こんにちは、渡辺です。
流さんの「丘へ上る道」の感想です。
その前に、
> 僕にとっての問題は、こういうときでも『小説』を書くことができないということで、
これは僕が小説というものに、つねづね疑問を感じているからかもしれません。
この部分、具体的にどういう意味なのか分かりませんが、なんとなく
共感してしまいました。私も、小説を書くのが苦手です。砂倉さんの
おっしゃるように小説が「ドラマ」であるならば、私は人間の心理描
写が苦手なのかなぁ、と思いました。スケッチのような情景描写は好
きなのですが。あ、感想じゃなくて私事になってしまった。すいませ
ん。以下、感想です。
個人的には、こういう平坦な作品が好きです。
特に場面設定が私好みです。信号所というなんとなく想像はできる
けど、実際にどいう所か分からない場所。人気のない工業地帯。信号
所へ向けて上る土の道。どれも、情景を想像してしまいます。
ただ、単調なので、後半、読みながら飽きてくる感じがします。特
に、後半の「あのような土の道は、」の段落、なんか、土の道の欠点
ばかりが長く続いているように思います。それと、なんとなく描写が
分かりにくいのかしら。2回読んで、彼が小学生だ、ということが理
解できました。最初、母親と一緒に彼に会いに行くので、彼は父親か
な?兄弟かな?と思いました。
以上、失礼いたしました。
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渡辺 宙子
watanabe-thk@umin.ac.jp
tel/fax 022-244-2777
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(bun ML)
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