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なんか、少し、人物が動き出しそう。
みんなかってなことを言うので話がすすまないのか？
単に作者が伏線のしこみ方を知らない……だけか？
とにかく、物語りの人物にまかせて今日は月曜日、遅れ
なしで発信〜！
カンソお願い！ ＼( ＾_＾)／ でーーっす。
あるいは配信停止も。
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戦闘天使 15
おかゆきお
新しい住家は大きな倉庫のような建物で、二階が仕事部屋になっ
ていて、三階に当たる屋屋根裏が大きな空っぽの部屋になっていた。
朝になると、となりの別棟から人々がやってきてがたがたと一日
が始まる。天使とダルク坊やはまるで、小さな町のようなその建物
の中で暮らすことになった。
シグトナはいろいろなめずらしい器械を組み立てて売っていた。
建物は、それを配達するための会社で倉庫兼工場で、研究所でもあ
った。手伝うといっても特別に手伝うことも無かった。
天使が七人の子供たち面倒を見るだけで、その子供たちも夜にな
ると倉庫から出て行ってしまう。子供たちは勝って気ままに暮らし
ていて、周りは農園になっているらしく時たま農夫たちが立ち寄っ
たり、野菜や肉など届にきたりする。
言われたとおり天使とダルク坊やは建物の中で隠れて暮らした。
そのうちに小さな子供たちとくに双子の女の子が天使と一緒にい
たがって、そのうちにみんなが、三階の屋根裏部屋に寝泊りすると
言い出した。
シグトナはなにか苦情を言うかな？ と、天使は心配したがなに
も言わない。
とても安心して生きていられる生活に天使は天の父に深く感謝の
祈りを捧げる毎日だった。
ある日シグトナが、とてもたのしそうに機械の宣伝販売に行かな
いか？ と、さそった。
とても大きな会場で、たくさんの人が集まるのだという。ダルク
坊やも天使ももちろん行きたい。でも、天使にはいまの生活が静か
で安心していられるだけに、遠くまで出かけて行くのが気にかかる。
ダルク坊やも同じようだ。
二人の気持を察したシグトナは「みんなで出かけるのだからみん
なで帰ってくればいいさ。一人二人の姿はめだたないよ」といって
たのしそうに笑った。
そういうことに話が決まってしまうと、ダルク坊やも天使もその
日が来るのがたのしみでワクワクして毎日を過ごしていた。
そんなある日、ヨーサンが言った。
「ねえ、天使の羽根が見つかったら困るよ」
スニモリカの背中には小さな盛り上がりがあって、そう思って見
れば、羽の形が透けて見えている。
「ぼくたちは目立つようにお化粧をして派手な衣装をつけるんだ。
それで歌をうたったり、お芝居をして、シグトナの機械を売るんだ。
だから、天使ももっと天使の格好をしたら本物には見えなくなるよ」
「えっ？」
「天使は人間になるんだ。ねえ、人間にはなりたくないの？」
天使はそんなこと考えたことが無かったから答えられなかった。
「ぼくはスニモリカが天使だって人間だって同じだよ。大好きだよ」
ダルク坊やが言ってくれた。
「そりゃあぼくだって！」
子供たちが口々に言う。双子も口をそろえて「わたしも好き！」
といってスニモリカに抱き着いてきた。
ダルク坊やがふくれる。でも、がまんしている。
もう、ひまわり学園に戻る気はまったくない。では……。わたし
は目立ちすぎる。確かに……。
「だから、モリカが、天使の羽をつけて天使のカッコをすれば、立
派に人間になるってわけだよ」
大騒ぎする子供たちの声の中から、誰かの言ってることだけが聞
こえてきた。
天使スニモリカはぼうっとする頭を軽くうなずかせながら、笑い
顔を作った。
つづく。
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