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Date: Fri, 17 Dec 1999 12:03:31 +0900
From: "k" <ui@peach.plala.or.jp>
Subject: [bun 00381] きるしぇさんへの感想
To: <bun@cre.ne.jp>
Message-Id: <006901bf483b$6d80ef60$53a999d2@fmv>
References: <015701bf3710$52e05060$4da999d2@fmv> <3858E0BBE6.C7E1SAKURA_O@ma3.justnet.ne.jp>
X-Mail-Count: 00381

はじめまして。こんにちは。Kです。
本来はないところの感想をわざわざ送ってく
ださってありがとうございました。
読んでいて辛い所もありましたが、やはり、
感想を書いていただけたことには感謝しま
す。
それで、まあ当然の結果として、あれだけの
事を書かれれば、私としても考え込まざるお
えないので、その考えたことをここで書きま
す。
まずひとつは、実は私もあつしさんの作品に
ついて、大筋ではきるしぇさんが感じたのと
同じことを感じたということです。
ですから、今回私がきるしぇさんに、きる
しぇさんがあつしさんに言ったのと同じよう
なことを言われて、はじめて、あつしさんが
どれほど傷ついたのであろうかということが
想像できました。
少なくとも私は傷つきました。
おかゆきさんのものは感想ですが、きるしぇ
さんのものは攻撃です。
自分とは異なる価値観を持った存在へのあか
らさまで、しかも幼稚な種類の攻撃だと思い
ます。
ならば、そのようなえらそうなことを言うこ
とが出来るきるしぇさんが、どれほどの作品
を書いているのだろうかと思って、三つとも
読まさせていただきました。
正直言ってどの作品も作者本人と同じように
幼稚だとしか感じませんでした。
どこかで聞いた言葉と、どこかで教わった感
情を持ってきて、必死で作り事の世界を書い
ているようにしか感じません。
その作者にしか書けない奥行きのある世界を
感じません。
どうやって書けば見栄えがするかな、など
と、必死で他人の価値観で考えている、非常
に薄っぺらな感性しか感じません。
あんな安っぽい作り事の物語を一生懸命書く
価値が本当にきるしぇさん自身にはあるので
しょうか?
まずはそこの所からして私には信じられませ
んでした。
まだ作品を読んで五分ほどしかたってないの
に、もう私の頭の中には何も残っていませ
ん。
全部その辺で一回くらい聞いたことがあるよ
うな話ばっか・・・。
小学生が先生に褒められるために必死で人の
物まねをして描いた絵と一緒・・・。
わけわかりません。
子供じゃないんだからもうちょっと自分を出
したらどうなんでしょうか。本当に幼稚で
す。稚拙です。オリジナリティーがない。
まあたぶん出すほどの自分もないのだから
しょうがないとは思いますが。

ということで私のきるしぇさんの作品への感
想はいかがでしたでしょうか。
腹がたったでしょうか。もしも腹が立たな
かったとしたらあなたはバカです。アホで
す。トンマです。
こういう感想や批判は絶対に書いてはいけな
いことなんです。
誰にだって書く理由があって書いているんで
す。
その理由が、これは褒められる理由だが、こ
れはけなしてもいい理由だなんてことは絶対
にないはずです。
それぞれの人がそれぞれの理由によってがん
ばって書いたからこそ人に読んでもらいたい
のです。
それこそがきるしぇさんの言う「変化への一
歩」なのではないでしょうか。少なくとも私
はそのつもりで小説を書いています。
きるしぇさんがもしもこれからも他人の作品
に対しての批判を続けるのだとすれば、「私
にはわからなかった」、「私には共感できな
かった」、「ここのあたりの描写がもっと詳
しく必要なのではないか」等の表現くらいで
止めておくべきだと思います。むしろ、作者
本人を攻撃するくらいなら何も言わない方が
ましです。相手の顔が見えないからと言って
ちょっと増長しすぎているのではないでしょ
うか。私がもしもあつしさんで、あなたが実
際に目の前であのメールと同じようなことを
言ったとしたら、私はあなたのことを殴るか
もしれません。いえ、殴ることはないと思い
ますが、きるしぇさんだって、よく知りもし
ない人のことを、目の前であれだけは言えな
いでしょう?
それぞれの人の発言によって間違いなく傷つ
くであろう人間が確かに向こう側にいるので
す。
ひとつの価値観が、所詮はどこまで行っても
ひとつの価値観でしかないということがわ
かっていれば、つまり、ちゃんとした大人に
なりきっていれば、あそこまでえらそうな口
の聞き方は出来ないのではないかと思いま
す。
最後にもう一度言います。
作品を生み出すことへの苦労が(自分だけで
はなく他人にもあるのだということを)理解
できないような人は、人の作品を批判するべ
きではありません。少なくともきるしぇさん
の物言いからはそのような思いやりが伝わっ
てきません。
そういう人は、一人で黙って天狗になってい
るべきです。一人でならいくらでもえらそう
なことを言って下さい。
私は、少なくとも、『自分だけに書ける物
語』を書こうとする姿勢に関しては絶対にあ
つしさんの方が上だと思います。
ただし、これもひとつの価値観でしかないの
です。
どんな物語を書こうが、どのような理由で物
語を書こうが、それは本人の勝手です。
決して作者の人間性までをも否定するような
権利は誰にもないのです。
はあ、疲れた。

えっと、それはさておき…(ここから話が変
わります)。

私は、「自分の心象風景にこだわっている」
し、「牛丼屋さんに入ったら、何も言わない
のに、店員さんが卵をつけてくれる」みたい
なのを願っていますよ。そんなのわたしから
すれば当たり前ですよ。そんなものもないよ
うな奴が小説なんか書こうとするなっちゅう
の。映画かアニメかマンガの世界にでも行っ
て、次々と使い捨ての作品でも作っとけっ
て。その辺にいくらでも転がってるゴミみた
いな奴をね。
(しまった・・・。言ってるそばから自分が
えらそうになってしまった。)
でも、そのようなものが私の作品の質を落と
す、あるいは、不平不満に聞こえてしまうよ
うであれば、これはちょっと問題だ。
理解してもらえないことにはぜんぜん平気だ
が、『勘違いされる』のは困る。
おかさんの感想はおかさんの自然体な感性
(わからないものに対して、必要以上の攻撃
衝動を感じない)に感動したが、今回のきる
しぇさんの感想は、私の作品が勘違いをされ
る可能性を秘めていることを知らされて
ショックだった。
でもまあ、そういう自分の理解力のなさを意
味のない攻撃でごまかそうとする人も、世の
中にはいますからね。バカは気にしないって
のもひとつの手か?
あうっ!またいけない発言を・・・。

まあ、いろいろ言ったけど、とにかくこれか
らもがんばって作品を書きます。それだけは
変わりません。
長くなってすみませんでした。
おわり。








    

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