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Date: Sun, 08 Aug 1999 02:25:12 +0900
From: クリス・M・東 <c.m.@thepentagon.com>
Subject: [bun 00268] 『丘へ上る道』の感想
To: bun@cre.ne.jp
Message-Id: <37AC6BF8.3043@thepentagon.com>
References: <199906071551.AAA24850@soda3.bekkoame.ne.jp>
X-Mail-Count: 00268

 流さんの今までのメールを読んでいて、どんな作品を書く方なのかな、と興味
を持っていたので、『丘へ上る道』、とても楽しく読ませていただきました。

 とても夢のあるノスタルジックなタッチで、お人柄が想像できるような気がし
ました。最後の2文がちょっと切なくて私は好きです。

 ただ、詩を書く方にしては、というか、言葉数がちょっと多い印象を受けまし
た。特に中盤は、くどいと感じる人もいるかもしれません。この作品はこんなに
短いのですから、一つの描写を簡潔にまとめないと、バランスがとれなくなって
しまう恐れがあります。また、出だしはそうでもないのに、中盤から急にセンテ
ンスが長くなっているのも、その一因かもしれませんね。あれもこれもと欲張ら
ずに、表現をそぎ落としていく工夫をしてはいかがでしょうか。冒頭はかなり意
識して書き出していたのが、中盤から筆の勢いで普段の癖が出てしまったのかも
しれませんね。

 最後に、「今だに」は「未だに」の変換ミスかな、と思います。蛇足ながら
…。
    

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