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Date: Wed, 14 Feb 2001 07:48:27 +0900
From: kazuki <aaq45040@hkg.odn.ne.jp>
Subject: [bun 01002] Re: わたしの執筆環境 :	新企画募集開始
To: bun@cre.ne.jp
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 軍光一@夜寒くて時々チャットを休む です。
 流し流し。
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わたしの執筆環境

 わたしの執筆環境という話であるが、執筆といっても、なにを書くかによっ
て環境は大幅に変わる。それに、あれやこれやと色々実験して変えることもあ
る。
 それでも、ここ最近のわたしの執筆環境について書いてみよう。
 
・ハードウェア
 わたしは執筆に関しては、ほとんどパソコンを利用している。これを読んで
いる人のほとんども、そうなのではないだろうか?
 パソコンでの執筆は、急いで書いたものでも文字が読みやすい、書いたもの
の管理が容易である、大量の文章を書いても指が痛くなったりしない、などの
メリットがある。もちろん修正が容易であるなどもある。
 ただ、わたしの場合デスクトップであるので、どこでも執筆、というわけに
はいかない。持ち運びできるパソコンがもう一台欲しい今日この頃である。

・ソフトウェア
 なにを書くかによっても異なるが、基本的にエディタとアウトラインプロセ
ッサを利用している。
 ただ文章を書くだけなら、ワープロソフトよりもエディタのほうが優れてい
るということは、いまさら言うことでもないかもしれない。
 わたし自身あまり高性能なパソコンを使っているわけではないので、ワープ
ロソフトよりも、はるかに軽いエディタは重宝する。文字が表示されるまでの
時間からして圧倒的に違うのだから。その他の作業についても同様である。推
敲の際に、画面を見ながら感覚のみでDeleteキーを押していて、重いせいでつ
いつい余分に消してしまうワープロソフトなんて嫌いだ。あ、わたしがただ単
に頭悪いだけか。それはともかく、カットアンドペーストなど推敲に必要な作
業も、軽い方が快適である。
 語り部のエピソードなどはこれだけで十分であるが、『軍光一のPBMへの案
内状』のような連載ものだと、全体の構成のためにアウトラインプロセッサを
使うことにしている。
 もの書きをする人は、「最初から書きながら、順番に内容を作っていく人」
と「全体を大まかに作ってから書き出す人」の二種類に別れるようだ。わたし
は後者であり、前者の方法で書き出して、完成したことがほとんどない。困っ
たものである。
 アウトラインプロセッサはプロットや編別構成を考える際に便利である。だ
から、連載ものやある程度の長さのものは、最初にアウトラインプロセッサで
全体の概要を作ってから、エディタで細かいところを詰めるようにしている。
 結局、ワープロソフトは印刷ぐらいにしか使わない。文章チェック機能がつ
いているワープロソフトもあるが、一文が長いだの、二重否定を使うなだのと
、うっとおしくてほとんど使わなかった。ただし、『軍光一のPBMへの案内状
』では平易な文章を書くのに四苦八苦してしまったし、使ってみようかとも思
う今日この頃である。

・部屋
 わたしの部屋はとにかく汚い。特にパソコン周りは汚い。
 何を書くにもパソコンを使うため、手に取りやすいようになんでもパソコン
周りにおいてある。メモ書きだの参考文献だのも、パソコン周りに積み重ねら
れている。
 ……掃除しないとなあ。

・辞書
 一応辞書は複数持っていて、悩んだときにひいたりする。
 専門用語の際には、図書館などを利用して、なるべく専門の辞書や辞典をひ
くことにしている。
 電子辞書、欲しいなあ。

・環境としての協力者
 IRCチャットの#もの書きで、できたものを見てもらったり、何か問題が生じ
たことがあったときに相談に乗ってもらったりしている。
 ホームページに作品を載せたりしても、実際には感想はほとんどもらえない
のが現状である。信頼できる助言や感想をもらえるコミュニティというのは、
なかなか重宝する。
 また、『軍光一のPBMへの案内状』では編集者のsfさんに大変お世話になっ
た。

 こうして見ると、まだまだ試行錯誤の途中という感が否めない。
 世間でもハードもソフトも次々と新しいものが出てきているし、当分こんな
調子なのではないだろうか。

参考文献
本
中尾浩 『文科系のパソコン技術』 中公新書 1996年
ホームページ
作家でごはん! http://www2u.biglobe.ne.jp/~hfk/
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