたからでしょうか」
 シグナトがおもしろくなさそうな顔でうなずいた。
「神はあの連中をどうして処罰なさらないのでしょうかねぇ」 

「モリカはやつらと戦うよ。きっと……」
 シグナトは苦笑したが。なにか言おうとして、黙りこんだ。

 ガルシアが書類をまとめると、
「ご自分で点検なさってください」
 そういいながら、さしだした。
「おれのコムに入っているのと同じモノだろ?」
 シグナトはいぶかしげに聞いた。
「同じモノですが、重要なところに注意書きを書きこんであります」
 ガルシアののんびりした声が急に不快なものになって、シグナト
はまたもや苦笑してそれを受け取るしかなかった。
 ヨウーサンは、そんなシグナトを見て、シグナトでもなにか思う
ようにいかないことがあるんだ……。だからぼくが……。と、今ま
でない感情におそわれていた。


          つづく。



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週刊おかゆきお        月曜発行

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おかゆきお    e-mail    jtz4046@e6.mnx.ne.jp
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     Thank You Mr電8

    

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