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Date: Fri, 4 Jun 1999 00:20:25 +0900 (JST)
From: poetlabo@cap.bekkoame.ne.jp (T. Nagare)
Subject: [bun 00241] Re: [tool] Re:  どうやって小説を書くか
To: bun@cre.ne.jp
Message-Id: <199906031520.AAA22915@soda3.bekkoame.ne.jp>
X-Mail-Count: 00241

流です。

職場では、窓々95の入った不治痛な帳面型を使わされております。CPUは166MHzのPe
ntium MMXに過ぎないのに、MS-IE4などという大飯喰らいがいたので、どこまでも動
作が不安定なまま、ついに『エクスプローラをイントスールしてください』などと遺
言を残して息絶えました。OSを再インストールする際、IE4以降は二度と使わないと
心を決めたので、以後はそこそこ快適に動いております。

アパートに戻ると、Macintosh Performa 5420 がデンと据えてあります。なにしろA
pple社の株がどん底に近い頃の製品なので、Macintoshらしさが限りなく薄れてしま
っていますし、性能は大したことないし、拡張性も限られています。でも、放り出す
気にはなれません。

さすがに机上型を持ち運ぶ気はしないので、Power Book が欲しかったのですが、G3
Power Book は大きく重かった。ので、♯のB5版サブノート機であるMebius PJ-1 を
買いました。PJ-1にはあのやくざな窓々98が入っております。さすがによくコケるの
で、早いとこLinuxでも入れてデュアルブートにしたいものです。



そういう具合に異なるコンピュータ間でファイルを持ち回るので、基本はテキスト
ファイルです。これなら特定の環境に依存しないし、ファイルが軽いし、エディタは
数多く出ているし、取り扱いの自由さにおいて申し分ありません。

いろいろと飾り付けをしたいときにはスタイル付きテキストか HTML 4.0 + CSS1 、
表を書くなら CSV や SYLK、データベースなら dbase と、テキストファイルにもい
ろいろあるので、不自由は感じませんし。



エディタの選び方は結局個人の好みではあるでしょう。一応僕が使っているものを
挙げておくと、MacintoshではJedit、Windowsでは秀丸がメインです。どちらとも最
新版はスタイル付きテキストに対応したので、一字ずつのスタイル指定が可能です。
僕はエディタで直接HTMLを書いているので、いろいろとタグを色付けなどして遊んで
おります。

僕がエディタを選ぶポイントの1つは、行間が変えられるかどうかにあります。行
間を空けられないと、日本語の文章はぎちぎちに詰まって、読みにくくなりますから。

また、インターネットで使うとなると、Shift_JISでは具合の悪いことが多いので、
文字集合ISO-2022-JPやEUC-JPへの対応が望まれます。



Windows機であるPJ-1には、当然のように秀丸が入っていて、今、これのマクロをい
くつか書いてみているところです。Apple Scriptよりも軽快で構造化しやすいので、
これはなかなか悪くありません。

ただ、秀丸では縦書きができないので、縦書きのできるMintというテキストエディ
タ(Cool Mint Editor, for Windows 95/98/NT 4.0)を試用しています。

http://www.webinter.net/pbd/mint_feature.htm



このMintエディタは縦書き・横書きが自由に変えられるばかりでなく、行間の調整
も細かくできるし、重いファイルもあっさり読めるし、マクロなど付加機能を別にす
れば、秀丸の向こうを張るのに十分な性能を持っています。縦書きで編集していると
ちょっと癖のある動きをすることがあったりして、まだ未熟ではあるけれど、将来性
十分なエディタです。



ただ、一番いいのは、自分で自分の使うソフトウェアを作ってしまうことでしょう
。マクロ言語しか使ったことがないので、(VBとかはサテオキ)Cくらいはマスタし
ておきたいな、とも思うし。プログラムを書いて動かすということ自体、楽しそうだ
し。自分でコーディングしなくても、何が欲しいのかを考えて仲間を集めて作ってし
まう、というのもありだし。



今のコンピュータのあり方や使い勝手などについては、いろいろ言いたいこともあ
ります。しかし自由な場所であるインターネットで、「あれがない、これがない」と愚
痴を垂れるばっかしでは、誰も聞いちゃくれないでしょう。何か自分にできることを
やっていきたいと思っています。

魔術幻燈 ☆★☆ 流琢弥/萩原學/硯研一郎
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