こんにちは、柴原です。七田さんがおっしゃる通り、みなさん続々と
名乗りを上げていらっしゃいますねえ。何やら梁山泊の様相を
呈してきた文章研鑽ML。今後の展開が楽しみです。
さて、合評会についての、流さんの意見なのですが、ちょっと
私見を述べさせて下さい。
T. Nagare wrote:
> ちょっと何か批判されたくらいで放り出す程度の熱心さなら、ものを書いて人
> に見せ
> るようなことは止めてほしいと思いますし、批評を許さないような合評会では
> 効果は
> 半減するでしょう。
確かにそうですね。お互いに傷をなめ合っているだけでは、
進歩はあり得ないと思います。
ええと、しかしですね、文章を書くという行為への関わり方は
人それぞれであるという、その部分への理解をした上で
批評していくということが、大切なのではないかと思うんです。
ちょっとストレートな言い方で批評されても、そのエッセンスを
上手にすくい取れるぐらい腰を据えて「文章を書く」という行為に
取り組んでいる方も居るでしょう。その一方で、「表現する」ことの
楽しさに目覚めたばかりで、「どうやったらより上手く他人に
伝えられるだろう?」と考えてこのMLに入ってきた方もいらっしゃると
思うんです。(僕も後者のクチですけれど)
「ものを書いて人に見せるなら、ちょっと批判されたぐらいで放り
出してはいけない」というお考えにはうなずけますし、ついつい
馴れ合いを求めてしまう自分に、良い意味で釘をさされたなと
思います。
しかし、「批判されて放り出す程度の情熱なら、ものを書いて人に
見せるのはやめて欲しい」という言い方をすると、人によっては
クスリが効きすぎて、流さんの発言の趣旨をくみ取れる前に、
耳をふさいでしまうかもしれません。
それではもったいないと思うんですよ。
批評に際し、誉め言葉を使う使わないが重要なのではなく、
肝心の点は批評された相手に 理解されるかどうか、抽象的な
言い方をすれば、「心に届くかどうか」なのではないでしょうか。
> もしも皆さんが、みんな遊びでやってるだけだから真剣にやらないほうがい
> い、と仰
> せになるのなら、僕はここに出てこないほうがいいでしょうね。
いえいえ、そうおっしゃらないで下さい。流さんのように、確固たる
基本方針を持って文章を書いていらっしゃる方というのは、この
MLにとって貴重だと思います。僕自身、合評会というのは経験
したことがないですし、下手をしたら何も得るところのない物に
なってしまったかもしれません。ひとつの方向性を示して下さった
というだけで、貴重な発言だと思います。
ただ、歯に衣着せない、ストレートな批評をするから真剣、そうでは
ないから遊び、というふうには、必ずしもならないと思うんです。
影響を受ける言葉って、必ずしも檄文みたいなものではなかったり
するじゃないですか。
> いかん、前フリばかり長すぎる。とにかく合評会というのは技術を磨くための
> 重要な
> 方法なのだし、MLというのは特定の話題について議論をするにはうってつけの
> ツール
> なので、やるならさっさとやらんかい!
ももも、もうちょっと「やり方」についていろいろな方の意見を
聞いてからにしてみたいのですが・・・。
・・・あああ、こういう時に「では、どうぞっ!」と自分の作品を
まな板の上に置ければ良いのでしょうが、何というか、どうも
まだ、ちょっとその・・・。言行不一致で済みませんが、もう少し
お時間を下さい。
ちょっと最後が腰が引けてしまいましたが、どうぞよろしくお願い
致します。
柴原 智幸
Goto
(bun ML)
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