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うーーっ。どんな話になるのか？
現在４０枚少し越えたところ。予定では８０枚だけど、
少し伸びるか……。１２０枚を目安にしま〜ス。
なんか、少し、人物が動き出しそう。
カンソお願い！ ＼( ＾_＾)／ でーーっす。
あるいは配信停止も。
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戦闘天使 13
おかゆきお
「さて、どこへ行きましょう？ 王子さま」
天使はダルク坊やに聞いた。
「サーカスに入るんだ」
と、坊やは答えた。
「なかのよかったジムカ君から教えてもらったんだ。サーカスにつ
いていけば楽しくていつのまにか国中を回ることができるって」
「でも、そのサーカスはどこにいるの？」
「ちょっと探せばすぐに見つかると、いっていたよ」
まあ、子供の考えていることだから。でも、これだけハッキリし
ていればだいじょうぶだろう。天使はなっとくしたが。……早晩お
腹がすいてくる。働かねばならない。食事ができるところがいい。
二人は町か村の中心に向かって歩き出した。最初はだまって歩い
ていたが、だんだんと歩くのが辛くなってくる。
ダルク坊やも天使も都会育ちの都会っ子だった。
「ねえ？ サーカスで何をするの？」
「空中ブランコや玉乗りやライオン使いだっていいや。ライオンや
トラはどこにでもいるんだって、でも、ゾウはめったにはいないん
だ」
「ハイハイ。そうですか。でも、あんたに玉乗りや手品やライオン
使いができるの？」
ダルク坊やは怒ったように黙り込んだ。
天使ももう何も言わなかった。
それから二人はえんえんと歩いていくらかにぎやかな村のはずれ
の木賃宿にたどり着いた。
まずはなけなしのお金で早めの昼食を頼み、料理を運んできた女
主人さんに天使が聞いた。
「あの。わたしをここで働かせていただけませんか？」
おかみさんはじろじろと天使とダルク坊やを見ながらいった。
「そりゃ。あんたならぜひ手伝ってもらいたいけど、あんたたちど
こから来なさった？」
天使は答えられなかった。ダルク坊やがずっと暮らしていた昔の
家のことをいった。
「そうかい。都会から来なすったかい。うちの父ちゃんがちょっと
出かけてるからちょっとゆっくりして待っておくれ」
そう言うと、機嫌よく料理を並べると帳場に戻っていった。
二人は喜んで顔を見合わせた。料理はおいしかった。食べてしま
うと、さて、手持ち無沙汰で落ちつかない。ダルク坊やはきょろき
ょろしてまわりの様子をうかがっている。
そのうちに一人の男と目が合った。にこっと笑う。天使もその男
を見た。若いのか、もう人生の盛りをすぎたのか、年齢のわからな
い顔立ちだ。
そうしてるうちに、その男が天使のほうにすっと近づいてきて、
「俺が店を出たらすぐにそとに出てこないか？」と、ささやいた。
それから、男はおかみさんを呼び、勘定をすませ店を出ていった。
その後姿が見えなくなって、天使は立ち上がった。ダルク坊やも
同じ思いだったからすっとたち上がって、お金を払わずに店を出る
のは気が引けたが、なにげなさそうに男の後を追った。
つづく。
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