ちえみです。こんばんわ。
Kさん、こんなに長い感想、ありがとうございます。
とても感動しました。
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----- Original Message -----
From: k <ui@peach.plala.or.jp>
To: <bun@cre.ne.jp>
Sent: Tuesday, December 07, 1999 2:26 AM
Subject: [bun 00364] 「針金の指輪」の感想
> なんだろう?
> 文章も上手だし、状況に違和感があるところもないし、話運びもスムーズだと思
う。
> だから「これはこういう話なんです」、と言われたらたぶん文句の付け所はないん
> じゃないでしょうか。
ありがとうございます。
でも、「こういう話なんです」とは言えません。
読まれた方に、そういった感想を持たせてしまった以上
この作品は完全な失敗ということですよね(ToT)
> たぶん読者側の欲求としては、常に何かのカタルシスを求めているんじゃないで
しょ
> うか。
そうですよね!
本を読むときって誰でも、常に感動を求めてますもんね。
今回、自分で話を創るときにこんな重大なことを
すっかり忘れてしまっていたようです。
気づかせてくださってありがとうございます。
> うまく言えませんけど、悲しいことを「悲しい」と言うだけの作品と、悲しいこと
を
> 「悲しい」+αで表現できている作品とのあいだには、無限の隔たりがあるように
思
> います。
> そしてそのαが大きくてわかりやすければわかりやすいほど、多くの人々がその作
品
> に対して共感をしてくれるのではないでしょうか。
「悲しい」+α
そうなんですか! (悲しい)話を創るってことは。
今まで、そんなこと考えたこともありませんでした。
なんか、今すごく感動しています。
目からウロコがとれたような気がします。
Kさんのアドバイスを踏まえて
この作品、改稿してみようと思います。
主人公の「朱実」の悲しみをなぜ書くのか、
その基本に立ち戻り、考えなおしてみます。
Kさん、ほんとうにありがとうございました。
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青田ちえみ
mailto: s6ee846@ip.kyusan-u.ac.jp
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