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Date: Tue, 1 Jun 1999 22:16:44 +0900
From: "Jun Nozaki" <junn@lime.plala.or.jp>
Subject: [bun 00226] new
To: <bun@cre.ne.jp>
Message-Id: <00b901beac31$2dbeb340$492a99d2@vaio>
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初めまして、みなさん
野崎と申します。

ネット初心者ですが
ml−bunに飛び交う言葉の中から
さだまらない私の考えに
形を与えてくれるものを見つけていきたい
そう期待しています。

めくってもめくっても、次のページが現れるこの世界の構造は
慣れることのできない、驚きです。
「終わりのない・・・」という物語がありましたが
それと同様に、止めどころを見失ってしまいそうな
いらだちを感じることがあります。

スクロールマウスの必要性も実感しました。
横書きの文字が、縦に流れていく
それが、ここでの文字表現の基本なのですね。
一つの行を短く区切る傾向が強いのは、恐らくその方が読みやすいからでしょう。利
用できる幅を目一杯に使ってしまえば、次の行頭に戻るためにはより大きく視線を動
かさなければなりません。心理的な間隙も深くなり、文字を意味に変えていく心の流
れが途切れてしまいます。それに、人の目は縦よりも横の動きを負担とするように思
われます。また、与えられた空間をひたすら文字で埋めてしまえば、何かの文様のよ
うに単調で、目に楽しくありません。

画面の構成が、そのとき表示されている情報だけで完結する構成なら
つまり、スクロールする必要がなければ
英字新聞のように、短い行を何列かに配置するようなレイアウトが
今後増えていくかもしれません。

しかし、日本語と文字、そして
漢字は、縦書きを原則に洗練されてきた。
そう信じている私としては
物語性を持った表現が、ここで本当に育っていくのかどうかには
懐疑的です。

正直にいえば
自分の感情を移入していくためのものとしては
ゴチックの横書きに対して
違和感を持つのです。


    

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