Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Fri, 28 May 1999 01:09:24 +0100
From: Tomoyuki Shibahara <mihoshi@uk2.so-net.com>
Subject: [bun 00210] Re: 合評会?
To: bun@cre.ne.jp
Message-Id: <374DDEB4.4EE523A@uk2.so-net.com>
References: <199905271817.DAA04594@soda1.bekkoame.ne.jp>
X-Mail-Count: 00210

こんにちは、柴原です。七田さんがおっしゃる通り、みなさん続々と
名乗りを上げていらっしゃいますねえ。何やら梁山泊の様相を
呈してきた文章研鑽ML。今後の展開が楽しみです。

さて、合評会についての、流さんの意見なのですが、ちょっと
私見を述べさせて下さい。

T. Nagare wrote:

> ちょっと何か批判されたくらいで放り出す程度の熱心さなら、ものを書いて人
> に見せ
> るようなことは止めてほしいと思いますし、批評を許さないような合評会では
> 効果は
> 半減するでしょう。

確かにそうですね。お互いに傷をなめ合っているだけでは、
進歩はあり得ないと思います。

ええと、しかしですね、文章を書くという行為への関わり方は
人それぞれであるという、その部分への理解をした上で
批評していくということが、大切なのではないかと思うんです。

ちょっとストレートな言い方で批評されても、そのエッセンスを
上手にすくい取れるぐらい腰を据えて「文章を書く」という行為に
取り組んでいる方も居るでしょう。その一方で、「表現する」ことの
楽しさに目覚めたばかりで、「どうやったらより上手く他人に
伝えられるだろう?」と考えてこのMLに入ってきた方もいらっしゃると
思うんです。(僕も後者のクチですけれど)

「ものを書いて人に見せるなら、ちょっと批判されたぐらいで放り
出してはいけない」というお考えにはうなずけますし、ついつい
馴れ合いを求めてしまう自分に、良い意味で釘をさされたなと
思います。

しかし、「批判されて放り出す程度の情熱なら、ものを書いて人に
見せるのはやめて欲しい」という言い方をすると、人によっては
クスリが効きすぎて、流さんの発言の趣旨をくみ取れる前に、
耳をふさいでしまうかもしれません。

それではもったいないと思うんですよ。

批評に際し、誉め言葉を使う使わないが重要なのではなく、
肝心の点は批評された相手に 理解されるかどうか、抽象的な
言い方をすれば、「心に届くかどうか」なのではないでしょうか。
 

> もしも皆さんが、みんな遊びでやってるだけだから真剣にやらないほうがい
> い、と仰
> せになるのなら、僕はここに出てこないほうがいいでしょうね。

いえいえ、そうおっしゃらないで下さい。流さんのように、確固たる
基本方針を持って文章を書いていらっしゃる方というのは、この
MLにとって貴重だと思います。僕自身、合評会というのは経験
したことがないですし、下手をしたら何も得るところのない物に
なってしまったかもしれません。ひとつの方向性を示して下さった
というだけで、貴重な発言だと思います。

ただ、歯に衣着せない、ストレートな批評をするから真剣、そうでは
ないから遊び、というふうには、必ずしもならないと思うんです。

影響を受ける言葉って、必ずしも檄文みたいなものではなかったり
するじゃないですか。
 

> いかん、前フリばかり長すぎる。とにかく合評会というのは技術を磨くための
> 重要な
> 方法なのだし、MLというのは特定の話題について議論をするにはうってつけの
> ツール
> なので、やるならさっさとやらんかい!

ももも、もうちょっと「やり方」についていろいろな方の意見を
聞いてからにしてみたいのですが・・・。

・・・あああ、こういう時に「では、どうぞっ!」と自分の作品を
まな板の上に置ければ良いのでしょうが、何というか、どうも
まだ、ちょっとその・・・。言行不一致で済みませんが、もう少し
お時間を下さい。

ちょっと最後が腰が引けてしまいましたが、どうぞよろしくお願い
致します。

柴原 智幸
 
    

Goto (bun ML) HTML Log homepage