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Date: Sun, 17 Mar 2002 18:16:35 +0900
From: FURUTANI Shun-ichi <sf@cre.ne.jp>
Subject: [bun 01034] Re: ルールの確認
To: bun@cre.ne.jp
Message-Id: <200203170916.SAA21282@ns>
In-Reply-To: <006001c1cd6b$79983ee0$e06b0dd3@ne.jp>
References: <006001c1cd6b$79983ee0$e06b0dd3@ne.jp>
X-Mail-Count: 01034


On Sun, 17 Mar 2002 13:23:22 +0900
"Sin" <shinni@milk.freemail.ne.jp> wrote:

 電網工房・匠のsfこと古谷俊一と申します。

> ○作品の投稿について。
>  作品を投稿する際、自分の不満点を明記して投稿する事。

>>1.提示者は作品の一部を提示し、意図と工夫、不満点を明示する。
 ですね。「意図と工夫」を明示してもらうことがまず大切です。

「これこれの意図でこう工夫した、うまくいっていますか」
 こう聞かれれば、上手くいっていると思う、ここがまずいのではないか、ここ
を改良すればいとに添えるのではないか、と建設的に提案しやすいんですよね。

 そういった基準や論題が明確でないまま、単に「これを批評せよ、改善点を指
摘せよ」と言われても、うまく提案のしようがないんですよね。
 てんで勝手に批評者の好みと手癖と自動的反応だけで反応するか、定式的な原
稿用紙の使い方や日本語の正誤を指摘するに留めることになってしまいますから。
実際、Webでの感想とか批評を見ていて、そう感じませんか?


> ○批評するに当たって
>  投稿者の不満点以外の口出しは禁止とする。
>  こうすると、さらに作品が良くなるよ、というのも禁止。

 そうなります。
 論題からズレたよけいな一言にたいして瑣末にこだわることが、ネットワーク
コミュニティを混乱させる最大の原因ですから。
 自覚していない欠陥を、親しく話しているわけでもないMLの参加者が指摘する
と、どうしても反発しますし。指摘、反論、再反論、などで言葉尻を捕らえつつ
牽強付会して、どんどん泥沼に陥るのは避けたいわけです。


> 過去ログにあった、テーマを出し、皆が一斉に書いて、
>投稿するといった場合にも、自分の不満点を明示してい
>なければダメであるって事ですよね。

 そうですね、テーマ投稿は企画的には楽しいのですが、文章技術の鍛錬という
意味では、個々人の鍛錬でしかないとおもいます。それも大切ですけど。
 もしそのようなテーマ投稿を楽しみたい、参加したい人がいれば、別途用意し
ます。チャットのほうでは最近定期化していますから。
	http://www.cre.ne.jp/writing/event/


 このML的は、
「これこれの題材をこれこれの意図が伝わるように表現する」
「これこれの文章をこれこれの意図が伝わるように書き直す」
 タイプのものがテーマ投稿企画として適していると思います。大学の文章講義
なんかでありますよね。原稿用紙半分から一枚程度で書くといいと思います。


> 市場に出回っている作品の感想もダメって事ですかね?

 純粋に作品への感想ですと、ふつうに読書系のMLなどが沢山ありますよね。
 技術的にここが見所、ここに感心した、こんな文章技術を使っている、などを
紹介するのでしたら、 [book] のヘッダで書いてみると良いと思います。


sfこと古谷俊一 / 奈良県香芝市在住 / ICQ # 6549565
(個人事業)電網工房・匠 http://www.koubou.com/
「創作文芸の書き手と読み手の底上げ」を目ざす最古の創作文芸情報メール誌
http://www.cre.ne.jp/writing/maga/BK/ 「文芸広報」創刊1997/07/15
<URL:http://kataribe.com/> TRPGを中核とする創作コミュニティ 語り部総本部
<URL:http://www.cre.ne.jp/> 創作者のためのサービスプロバイダ CRE.NE.JP

    

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